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2008年12月の19件の記事

2008年12月30日 (火)

プロダクト・アウトとマーケット・イン

プロダクト・アウト:企業が商品開発・生産・販売活動を行う際に、企業側の都合(論理や思想,感性・思い入れ、保有技術など)を優先するやり方。

マーケット・イン:企業の商品開発・生産・販売活動を展開する中で、商品・サービスの購買者(市場)のニーズを優先し、ユーザー視点で商品開発を行なうこと。31wgllbotll_2

『シャドーワーク』〜知識想像を促す組織戦略〜という本に好対照なこの二つのキーワードが出てきて、面白かった。

こないだ、ある広告出版系女子と話していて「今月号は相当良かったと思うんだけどどうでしたか?」と。「え!?どこが?」なんて会話をしていたときに、「プロダクト・アウトの発想に偏ってっから自己満で終わっちゃうんだよ、もっとマーケット・インしないと」と冗談ぽく言ったら、「上司と同じこと言ってる」と恐れられた(笑)

とまあ、こんな意味の言葉である。

このバランスって難しいですよね〜。マーケット・インがクリエイティブじゃないかと言えばそんなことないし、薄っぺらいプロダクト・アウトなら捨てちまえだし。

この本で比較対象していたわけではないけど、「日産」と「グーグル」が好対照で面白かったので、ご紹介します。

日産がマーチを開発する際に、「小型で乗りやすい」を売りにしていたのに、ある人が車幅を8センチを広げたいと言ったら、これが論争を呼んで。

まあ、これを裏仕事(シャドーワーク)で解決していくエピソードなんだけど。

企業の“善かれ”は市場の”善かれ”とは違う!と技術屋のプロダクトアウトを蹴散らし、マーケットインの発想に立ち、結局8センチ車幅を広げ(実験の結果、運転のしやすさは車幅よりも回転半径の小ささ、小回りに起因している)、前代未聞のカラーバリエーション10色を全面に押し出し、マーチは大ブレイクをするんだけど、

一方、グーグルはまったくマーケットインというものがなくて、思いっきりプロダクトアウトに偏った世界最高峰の傲慢エンジニア集団と化している。

自分たちが便利なものはきっとみんなも便利だろう。良いものを作れば広告なんか打たなくても口コミでみんなに伝わるはず。

なんとも押し付けがましいプロダクトアウトだが、ご存知の通り完璧なまでに今の所は奏効している。

まあ、グーグルにもマーケティング部は存在するだろうから、100%はないんだとは思うけど。それにしてもグーグルという組織はかっちょいい!憧れちゃうな。

さて、シェアコロ。

僕自身のタイプで言えば完全プロダクトアウト派です。

でもって、相棒が完全マーケットイン派(笑)

この折衷加減で、現職のプロジェクトは成功したと言えるんだけど、シェアコロをどうするか?

マーケットインのない若年者就労支援なんてあり得ないんですよね。プロダクトアウト型の支援は団塊世代支援者(特に理事長と呼ばれる)やキャリコンに多く見られ、別名を「説教」とも言う。

あっ!だから俺はキャリコン二次試験に落ちたんだ…(/□≦、)

逆に、親の会系の「見守り」を第一にしているスタイルは、当事者の「実は働きたいけど怖いから何もしない。でもちょっと背中を押してくれたら、一緒に歩いてくれたらやれるかも」の、“何もしない”部分だけをマーケットインしちゃっていると言える。

なんで、シェアコロは折衷でいきますが、自分の会社作ったんだもん、いいことだと思ったらプロダクトアウトをばんばんしていきまっせ!

今年も一年間、お世話になりました。最後にさらっと書きますが「退職願」を提出いたしました。大変心細いですが、口先だけじゃねえってことを実践者として、示していきたいと思っています。

これで、少し退職を公にできますが、このブログは匿名のままいきたいと思います。

それではみなさん、よいお年を!

