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2007年9月23日 - 2007年9月29日の5件の記事

2007年9月29日 (土)

Suggestion

近頃。大好きなアーティストの名前が浮かばなかったり、聴きたいレコードが見つけられなかったり。酷い場合はCD屋で欲しくなったCDを睨みつけながら「ひょっとしたら持っているような気」がしてしまう。検索能力が著しく低下しているのである。

そんな、記憶障害気味の僕の手元に、ついにキャリア・カウンセラー養成講座(CDA)のテキスト全六巻+αが届いた。

大丈夫なのだろうか?

こういう場合の特効薬が21世紀には開発されているはずじゃなかったのか?!

「まあ僕はね、別にキャリコンになりたいわけじゃないんですよ」

どうでしょうか、この明確な逃げ。

「私の潔い自己防衛本能の気高さときたら!」と、大江健三郎風に叫びたくなります。

まあ、冗談はさておき。

僕は今の仕事(引きこもり・ニート・フリーターの自立支援)を始めた時に、頭でっかちのお仕着せ(恩着せはmore最悪!)の支援者になりたくなかったから、五年は本を読むのを止めようと決めた。そんなに仕事が続くとも思わなかったし(苦笑)。

八年が経った今。未だにそれらしき本を読んでいない。

ちょうど楽譜が読めないギター弾きの僕が、専門書と格闘した末に「なんだいつもやっているあれのことか」と肩を落とす徒労感に酷似しているのである。

「引きこもり」から「ニート」という言語の変化がもたらした若者を経済の観点から捉えた場合の視点は僕にはなかったのでとても新鮮であったが、支援者としての教養の域を脱しない。

それらを読んだところで、自分自身の支援者としての蘊蓄が溜まるだけで大人を納得させるボキャブラリーにしかならない。すなわち現場で若者と対峙する際には屁みたいなものなのである。

だから読まなかったし、学ばなかった。

でも今は違う。保護者だけではない大人たちと僕は対等に、時には指導的に関係を成立させなければならない。それは行政関係者、様々な研究者に教育関係者、一般企業のお偉いさんから町の商店のおっちゃんであったり。若者を支援している支援者(キャリコン、臨床心理士、ソーシャルワーカー)にも僕の言葉を理解してもわなければならない。

個人の経験だけでモノを言うフォーマットから抜け出した世界で僕は活躍したい。

そのとっかかりがキャリアカウンセラーになるということなのだ。

と、自分を鼓舞しているが、もう一度言おう。

「まあ僕はね、別にキャリコンになりたいわけじゃないんですよ」

僕の未来に向けて、サジェスチョン(暗示・示唆)が得られればまずは良しとする。

Today's BGM is
AMOS LEE/SUPPLY AND DEMAND(2006)21qb40jdw3l_aa115_

2005年のBlueNoteからのデビュー・アルバム「AMOS LEE」に続く2nd。期待を膨らませ過ぎ、ジャケも含め購入当時はガッカリしたアルバムですが、小雨降る日曜の午前中にはピッタリのアルバム。声質なんかは違いますが、ジェームス・テイラーあたりのSSWに通じるカントリーをベースにした良質なアルバム。とにかく声と曲がいい。ノラ・ジョーンズのファンはもとより、ハナレグミ好きとかにも聴いてみて欲しいアルバム。

 

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2007年9月25日 (火)

Somebody's Watching You

二週間前。逃げるように職場である支援施設にやって来た17才の女の子がいる。

金髪、玉になったようなマスカラとアイシャドー。

でも、ちょっと今時って言葉の範疇から外れた感が、僕の目には映つる。

一週間前。僕は彼女に、晩飯の促しをした。それだけの付き合い。

そんな彼女がダンスのサークルを見学していた。

僕はたまたま留守番でそれを見守りながらストレッチや筋トレに付き合い、今は筋肉痛。ピークは三日後…。

彼女は踊るわけもなく、退屈そう。僕も踊るわけもなく、次の展開を思案している。

彼女に声を掛けた。

「ブログとか興味ある?手伝うから立ち上げてみない?」

「うん」って僕も素人なんだけどさ。

僕の一方的な会話と、人差し指一本の彼女。

不思議と距離は近い。

苦労の末、彼女のブログが立ち上がる。もちろんココログ!

「じゃあ、記念の日記書いて終わろうか」

結局、次回僕がいなくても更新できるところまでを仕込んだ。

そこに記された言葉にちょっと驚き、ちょっと嬉しかった。

「ブログデビューしちゃったキャー!(絵文字)」

「携帯卒業。これをきっかけにパソコンちゃんと練習しようかな(絵文字)」

なんだかなあ。おじさんにもその感激伝えろよ!

とか思いながら、きっと誰かが君のブログを見てるから。って思った。

誰にも言えない思いとか書いて欲しいな。

おかしなイントロのスライ&ファミリー・ストーンのプリティな名曲
「Somebody's Watching You」を思う。

Today's BGM is
Sly & The Family Stone/The Essential Sly & The Family Stone
51y6p1d0x7l_aa240_「暴動」以降はアルバム聴き。初期はベストでなんていう輩な僕。多いでしょ?僕は「暴動」以降全部レコードなんで、iPod導入以降、こいつは重宝している。「ケセラセラ」が未収録なのには暴動寸前ですが(笑)。ブログのタイトル「Somebody's Watching You」もこれで初聴き。いい曲ですよねえ。スライには他にも「You Can Make It If You Try」とか「Everybody Is A Star」なんていう希望のメッセージが多くて、聴いてて元気が出ます。

