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2008年6月の10件の記事

2008年6月29日 (日)

老人ホームと少子高齢化

こないだ、とある社団の老人ホームの施設長にイベントの打ち合わせでお話を聞きに行って来て、ショッキングな事実の数々を聞いてきたのでご報告です。

まず、今回のイベントの趣旨でもある「若者を雇用したいのに若者が応募して来ない」という現状について。

お邪魔した老人ホーム。とても清潔感があり、窓が多いせいかとても明るい印象の施設なんですが、ここにはベッドが120床あるそうなんです。

ですが、開業した当初(いつかは失念したが少なくとも3年以上前)から、110床しか利用して頂いていないんですって。需要はあるというのに勿体ない!

それは、なぜか?

単純に従業員がいなかいからです。

これにはいくつかの明確な背景と不明確な背景があります。まあ、僕の中で明確に整理できてませんが、ビジネスチャンスの香りもするので書き留めておきたいと思います。

まず、明確な事実としては、社団法人の人気がないという事実。

「ワタミ」や「コムスン」などのネームバリューのある株式会社に若者が流れてしまっているらしい。

でもって少子化なのか、専門学校からの推薦入学者が年々減少しているらしい。ちなみに去年9名いたのが今年は2名しかいない!

でもって、新卒採用のための説明会を開催したらしいのだが、50名が入れるホールを借りて、23名の申し込みがあり、当日実際に参加したのが11名。このうち何名が応募してくれるのやら、と頭を抱えている状態。

打開策として、採用試験にこれまで一般教養の試験があったが、これがネックで応募して来ない傾向があるため、3年前から面接と作文だけにしたんだって!利用者側に立ってみた場合にも微妙な判断だなあ、これはあ…。

一方、専門学校や大学の福祉介護科が相次いで閉鎖に追い込まれているとのこと。ここは背景がピンとこない。少子化なのか、コムスンの事件を受けて人気がないのか?

高齢化=老人ホーム満杯みたいな図式と、この閉鎖はまるで逆じゃないですかあ?

単純に不安が襲うことを聞いちゃいましたよ。将来はフィリピン人のヘルパーさんにおしめ変えてもらうのかなあ、おれたち…。なんか長生きしたくないなあ。いいのかよ、こういうことで。

対策のひとつかも知れませんが、高校在学中にヘルパー2級の資格を取得させる高校が出てきているらしいのですが、明らかに使えないと。専門学校2年を経てきた人材とは雲泥の差だと言ってました。

なにがって、コミュニケーションスキルみたいですよ、結局のところ。チームとしての動きが取れないのが致命傷らしい。

とはいえ、専門学校卒に関してもひとつ。

これまで、新人研修と言えば介護に関する実技指導だけで済んでいたのですが、3年前からコミュニケーション・スキル・アップだとか、自分のウィークポイントを知るだとか、実技外の研修が必要になってきていると。ここが外部講師なんで、僕らのビジネスチャンスなんだけど。

若者の質が落ちてると、お嘆きでした。

みんな主体性がないんだって。

面接で「3年後、どんなヘルパーになっていたいですか?」に誰もちゃんと答えられないと。

それにしてもなんでなんだろう?

ゆとり教育の弊害?ゲームのし過ぎ?親の甘やかし?教育の質の低下?

なんなんだろうね、ほんと。

僕なんかも弱体化した若者の代表的な「新人類」なんて言われ方していた世代だったような気がするけど、その「新人類」な大人が嘆く、今の若者たちってなあ…。トホホ。

話を少し戻すけど、社団法人っていうか福祉って、「こちとらいいことしてんだぜ」ってことにあぐらかき過ぎなんだよ。見せ方の上手い株式会社が入り込んでみんなかっさらわれて、経営努力って物を省みろよってんだよ。と思った。

でもって、コムスン事件がいい例だが、株式は営利を全面に出し過ぎて福祉を食い物にすんなよ、介護報酬の不正請求なんてまだ行なわれてんじゃないかなあ、まったくよぉ。と思った。