Today's BGM is
Cal Tjaider/Los Ritmos Calientes
Cal_tjader1よ〜く見るとエロジャケですがエロさが足りませんね、ダメです。カルの50年代のアルバムで、ウィリー・ボボとかモンゴ・サンタマリアが参加で、ほぼ打楽器というかなりネイティブな作品。後年のラテン・ソウルなカルを期待したら肩すかし喰った…。でもいいもんすよ。なんともこじんまりとした室内楽的なイージーリスニングで、ビブラフォンがクワ〜ンとと三半規管をマッサージしてくれて。大掃除のBGMには最適かも!ではまた来年ね。アディオス!

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2008年12月27日 (土)

事業プランを混ぜっ返せ!

ここ数日、横浜ビジネスグランプリの二次選考用の事業計画にある、「ターゲット市場」でつまづいています。

今日も堂々巡りというか、いろんなデータをプリントアウトして…。

情報リテラシーが問われる以前に検索能力を問われている。

いかにグーグルが素晴らしい検索エンジンを開発しようと、検索する側のリテラシーが低ければ、ただの文字と数字の組み合わせでしかない訳で。同じ情報に何度もアクセスしていたりして。

この作業がなんだかんだと事業プランを骨太にしてくれているんだと思うけど。

改めて、横浜ビジネスグランプリで「金儲け」というキーワードにスポットを当てているわけだけど、これがNPO出身の僕らの泣き所。

「利益追求こそが最大の社会貢献だ!」というNPOにとっては反語的な合い言葉を掲げ、難所の峠を越えている様相。

試練です。

SEED CAP JAPANで、社会貢献に一気に軸をレイドバックしてしまい、猥雑なチャンプルー感がなくなっていた感あり。

限られたスペースでシンプルに整理し過ぎて、自分たちらしさがボヤケたような。

キャリア教育とライフハックスの二本立てのサイトだったのに、ライフハックスという発展系が棚上げされちゃってきたんだけど、ここに来て具体化してきた「CSRビジネス広告」というアイデアを成功させるには、キャリア教育というコンテンツだけで集まるユーザー層では企業のニーズを満たせないということに気がついた。

三歩進んで二歩下がり結果一歩前に出ていた的な心境。

突然ですが、

今ベタですが『燃えよ剣2』を読み返しているんですが、新撰組の土方歳三とお雪の会話のシーンで、歳三にとってカウンセラーのような役割を果たす聞き上手なお雪が、時々、取り留めのない歳三の話を上手く混ぜっ返し、歳三の話に熱をこもらせていく、なんていう場面があるんですよ。

“混ぜっ返す”というのはカウンセリングにはあり得ない手法なんですよね。司馬遼太郎は聞き上手のお雪のテクニックに“混ぜっ返し”を使わせている。

なるほどです!

時間はないけど、俺たちのプランも混ぜっ返してみよう!

Today's BGM is
Jo Mama/J Is For Jump
Joma_← レコからですね。大好きなギタリストのダニー・クーチや、キャロル・キングやジェームズ・テイラー系のSSW辺りを聴き漁っていると辿り着くクーチのバンドです。イマイチ、ボーカルの女性が好きになれない点は、僕的にシュガーベイブのアルバムに近い。スワンプやファンキーを都会的なタイトさで演奏するのんだけど、どっち付かずがまた…。ノックスは都会的の塩梅がいい。文句ばっかですが、JTもカバーした「バック・オンザ・ストリート・アゲイン」が聴きたくなるのである。



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あんちょこ

クリスマスにアンソニが横浜ベンチャーポート主催の「横浜ビジネスグランプリ2009二次選考説明会」に参加してきた。

ちょっとシェアコロには不安なエントリーシートになりそうだから。

ちなみに、今回は約300の企画が応募され、約200の企画が二次を通過したとのこと。かなりハードルを下げているらしいが、それでも100は落ちて、シェアコロが残ったことは嬉しい。

面白いのは、高校生からの応募があるということ!