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インタビューを受けて学ぶ。

今日のマニュアル作成の合間を縫って、某大学院生のインタビューを受ける。

彼の研究のテーマは「就労・自立生活に特別なニーズのある若者への支援に関する研究」ということなんだけど、

特別なニーズっていう憚りは、いわゆる発達障害のこと。ストレートに言うと引かれてインタビューを拒まれるらしい。

こういう機会はとても大切。質問に答えながら自分のウィークポイントに気付くし、また興味領域を思い知る。

僕のウィークポイントはズバリ数字。データが頭に入らないし、その重要性の認識が甘い。結局、すべての人にプレゼンテーションできるわけないし、僕の仕事っぷりを見てもらうわけにはいかないから、僕の評価は数字でしか判断できない。

僕の心意気や情熱なんか誰も買ってはくれない。それは当然のオプションなのだ。

僕の興味領域は、直接的な支援よりも、それをどのようにシステムとしていけるかということにあるんだと、答えながら実感する。

インタビューを受けて、情報を得ることも多い。彼らは僕よりも当然アンテナを手広く広げてる。それが仕事の研究者。

実践者の僕たちと共存していくには実体験と知識との物々交換しかないだろう。

本日得た知識は二つ。

一つ目は。スイスにはハビリテーションセンターという、イギリスのコネクションズ・サービスよりも予防に力を注いだシステムがあるそうだ。彼の教授が今スイスにこいつを調べに行っているらしい。詳しい情報が入れば報告してもらう手はずをした。

二つ目は。日本の小中学校では、一人ひとりの対応方針を立てなくてはならなくなっているらしく、教師が翻弄されていると。なかったことが以外でもあるが。

でも、その情報が高校に引き継がれず、不登校支援のNPOに提供されなかったらなんの意味もないじゃん、と僕。

「そうなんです」だって。

まだまだ、教育委員会と就労支援の壁は厚く高いですね。

§ハビリテーションの定義 成人や年長の子どもが障害を持った場合、人は様々な治療方法で、以前のような生活や行動へできるだけ再適応できるように訓練をする。これをリハビリテーションという。 

生まれつきの障害があったり人生の初期に障害を負った子どもを訓練する場合は、これは「再適応」とは言えない。そうではなくて、子どもができるだけ普通の生活が送れるよう「適応」させようとするハビリテーションが可能となる。ハビリテーションという概念には、医学的、教育学的、心理学的及び社会的観点から早期に障害を負うことになった子どもへのあらゆる支援が含まれる。

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2007年9月24日 (月)

「集大成」っていちいち欲しい。

今日は、とある素人の方々用に、『ニート・ひきこりの若者への対応基礎知識講座』なるもののテキスト作りをしている。

ニートな彼らは一体何者なのか?

テーマが恐ろしくでかくてけっこう悩む。

簡単に考えていたが、自分がしてきたこの仕事の集大成がこのテキストに凝縮されそうな予感があり、楽しみになってきている。講師も含め、いい仕事がしたい。

ポイントは、素人向けなので小難しく書けない。ということと、文字数が多いと講座がまとまらないのでどこまでシンプルに書けるか。あと、高齢の方が多いと思われるため、文字がでかい、文字サイズ16とか。

これが、この仕事を面白くさせている。

文字数を減らすため、しゃべりの部分と書き出しの部分が補完関係を取る形態で進めているが、しゃべりの部分を、理論や経験談をふんだんに文字化することで、それなりに読み物として面白いものになりはしないかとか、ちょっとビジネスの香りを楽しんでいる。

なんだか棚ぼた的な仕事の展開。大好き。

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2007年9月23日 (日)

起業を思うココロの移ろい

馴染みのマッキーの店に、長くなった髪を切りに行って来ました。Img13_6

やはり起業を目指す僕としては、「爽やかビジネスマン風にして」とリクエスト。これまでの僕は長髪のヒゲとか、坊主のヒゲとか。

相当インチキ臭く、相棒からは詐欺師と罵られていました。

そんな僕を知ってるマッキーは「爽やかって言う時点で間違っている」と一蹴。

「じゃあ、清潔感あるおじさんにして下さい(お願いになってる…涙)」

起業を決意した日からいろいろなことに変化があります。

なんとなくファッションや髪型なんかに今までにはない気配りをするようになってきています。まだまだ娑婆の仕事している人とは思われにくいようですが…。

出会う方にいつか世話になるかも知れない、なんてことを思うと、つまらないことで悪い印象を与えないようにしようとか思うようになりました。

業界の専門誌等への目の配り方も変わったかな。自分の言葉に如何に説得力を持たせるかは,営業をして行く上で非常に重要だし、協力者を募る際にも、感覚だけじゃないんだぜ、ってバックグランドが必要になると思う。

あと、凄く忙しい時や、仕事を投げ出したくなる様な時、「もしもおまえが経営者でも逃げるか?」とさらっと自問し、真剣に仕事に取り組めるようになりました。これはとてもいい変化で、効果と言えるでしょう。

でもね。仕事の好き嫌いが今までもあったけど、さらに酷くなった…。これも「おまえが」とやるんですが、細かい仕事だとつい。

残り少ない今の会社でどのように過ごすか?

誰も知らないカウントダウンは始まっている。

Today's BGM is 
TOM WAITS/BIG TIME (1988)41cvq8dirhl_aa240_
マーク・リボーのギターがアルバムよりもフューチャーされていて好きなんだけど、僕のハイライトは「Train Song」のMCから曲に入る瞬間。ピアノをポロンポロンとテキトーに弾きながら客の笑いを取って行くコメディアン然としたトムが徐に弾き出す哀愁に満ちた「Train Song」のイントロに、トムって野郎のすべてがあるような気がしてる。オリジナルは「Franks Wild Years」に収録。

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