と、脱線しましたが、こんな塩梅なんですよ。

一応、結論というかまとめると。

学校が一人前にできないまんま社会に押し出している。これは、子供たちの未熟さがあるし、会社側の器が小さくなっちゃって育て切れない面があるんだと思う。ここのギャプを埋めるビジネスがすでに展開している。ここに僕らニート支援のスキルの応用が必ず活かされると僕は考えている。

介護福祉の低迷は、農業の低迷に似ている気がするなあ。「農家なんかするもんじゃねえ」と言い続けた結果みたいな。


Today's BGM is
Noon/my fairy tale(2005)
31fs1a70ebl_sl500_aa240_ ブックオフで250円で購入、ラッキー!アン・サリーが大好きなんですが、正直入り込み切れないのがこの人。でも逆にBGMと割り切ると、とても耳馴染みがいいみたい。そういう場合、選曲がとても大事になるんですが、これはキャロル・キング、ビートルズ、バカラック・ナンバーからスタンダードまで取り上げており、ゴンザレス鈴木のさすがなアレンジが、なんだろ、ロハス?みたいな心地良さ。

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2008年6月27日 (金)

融資〜臭い物に蓋をしていたんじゃ起業はできない!〜

今日、国民生活金融公庫の電話相談に電話してみた。

緊張したけど、腰の低く丁寧な対応で安心したし、拠り所というか道標ができたようでちょっと安心もした。

聞きたかったことが二点あったが、結果は二点とも芳しくなく、どこかで想像していたはずなのだが凹んだなあ。

臭い物に蓋をしていたんじゃ起業はできない!

と、改めて覚悟を固める良い機会となった。

先ず質問その1は、「在職中に融資が受けれるのか?」

結論は可能である(これがくせ者)。

ただし、在職中の法人設立を会社が認めればである。

ありえないよなあ。

法人の設立ができない場合は、個人とし融資を申請することになる。これはリスクが高いし、その後に法人への変更が困難とのことで勧めないと。でも、これはもう少し突っ込んだ話を次回聞いてみよう。

あやふやなままで事業を先に進めることはしてはいけないと思う。すべての可能性を洗い出し、吟味を重ねた上でリスクを選択することがリスクテイキングだろうし、自分たち自身のスキルアップになるはずだ。

ってことで融資はギリギリまで先延ばしという足元の覚束なさ…。

或は、退職時期を早めるか?

これは事業の煮詰まり具合からしてあり得ない。逆に、煮詰める作業を入念に行なうために、延長の方が堅実だろう。しかし、モチベーションが保たないだろうなあ。やはり時期は、計画通り。来年度4月1日開業!で行こう。

そして質問その2は、「自己資本がないに等しいが融資は可能か?」

この質問そのものがズッコケルなあ。

結論からいえば可能である。が、審査をクリアするのはしんどいよと。まただよ…。

要するに聞こえは優しいがハードル高めでなのである。そういえばスチャダラANIが「理想は高めでハードル低め」という名言を残している。

狙っていたのが新規開業資金ローンなんだけど、開業資金の1/3を用意して最高一千万を受けれる新創業融資制度を勧められる。

だからその1/3の330万円がないんだって!

しんどいなあ。やっぱり自己資本が用意できてるっていうことが計画性のアピールになるんだって。

前にも書いたけど、そりゃそうだよな。

凹みつつ呆然としながら、「厳しいよ」と同じ職場の起業仲間のOに言ったら、少し考えるそぶりをして「他の手を考えましょう!」と無責任に力強く言ってどっか行った。嬉しかった。

とりあえず仲間に報告のメール打ちながら、「他のリソースの点検の必要あり」とキーボードを打ったところで、例えばどんなのがあるのかなあと

「横浜市 創業支援 融資」でググルとありました!

自己資本なしで一千万融資

消えかかった焚火がまた燻り出したような熱い感じがした。

捨てる神あれば拾う神ありベンチャーキャピタルとか、ちょっと恐い感じがするけど、これからは臭い物の蓋をどんどん開けていかなければならない。

希望は捨てないぜ。キーポン・ロッキン!