学校規模での、多分「アントレプレナーシップ(起業精神)」を教育に、という合い言葉が聴こえてきそうな取り組みなんだろうけど、素晴らしいと思う。

ベンチャーポート自体がそういった未来の起業家のインキュベーター(孵化器)になっていることが社会資源として素晴らしい。

説明会の内容は、どのように書けば審査員の目を留めるか、言い換えれば審査員は何を見ているのか、というテーマで、各項目のアピールどころをレクチャーしてくれるというもの。

まだお会いしていない野竿氏直伝だったようです(僕は野竿氏のファン。メルマガを是非どうぞ!)。

早速、レクチャーに基づき、記入済みの項目を加筆修正。というより、タイトに絞める作業。見出し(キャッチ)+補足という体裁に切り替えていく。

なるほど。自分自身のビジョンも、本当に伝えたい部分が明確になっていく。

今日の午前中は、この続きをやろう。

Toay's BGM is
サニーデイ・サービス/24時
41gwdc1yt9l 曽我部恵一の確信犯的な淀みなさが好き嫌いの分れ目な気がする。昨日のクラプトンの憧れへの忠誠みたいな点で彼は相当クラプトンである。最近の動向も気になりますけど、日本の音楽シーンで面白いスタンスで音楽に関われている一人ではないでしょうか。「ですます調」にアレルギーある人いますよね。僕は自称「はっぴいチルドレン」なんで大歓迎です。惜しむらくはバンドという体裁の必然性の薄さでしょうか?これは日本のバンド全体に言えることだけど。

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2008年12月26日 (金)

「ダメ出しの嵐」〜株式会社シェアするココロ定款〜

寒風吹き荒む中、わからないことだらけの定款を見てもらおうと、横浜地方法務局川崎支局に相談に行ってきました。

なんかスカスカな想像とは裏腹に、結構にぎわってて。株式登記以外にもいろんなことを受け付けてるんですね。

「起業・登記相談コーナー」で待つこと数分。いかにも事務屋なオジサン登場(当然、笑顔なし)。ちょっとビビる(;;;´Д`)お手柔らかに!

事前のヒアリングの時点で、付いていけてない俺…。Vfsh0243

どれどれと定款を見ていく。

俺「不安なのはここなんですけど」

オジサン「…うん、順番通りいきましょう」オジサンはコワヤサシいのだ。

まず、僕の書いた相棒の家の住所(ひとまずここを本店所在地にする)が適当で、「私も川崎市民だけど、こんな場所は聞いたことないなあ」と、疑惑の眼差しで定款と俺を見比べ、えんぴつで×。

ケアレスミスでした(||´Д`)o=3=3=3

「監査役は置くの?」

「え!?」と思い定款を見ると確かに監査役について書いてある…。

「ここはサンプル通りなんで…。いらないですかねえ?」

「…(疑惑の眼差し)」

「いらないですよねえ?」

「…(疑惑の眼差し)」

「監査役はいません!」

「だったらこれはこうでしょう」と言ってえんぴつで激しく×。

こんなことの繰り返し。ダメ出しの嵐だあ(泣)

一通り説明聞いて「ってことはこれは◯◯と一緒に〜」

「私の話が全然理解されていないようだなあ、ちゃんと本とかで勉強したの?」

「一応読んで〜」と言い訳しても耳を貸してもらえずオジサンは席を立ち姿を消してしまった。呆れられたのか!?怒っちゃったのか!?

オジサンは、お馬鹿さん用のわかりやすいフローチャートを持ってきて、体罰を与えるようにえんぴつで殴り書きしていく。この頃になるとそれがちょっと嬉しくなっている俺。

汗だくになりましたが、よ〜くわかりました!

最近、つくづく思います。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。「ネットより人」。人は財産だと思う。まさに人財。

オジサンがね、「これは会社に人格を与える作業だから、相当の力を持たせる作業なんだから大変で当たり前なんですよ」ってコワヤサシく言ってた。

そうだな。会社に命を吹き込んでるんだよな。「株式会社シェアするココロ」間もなく誕生しますよ!

