「素敵な偶然」
キャリカウンセラーの資格を取るために勉強しています。テキストには様々な理論が紹介されていて、こんなに覚えられるのか?!と思いながら蛍光ペンを引いてテキストがまっ黄色です。
すべての理論が目的を達成するために、不確実性を減らし、適時に己の内面を覗き込み評価をしたり予測をすることで、目的(キャリア)が達成される。ということになっているのですが、
僕のようなハードコアな若モノを相手にしてきた身には「それはさあ」とか、「わかるけどなあ」とか、最終的には「おいおい、人生ってそんなものかよ?」なんて思ってしまうのです。
そんな僕にも、大好きな理論が出来ました。ちょっと素敵なのでみなさんにご紹介。
それは「プランド・ハプンスタンス・セオリー(Planned Happenstance Theory)」と言って、これまでの古い研究では無視されて来た偶然性にスポットを当てたクルボンツって人の理論です。
「偶然の出来事の影響を無視したり、過小評価したりするよりは、それらの持つ重要性を認識、利用し、またそれらを積極的に生み出すこと」
予期せぬ出来事を不幸なものとは考えず、チャンス(機会)として捉えることが出来れば、人生どれだけ楽しいか!「計画された偶然理論」っていうらしい。
でも、こんな話しはカウンセラーのテキストではなく、ロックンロール・レジェンドから町のライブハウスでボソボソと歌うローカルシンガーまでが、歌い続けていることで、みんなが知ってる人生を生き抜くためのスキルだと思う。下に挙げた5つのスキルなんて、飲み屋の便所に貼ってあってもおかしくないもんなあ。
だから好きなんだけど(笑)。
クルボンツは、偶然の出来事を「プランド・ハプンスタンス」に変えるには5つのスキルが必要だとしています。
- 好奇心:新しい学びの機会を模索せよ。
- 持続性:失敗に負けず努力し続けよ。
- 柔軟性:姿勢や状況を変えよ。
- 楽観性:新しい機会は必ずやって来てそれを自分のものにすることが出来ると考えよ。
- 冒険心:結果がどうなるか見えない場合でも行動を起こせ。
かっちょいい!特に4の楽観性と5の冒険心。5なんかは僕が座右の銘にしている「見る前に跳べ」だし。ここまで学んで来たことをすべてひっくり返すような理論が溌剌とした気分にさせてくれる。
Today's BGM is
MONEY MARK/Brand New By Tomorrow(2006)
おもちゃ箱をひっくり返したような、日常のリトルハッピネスを音にしたようなマニー・マーク。これはジャック・ジョンソンのBrushfireRecordsへの移籍第一弾アルバムということもあり、これまでのエレクトリックなアプローチからアコースティック寄りになったことで、僕の中では「永遠を手に入れた」アルバムとなっている(笑)。