これがきっかけで、何となく蓋してきたキャッシュフローにしっかり取り掛かることができそうだ。

Today's BGM is
Cinnamon Girl: Women Artists Cover Neil Young for Charity51txwo3ojxl_sl500_aa240_
最近発売されたニール・ヤングの代表曲を女性アーティストたちがカバーするという企画もののアルバムです。二枚組で1653円!スゴくいいですよ。17名ぐらいのアーティストが参加。突飛な解釈の曲がないところもいいなあ。この辺のカバーに対する解釈は人それぞれでしょうが、このアルバムはリスペクトに満ち溢れていて、個人のエゴがどこにも感じられないところが安らぐ。どう使われるのか、英語がわからないんでアレですが、乳がんのチャリティ・アルバム。

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2008年6月26日 (木)

私立高校リサーチ

昨日、公立高校の先生と職場体験の打ち合わせをしたあと、情報が入らない私立高校でのキャリア教育事情をリサーチしてみた。

結果から言うと「わからない」であったが、いろいろと気付かされることが多かった。

先ず、公立の先生と私立の先生には驚くほど接点がない。

昨日いただいた情報も、その先生の娘が私立高校なので、という情報の方が多かったし。これもどうなんだかなあ、な感じだが。

話しの端々で、公立は私立の教育姿勢に疑いを持ちつつ、”隣芝”な羨望も感じているみたい。

で、キャリア教育=就職指導という誤った認識が未だにはびこってる。

だから進学校ではキャリア教育は行われていない。

また、先生という職業は卒業させる(生産)までが仕事で、出た後(出荷)には無頓着であるため、卒業後にどうなろうが関係ないのである。

ニート支援現場に現れる大卒ニートが多いのは、なんも考えず、いや、考える手助けをされずに進学したツケであるが、そのツケを払うのは本人であり、学校じゃないと。

敢えて「生産」「出荷」と製造業的に例えたが、こんなズサンな商売がまかり通るのは教育業界だけではないか?

病院も近いか?

先生商売の弊害か?ちょっと主観的な解釈です、これは。でも病院は随分訴えられて痛い目を見て改善されてますよね。

でも、学校は卒業後にニートになっても訴えられないし。まあ在学中に自殺がなければいいかあ、みたいな。

このような考えでいながら、少子化⇒生徒不足⇒経営危機という単純明快な未来予想には、公立より私立の方が当然のことながら戦いている。

で、この少子化戦争対策が結局進学率に帰結する。負の連鎖がここにもあった…。

で、進学率は全入時代高くて当たり前だろ、どうやって差別化を図るんだよ?

大学卒業後にしっかり社会人やってまっせ〜っていうデータなんじゃねえの?と突っ込むと、

いやいや、有名大学に何人入れたかが勝負なんだと。

親も馬鹿だね。

いい加減、子供を見栄を張る材料にすんなよなあ。迷信めいてんだよなあ、このスポットだけが。

ちょうど、某超有名大学卒業後に精神疾患で倒れ34歳まで闘病生活を余儀なくされた方の深刻な相談を受けたばかりだったので、余計に「なんだかなあ」である。

いろんなところでいろんな方程式が崩れ去っているのに、馬鹿みたいに崩れない頑丈な砦が必ず聳え立ってたりするんだけど、さの裏には既得権が見え隠れなんだよな、きっと。

この場合、結局損する既得権なのに、今更手放せないパターンかな。

でも、このシンプルな憂いにシンパシーを抱く先生方は必ずいるはずであって、現に僕はそういう先生たちから仕事の依頼を請けてたりするわけで。

きっとみんな言い出しっぺを待っている。

自分たちの会社がその言い出しっぺとなり、日本の教育業界に「この指とまれ」と中指を突き立ててやるぜ!

ちょっとヒートアップ(死語?)