あんなオジサンがうちの会社にいてくれたらなあって変な想像したりしながら、川崎の地下街を歩く。

でも、オジサン!書類作成と経営の才覚は別モンだろ?とか、自己補修しながら。

これでまた一歩、起業に近づいたよ。年明けには登記に行ける。

Today's BGM is
Eric Clapton/There's One In Every Crowd
Theres_one_in_every_crowd 犬ジャケ。ブルーバードに影に隠れ気味なこのアルバムですが、力の抜けたレイドバック感が心地良いです。クラプトンはブルースで力み過ぎるきらいがある。これくらいリラックスしてるクラプトンが好きだなあ。随所にこのバンド“タルサトップ”の癖のようなフレーズやブレイクがありにんまり。レゲエも板に付きまくりで「ドント・ブレイム・ミー」はボブ・マーリィのカバーかと思っていた程。ほんと、この人はその時点の憧れが歌に出る素直な男なんだなあ。

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2008年12月25日 (木)

みずほリポート「CSRは普及するか」を読み解く。

みずほリポート「CSRは普及するか」に大変興味深いと言えば深いし、思ったとおりと言えば思ったとおりのことがレポートされている。

横浜ビジネスグランプリの二次審査に向け、いやシェアするココロ立ち上げに向け、昨日書いた「CSRは経済力ではなく知的財産力で」、これを掘り下げるために見つけたリポートであるが、中小企業をCSRに巻き込んでいくうえで、大いに裏づけが取れ、大変参考になった。

いくつかまとめながら、またまたアイデアを発展させてみたい。

まず、CSRは大企業、中小企業問わずトップダウンではじまるというのが、なるほどである。

その中で、中小企業のCSRは遅れているわけだけど、その理由は「コストがかかる」でも「人手不足」でもなく、「効果がつかみにくい」というのが最大の課題になっているようだ。

ここがCSRのジレンマである。「効果がつかみにくい」からやらないでは、「CSRは営利活動以前に企業が社会に存在するための前提条件だ」という考え方が破綻する。

「効果がつかみにくい」には、ポイントがある。CSRを戦略立案レベルで取り組んでいる企業は、「従業員の士気向上」や「知名度・ブランド力の向上」「売り上げの増加」と、しっかりつかんでいるのだ。

戦略立案レベルで取り組めているのが大企業だけというのが実際であり、後述するが、中小の嫉妬的「CSRとは本業をしっかりやるものだ」という対極の意見もかなり多い。

ここで言えることは、「効果を測定できる仕組み」の必要性である。CSRで「環境=エコ」がもてはやされるのは、省エネが効果測定しやすいからである。

ここへの戦略として、シェアコロにはステークホルダーからのリアクションをカウントしていける効果測定の仕組みを提供することができる。しかし企業がCSRの対象としているステークホルダーが「従業員」「顧客」「取引先」(上場企業はこれに「株主」が加わる)であることを考えないといけない。

効果が実感されれば、「従業員の士気向上」や「知名度・ブランド力の向上」「売り上げの増加」に繋がることがデータで現れているのだからアピール力はあるだろう。うん、もうちょい煮詰めればいけるいける!

で、中小企業に限らず、CSRに取り組まない理由の多くは「CSRの重要性はわかるが具体的に何をしていいのかわからない・決まっていない」という意見が多い点には、シェアコロ的には、「御社の知的財産を活用して教育CSRをしてみませんか?」と提案していきたいと思う。

やはり企業はCSRのアウトプットを求めているのだ。

もうひとつの大きな課題は、効果を得るために莫大な費用がかかる、というのが挙げられる。中小企業では大企業のようにCSR推進室なんて置けない。取り組まない理由に「人手がない」「コストがかかる」が挙げられ、「CSRは余裕のある大企業のやるもの」というイメージが強いようだ。

だから言ってるじゃないですか、「CSRは経済力ではなく知的財産力で」、やればいいんですよ。

面白いのが、効果を感じているのが大企業と、10~100人の小さな会社。小さな会社のダイナミズムでしょうか?町の工場の底力のようなパワーをシェアコロから発信していきたいでうねえ。この辺は夢が膨らむなあ。

嫌なデータもあるんだよね。

「CSRとは本業をしっかりやるものだ」という身も蓋もないすり替え的な意見。これは特に中小企業に多い。

「企業は本来、その基本的な活動のあらゆるプロセスにおいて社会と関わっている。その視点に立つならば、CSRとは日常の企業活動、仕事のプロセスひとつひとつを問い直していく作業に他ならない」

と言っちゃあお終めえじゃねえか?

