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2007年12月16日 - 2007年12月22日の2件の記事

2007年12月21日 (金)

『NPOの実践経営学』

最近、自分がNPO法人で働いていることを忘れそうになる。暮らしの安定と、仕事に対するクオリティの追求、言い換えると経営側の考えるシアワセと現場側 で考えるシアワセは、いつの時代も相反するものがあるというテーマに対しての軸が、ここ数年、徐々にぶれていってる気がするのである。

だったら株式にして金儲けしたらいいのに。その対価としてシアワセが提供できたら最高じゃんとか。

なので、『NPOの実践経営学』という本を読んでいる。この本を読んでいて、深くうなづくことがしばしば。

以下本文より抽出。

NPOの職員であるが、彼らは大きな社会使命のために、例えば営利企業の高い給与や良い厚生制度等を犠牲にして就職する。したがって、彼らは社会的使命感に基づく観念的満足感により動機づけられていることになる。

また、彼らは天職的職業観に立つ自由願望も強く、上から統制されることを嫌い、自分の仕事は自分で意思決定したいという欲求が強い。

従業員の専門的職業に対するコミットが強いため事業体に対する忠誠心が低いため,従業員は自分の興味と信念が判断基準となり、事業体の目的は副次的になる危険性がある。

職員は社会的に有意義な使命を達成するため奉仕しようとするため、地位や給与という伝統的経営管理手法が通じにくい。

NPOの活動が本質的に市民の自主的活動であり、そしてその成員が高いモチベーションを持っている特質を考えると、権力に基づく上からの統制が経営スタイルとして相応しくなく、また有効でないと思われる。

まさに!

いろいろ考えよう。何も考えずすべてを馬鹿みたいに受け入れている余裕は、人生にはないんだから。

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2007年12月16日 (日)

キャリア教育実施〜あとがき〜

本編で書いたことは表向きの整理された報告ということで、こっちの「あとがき」で今後の起業に絡めて渦巻いた、企画前後の裏話的思いをたらたらと綴りたいと思う。

キャリア教育のNPO立ち上げの話し。とても面白いと思うし魅力的。学校に入って何かしているキャリコンさんはけっこう聞くんだけど、まだまだ手垢に染まっていない市場だということは教育者と話していると実感する。某県の教育委員会の方々にも懇意にしていただいていることや、若干の協力者もいそうなので、チャンスはありなのだ。

県単位や私立公立、進学校とそうでない学校でもキャリア教育の取り組み姿勢は全然違うようだ。そもそもキャリア教育を履き違えている教師が相も変わらず多いようで、特に進学校の先生たちに多いように思えるのは僕の偏見か?

キャリア教育は就職させるための教育であり進学率が何よりも重視される学校にとっては、キャリ教育を受けた生徒が進学ではなく就職を選んだらどうする?と発想し進学率を妨げるものとして受け止められているようなのである。

サポステに来所するニートと呼ばれる若者たちは圧倒的に大卒者が多い。この事実を大学関係者はもとより、高校側にも危機感を抱いていただきたい。無責任に大学に入れて「はい、一丁上がり!」的な進路指導は、もう終わらせなければならない。

「頭がよければ大学に」「頭が悪けりゃ手に職を」という方程式が成り立っていた昭和は終わったのである。大学出がニートになり、手に職をつけても技術力は国内ではなく海外に求められている。

生きる方程式が崩壊した現在、一体全体どんなヤツが生き残るんだ?!

そんな話しを支援者仲間としたのは数年前のことだった。あのとき僕ははじめて「人間力」という言葉を聞きなるほどなと思った。

キャリア教育とは、つまりこの「人間力」を高めることにあるんだと僕の中では結論が出ている。

若者は然るべきキャリア教育を受け、自身の価値観を最も反映してくれる業種を社会の中から見つけ出し、自己実現を果たす過程でもっとも重要な役割を担う通過点として最も相応しい大学(高校)を若選択しなければならない。

入れそうな大学を選択する時代は終わり。高校時代にしっかりとキャリアカウンセリング(教育)を受け、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを限りなく少なくする。もしもミスマッチに気がついたり、大学在籍中に新たな目標が見つかったら、学部変更の手助け等、軌道修正に対してのサポートをしてあげたい。

これが、ニート、ひきこもりになった若者を数年間支援し続けて来た僕が今したいことの一つなのだ。

Today's BGM is

BOB DYLAN/BLOOD ON THE TRACKS〜血の轍〜(1974)
21de3jmwsxl_aa115_ キャリアという言葉は、馬車が通った後のどこまでも長く続く轍(キャリエール)が語源らしい。そして今読んでいる小学生へのコーチングの本で、コーチの語源も目的地に送り届ける馬車が語源だという共通項を見つけ、へえ〜っと思った。NPOの団体名にならないかな?冒頭の「Tangled Up In Blue」の邦題「ブルーにこんがらがって」は秀逸なネーミングである。ザ・バンドとの「Planet Waves」とセットで楽しみたいアルバム。

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