Today's BGM is
Roberta Flack & Donny Hathaway/Roberta Flack & Donny Hathaway
51k40rp67zl_sl500_aa240_
黒人の男女デュエットっていいなあ。なんか見つめ合って歌ってウインクかなんかしちゃってるところが容易に想像できる。ロバータとダニーのプライベートの関係を勘ぐりたくなるような、このアルバムはまさにそんなアルバム。時期的には傑作「ライブ!」と同時期なので、キャロキンの「ユー・ガッタ〜」のイントロのエレピやアレンジがそのまんまなのも鳥肌。ジャケの模様はよく見ると手形です。

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2008年6月25日 (水)

メンヘル

試験が終わってうれしいのは、読みたい本が読める喜びに尽きる。

知りたいことを知れないストレスは、この情報社会では地獄の苦しみであり、麻痺した知識欲を満たせることの幸福を意識できるいい機会だった気がする。

さて、メンタルヘルス。以下メンヘルと略すが、新手の風俗のようで、まだ照れる。

自分がメンヘルで会社を起こすと聞いたら、僕の職場の仲間、特に僕が現場を切り盛りしていた初期の連中は目が点(・o・)だろう。

当時を誇張して書けば、僕は精神論者のように、精神疾患系の利用者を怠け者扱いし、叱咤激励していたんだから。

何も知らなかったし、教育もされなかったもんね。こういう不幸を生む怠慢な土壌が経営者の独りよがりな精神を反映している。

あれから随分と経験を積んだわけだけど、自分の中で「でもねえ、俺がメンヘル?」みたいな。笑っちゃうんだよね。

自分にメンヘルの危機があったわけじゃないし。

金のためかと言われたら否定はしない。でもそれだけじゃない。

その何かがわからなくて、ここ数日腰の辺りがむず痒い。

偽善か?

しばらくこの問いを自分に投げ掛けてみよう。

という動機で書き始めたのだが、ここまで書き進めて、どうやら見えてきた。

自分は社会の役に立ちたい。誰かの役に立っていたいのだ。それが自分が生まれてきた意味として達成したい価値観なんだ。と。

そして、間違っても誰かの私利私欲を満たすための道具としてなんか役に立ちたくない。と。

少し、すっきりした。

今日も頑張ろう。

僕が目指すメンヘル事業は(未消化で誤解を生みそうだが)、「頑張れ!」という気持ちが伝わるメンタルサポートをしたい。

 

「頑張れ」って言っちゃいけないっていうけど、それでも「頑張れ」としか言ってあげられない。

Today's BGM is
スチャダラパー/東芝クラシックス 95-97
51zzjjt3jpl_sl500_aa240_1スチャダラのいいところは、彼らは文学というかサブカルというか、そんな背景が滲んでいて、それでいて「俺はモテテモテテ困っちゃうぜ」的な俺様ラップじゃないところ。あえて言うなら四畳半ヒップホップとでもいおうか。このジャケからも伺えるが、ユーモアのセンスがピカイチ。20年前に生まれてきていたら彼らは落語家にでもなっていたんだろう。「大人になっても」が大好きなのである。兄と坊主のどっちかを選べと言われると厳しいのである。

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2008年6月22日 (日)

ワークショップ

307838371ビジネス展開の軸としてサイトを考えていたが、「サイトは育てるもの」というプログラマーのアドバイスもあり、最近は現実的に収入が見込めるビジネス・プランを堅実に考えている。

やはり、キャリア教育とメンタルヘルス事業で。

キャリア教育は食えないので、一旦置いといて、当面の食い扶持になる予定のメンタルヘルスに的を絞り事業プランを構築中。

サイトの方は、掲示板を立ち上げ、デザイナー、プログラマーたちも含め、粛々と理念と情報の共有を行なっている。

そんな中、中野民夫「ワークショップ」〜新しい学びと創造〜という本を読み終えた。

いま、ワークショップを自分たちなりに再定義してみたいと考え勉強中で、先週、掲示板に気になるキーワードをアップし続けていたんだけど、ブログに落とし込んでまとめてみた。以下は掲示板コピペ。

「講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、参加・体験して共同で何かを学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイル」

そしてワークショップの要点として五点。

・ワークショップには先生はいない
・「お客さん」でいることはできない
・はじめから決まった答えなどない
・頭が動き身体が動く
・交流と笑いがある

↑の個人的な感想としては、01年当時の出版時期からして、既存の講義スタイルへのアンチテーゼ的意味合いが盛り込まれ過ぎな気がする。でもってグループであることが原則な点が僕らとの相違点かな。

この辺りを08年の社会情勢とネット状況を勘案し、僕らの柔らか頭で咀嚼した定義を作成していきましょう!

「共同作業によって何らかの情報を生み出す場とその仕組み」

⇒こういう解釈の余地を残した感じはステキ。

「ファシリテーターが既にある情報(=答え)を持っていて、それを他の誰かに伝えようとする場とその仕組み」というタイプのものは、どんなに体験学習的な装いを凝らしてみても上意下達的な情報の伝え方、洗脳的な場になりがち

⇒多くのニート支援はこれ。『見えないレール』という理念は、これをしないという宣言だと思う。

「あらかじめ答えのないことを共同で考えていくこと」

⇒ただしこれだけではないと思う。社会より個人、創造より学びに力点があるものを筆者は興味がないようでページがさかれていない。

「『知る』ことは『感じる』ことの半分にも満たない」

⇒これは自然環境系ワークでよく使われる言葉。ステキ!カッコイイ!

「子供が自ら課題を見つけ、問題解決をすすめていく能力を育成すること、学びやものの考え方を身につけて、主体的、創造的に問題解決や探究に取り組み『生きる力』を形成していくことが『総合的学習の時間』の目標」

⇒この正解のない(=教科書のない)授業を日本の教師は苦手としているというのは納得だな。

知性(Mind)」だけではなく「カラダ(Body)」を使い、時には「感情(Emotion)」に触れたり「直感・霊性(Spirit)」も動員するホリスティック(全包括的)な学びなのだ。

⇒例の本の抜粋。いいですね。

ワークショップの現代的な意義は、モノの所有などではなく、「人と人」「人と自然」の関係の中から生まれる「歓び」や「豊かさ」を、しばしば実感させてくれることである。

⇒こういう新しい価値観にうざくなく訴えるのも必要だよね。

いろんなワークショップを見て歩ける=ワークショッピングっていうのとか。

ちなみに、心療内科を渡り歩くこともショッピングと言われています。

人間の根源的な欲求とは、「自分の存在が他者から理解され、認められ、できれば高く評価され、大切にされたい。と同時に、自分自身もまた自分がよい人間だと思えるような他の人に役立つ存在でありたいという希求」だ。

⇒シェアコロは人間の根源的欲求を満たせるサイトだと思う。ドラッガー先生も「人は何かを成し遂げたがる」と言っている。僕もそう。

これをどう道徳的ではなく、教育という押し付けでは感覚の共有=シェアができるかが課題。

新たなキーワード「シナジー」

ワークショップでは、一人では決して思いつかなかったアイディアが出てきたり、自分だけでは抜けられなかったところから大きく踏み出せたり、グループの相互作用の中で、大きな力が生まれる。このような単なる個の総和を越えた力を生みだす作用。これを「シナジー」という。

⇒だって。ちょっとケミカルなフィーリングが好き

ってことで、これをまとめる時間がないので、また今度。

Today's BGM is
Nick Drake/Five Leaves Left(1969)
514qmi5o9l_sl500_aa240_1_3 アルバムを三枚出して自殺しちゃったんですよね、この人。声も陰鬱な感じとこのジャケ。アルバムはどれも良くて、弾き語りの「ピンク・ムーン」と、割とポップな「Bryter Layter」とこれですが、僕はこれから入ったのでやっぱこれ。当時、1曲目の「Time Has Told Me」のウッドベースにペダルスティールにブラシのドラムでノックアウトされました。ストリングスのアレンジも良く、そこにコンガのリズムとアコギというアシッド・フォーク的な聴き方もありなのかも。これがデビューアルバム。

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2008年6月15日 (日)

試験終了!

ああ、終わった。その瞬間は笑顔。やった!と思う。記述式が全部ストライクゾーンだった。

プレ合格中。合格発表は7月1日。まあ、だめなら次は確実に受かるだろう、とポジティブ・バイブレーション。

これで,起業に専念できる。と思いきや仕事がいっぱいたまってる。

7月15日に某定時制高校でキャリア教育セミナーを実施予定。

こないだここに書こうと思ったんだけど忙しくて書き忘れていたことをひとつ。

先生相手に、企画のプレゼンしてきたんだけど、なんとなく先生方引き気味。

難しいんじゃないかって。漢字が読めなくてつまづくんじゃないかって…。ちょっとモンスターペアレンツ的心配な気がするんだけど。

「若者就労支援の立場から言わせてもらえば、それなりのハードルを設けておかなければ超えられるか超えられないかの見立て(この子に何が出来て何が出来ないのか)が立たんでしょうが!」

先生方もその時のダメさ加減を親に報告してやればいいじゃん、と言ってやりました。

そうなんだよ、先生は外部の者に企画やらせながら、自分たちの進路指導の情報として蓄積すればいんだよな、と当たり前なことなのかもしれないけど、自分はこのとき初めてそういう先生方の役に立ち方があるんだと気がついた次第。

これはいいトークだな(これが絵営業時代のクセの抜けなさなんだよな)。

そう、この企画を完成させないと。貧乏暇なしっす。

実施の日は、東京都の教育委員会の方々も見学に訪れて、都立高校のひとつの形として全体的なものとして考えたいとのこと。

これは去年の実績が評価されてのことなんだよねえ。ビジネス・チャンスだぜ!

参入しているところが少ないから、敵なしな感じなんだけど、どういうことかって言えば金になんないんだよ、キャリア教育って。国が教育に充ててる予算をみればわかるだろうけど。

ビジネスになんかなんないんだよ、キャリア教育。僕らもぶちゃけ4人分の講師料で6人から7人は配置する予定。株式会社からしたら、NPOにしか手がつけられないボランティア活動に近い領域だろう。

まあ、これを展開の足がかりにしていくしかないのが俺たちの実情。

少子高齢化が進み、子供は国の宝だ的感覚が増していく中で、教育にかかる費用はきっと上がるだろうし、そんな活動も議員の中では行なわれているようだ。

これに水を差すように、馬鹿なNPOがただで引き受けたりしている…。

教育には一定のお金がかかることを見せてかなきゃダメだろうが。そうやって、付け焼き刃的な人材でクオリティの低いセミナー開催して、実施結果もお茶濁しで吟味しないでさ。

キャリア教育業界の芽が出る前に腐っちゃうってんだよまったく。

話が逸れましたが、疲れているんで戻す気もなくおしまい。

オツカレした!

最近はスチャダラパーが断然気になっているのさ。





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2008年6月14日 (土)

二日前

何がってあの試験が。

本日、代休をいただき土曜を含めて二日間の追い上げです。

本日は、10時間勉強した…。

すげえ音楽聴いた。ニック・ドレイクとか久しぶりなのが良かった。

ジョージのクラウド9とかも沁みた…。

単語帳に写しただけで、頭に入ってない気がする…。

勉強に不慣れなもんで、自分の中に学習パターンがないのが痛い。あるのは、夜は覚えられない。どっちかって言うと朝の方が覚えられる。くらい。

正直、どう追い上げるのかがわからない。

机の上にとりあえずネタを広げて、しばらくどうしていいかわからず手がつけれなかった。

結局二巻から読み返した。

誰かに怒られそうなので小さい字で、

実は、一巻を会社に忘れてしまった…。

がび〜ん

あそこから、さり気ない基礎問題がいっぱい出そうなんだよねえ。

という報告です。

これが終わったら漸く起業に専念できます!

サイトに集中していたんで、キャリア教育とメンタルヘルスの事業プランに取りかかります。

では。

Today's Last BGM is
Neil Young/Chrome Dreams II
51zawred4gl_sl500_aa240_ 僕のアイドル、ギター・ヒーローです。77年の未発表に終わったアルバムの焼き直しだってさっき知った。僕は77年の未発表がそのまま出たのかと勘違いしていた。トホホ。どおりで音がいいわけだよな。ブライアンの「SMiLE」のパターンなのね。ズルい男。1曲目の「Beautiful Bluebird」とか、オリジナルで聴きたいなあ。ハーベストだなあ。未聴のオールドファンは聴いてミソ。声が変わらんねえ。

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2008年6月11日 (水)

MINDMAP

ひとりブレストについて書いたことがあるが、頭の中のイメージを開放し、自分自身の意外性に出会うことが好きなのである。

出会うたんびに、「うん、おまえはできる子なんだよ」って自分を褒める感じが好き。

きっとこの意外な出逢いの褒められるたびに正の強化を受ける旅こそが、正統派の自分探しと呼べる旅なんだろう。

それを中田ヒデみたいに世界中を旅しなくても、ノート一枚の中でやってしまえるのだからトニー・ブザン氏の考案したマインドマップは凄い。

いや、ヒデが世界中を旅して、色んな人たちとの触れ合いから感じた経験は何物にも変えられないけど、彼には目指す落としどころ、すなわち「ビGuru_mindmap ジョン」(いやあ、そうかあ?「企画書」じゃねえか?)がしっかりある感じと、マインドマップの意外性は好対照だなと思ったので引き合いに出してみただけ。

方法論として、頭の中で思考を広げるシナプス(?)の構造にとても近いというマインドマップは、アイディアを生み出す理に適うようなに思うが、後づけでしょソレって。ダビンチのノートの取り方とかさ。そういうアイディアをビジネスにすんなよ、シェアすりゃあいいじゃん、なんて思う今日この頃。

でもマインドマップは何より、制約から解放される感じが気持ちいい。

褒めてんのか、けなしてんのかわからない感じですが、酔っ払ってますし、多少の嫉妬も交えつつ、ヒデとか。

これからマインドマップをお試しの方へ。

開放されるためのアドバイスとしては、色なんかどうでもいいから、とにかく「でかい紙を使え」です、はい。

B5とかNGです。僕も一番最初に試しにB5でやったときは、いい感じにイメージが解放されていくのに、紙の制限で言葉を制約してしまいもったいなかった。最低A3は欲しい。

僕の職場=起業仲間はちょっとしたブーム到来中ですよ。

今日、Oがワークショップで取り入れたみたいだけど失敗…。マインドマップを理解し、筆が動き出すまでに結構時間がかかったみたい。この報告により、某定時制高校で取り入れるという相棒のアイディアも飛んだ。時期尚早みたい。

とりあえず、企画会議に取り入れて、僕ら自身が語れるようにならないと。

Today's BGM is
Joni Mitchell/Hits
61d8epp1zdl_sl500_aa240_ なんなんだろジョニって。僕の中でスゴく謎な女。ノーブラでさ。男の噂が絶えなくて。それでいてそんなに美人でもない。そしてこのジャケを見るとますますわかんなくなる。Big Yellow Taxiの多重人格感や、Woodstockの憑かれてる感じ。曲によって見せる表情が少女のようであったり魔女のようであったり…。俺だけに見せる本当の顔が知りたくなる。みたいな。たまに引っ張られるように聴いてます。

 


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ありがとう

昨日の宿直業務で夜中の二時まで仕事して、七時半に起きて仕事開始。

二時間近くかけて次の職場へ移動して夜七時半まで。

八時から起業の打ち合わせ。

いやあ、ハードなはずなんだけど、こんな時間にブログ書きはじめて、全然平気っす!

「元気な人でした…」って。こういうパターンなんだろうね、脳卒中とか。

ぽっくりと

明日もあるんで手短にね。

プログラマーのウ氏を初めて交えての2回目のミーティング。

K曰く誠実な人。その通りな人でした。

いいチームになったな、と安堵。

僕の構想がでか過ぎて、二人では手に負えない可能性があり、もう一名プログラマが加わるかも。その人もミュージシャンでトランペッター!

僕らのアイディアやポリシーにも賛同してもらえて、よく練られてるって褒めていただきました。

たっぷりとプレゼンしたんだけど、「マーチンさんのプレゼン力なら銀行も金貸すでしょ!」っていう言葉が一番嬉しかったりして。

カネカネ!

有力な情報を横浜方面から頂いております。ありがとう!

僕は。自分では一匹狼タイプだと思っているのですが、誰も一人にしてくれないのか、僕が群れるのか、けっこういい仲間がいっぱいかも。

シアワセです。

ありがとう。

おやすみ。

あ、BGMは
I BELIVE TO MY SOUL/Meeting On Mission Street
A3e006be02a7b7e63f2fd7efb016b5b6_2 ニューオリンズがハリケーン(カトリーナだっけ?)に襲われた後に出たアルバム。
アラントゥーサンが行方不明だとか、ソロモンバークの家がとか、いろいろレジェンドたちの安否が気遣われましたね。「おれたちはニューオリンズにいるぜ!」みたいなメッセージ。青い火花を散らしています。

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2008年6月 9日 (月)

キャリアカウンセラー認定試験一週間前

やばい。こんな焦るはずじゃなかったのに。

意外と勉強はしてきたつもりだったのに。やばい。

過去問に取り組むのが遅過ぎた。昨日、一昨日で初めてやってみて、難しさに愕然。習ってないところがあり混乱…。

大丈夫かなあ。なんか落ちてもいいや、と開き直る悪いクセが頭をもたげはじめてる今日この頃。梅雨のような晴れない頭ん中。

起業の方は、まだまだ課題山積みですが、少しずつ前進はしている。

明日、プログラマのUさんの事務所、(なんと原宿の駅前だって!)に打ち合わせに行ってきます。

サイトのイメージやアイディアは随分と固まってきている。でも、僕らの業界のマニアックなユーザーには受けそうだけど、それだけでは終わりたくない。

一般ユーザーをどう巻き込むか?

マーケティングの用語で言えば、初期的に食いついて来るユーザーがイノベーターで、追ってアーリーアダプターという流行に敏感な層が追随し、フォロワーという一般への浸透があるそう。

僕らのイノベーターは、教育関係者や、若年者就労支援を行なっているNPOの職員なんかだと思うんだけど、ちょっとお固いでしょ?

お洒落さんなイノベーターが入り込めないハードルがあると、教育関係のサイトで終わってしまうという懸念があるんですよ。

だから、初めからイノベーターをターゲットにサイトを作成して、「あれ、これって教育でも使えねえか?」という、教育者のイノベーターがあとから食いつくというのが良いのではないかと僕は考えてる。

僕らがお付き合いしたい教育者も、きっと「教育者のイノベーター」タイプで、何か新しいサムシングを学校に持ち込む改革精神を持った若い世代の先生方だろうし。

前に書いた、教育に「おバカ」を持ち込むアレをやりたい!

でもって、早く辞めたくてしょうがない…。退職願いを出してからが途方もなく長いだろうな。

憂鬱。だから、「シェアするココロ」のPV作ってモチベーションをあげようと思っています。音楽も僕が作ります。オールドスクールなブレイクビーツにのせたおバカなラップがやりたいのだ。

ちなみに僕のミュージシャン・デビューはHipHopなんです。初めて買った楽器はリズムマシーンだし。血が騒ぐぜ!

てな感じで、頭の中は起業のことだらけっつうのが一番ヤバい!

 



Today's BGM is
BEASTIE BOYS/TO THE 5  BOROUGHS
41t56h5mg4l_sl500_aa240_ おバカな連中と言えばビースティー!変わらないですねえ。僕は10代の頃、レコード屋に行って「RUN DMCのレコードありますか?」と言って怪訝な顔をされたDef-Jam創世記な世代なんで、ずっとつかず離れず追ってみてますが変わらない!でも、彼らにはインテリジェンスを感じます。バンドに回帰した頃の意外なブラックネスや、アドロックのインタビューなんかに。おバカを演出していて、自分たちがそれを楽しんでいる。僕の目指すシェアコロもそんな感じなんだよなあ。



追伸:遅ればせながらパチカにはまっております。As

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