そのくせ、「自社の事業が社会に貢献していると確信しているか?」という問いで、「未実施企業」のポイントが一番低いのがお粗末である。要するに、「CSRとは本業をしっかりやるものだ」と強がってはいるけど、社会貢献に自信がないと。

これも、やり方がわからないんだと思う。

ちょっと長ったらしくなったので、まとめると。CSRで取り組む上での上位3課題である

  1. 効果がつかみにくい
  2. 取り組む人手がいない
  3. コストがかかる

これにプラスして、「何をしてよいのかわからない」に対しての、解答をビジネスモデルとして、~刺激的な教育実践モデルを創造するインターネット・サイト「シェアコロ」~事業を立ち上げたいと思います。

おお、段々ベールが剥がれてきたぞ(*´ェ`*)

Today's BGM is
ポートオブノーツ/Complain too much
31wmkp5mvel_sl500_aa240_1畠山美由紀の吐息交じりの低い声が好きだ。なんともセクシー。顔も好き。僕の中ではアン・サリーと小池光子と3大女性ボーカリスト。ライブ盤が出るんだよね、DVD付きで。買っちゃおうかな。これって曲があるわけじゃないんだけど。ソロの方が知っててPONはこれしか知らない。エレクトリックとアコースティックのブレンドがこれまた東京的だと思う。僕は東京が好きなんだ。

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2008年12月24日 (水)

CSRは経済力ではなく知的財産力で。

アメリカの金融破綻による云々。派遣切り云々。麻生は何しているんだ云々…。
マスコミ各社が連日報道している。

僕の職場を利用する若者たちも、取り消しの沙汰が報告されてきている。テレビの中の話しではなくなっている。

どういう理由か、僕のボーナスも大幅ダウン。世の中の情勢にかこつけてんじゃねえよバカヤロー!

いやいや混迷。

経済というモノがこうも脆いモノなのかと、僕のような素人はただ唖然とするしかない。

しかし、こんなオイラも経済の世界に参入するわけであって、ただ唖然としていたんじゃ「お宅たち大丈夫?」なんつー、もうちょいブレイクダウンして的なざっくり質問に、穴を探すことになってしまう。

いろいろ考えるんだけど、馬鹿がつくぐらいポジティブなんで、こんなことを考え、こんな時代だからこそ、我社的にはこんな提唱をしたいと考えています。

まあ、僕らシェアコロのビジネスモデルは「懸け橋事業」なんで、渡ってもらわないと困るんですが、基本、通行料無料なんで、はいコレ↓

「こんな時こそ、経済力を依り所にしたCSRはではなく“知的財産力”によるCSRにシフトチェンジしてみちゃった方があ、いいんじゃないすかあ?」

僕はこれこそが中小企業王国である、日本版のCSRなんじゃないかなあと思う。

こんな景気でCSRなんて言ってられっか、じゃあないんですよ、お父さん。

混迷したビジネス・シーンをサバイブしていくベーシック・アイテムこそが、知的財産力によるCSRなんです。

僕らはそれを教育に落とし込んでいく。

それがシェアコロ。

Today's BGM is
菊地成孔Dub Sextet/Dub Orbits
512b15kgu0rl1_2世の中カオスでありますが、彼らもいい感じで混沌。しかし、菊地は出口を持っているというか、混沌をエネルギーに変える術を知っている感じが、加工を得意とする日本的なジャズという気がするし、東京という言葉がフィットする。新主流派にダブのエッセンス、レゲエのエコー感ではなく、SE的な処理や、録音そのものを弄る感じ。コートニー・パイン的だな。鈴木正人がいたとは!今一番売れてるベーシストでは?ジャケがダサいのが痛い。なんで最後にこうしちゃうのか?音だけ聴きましょう。

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2008年12月23日 (火)

横浜ビジネスグランプリ2009二次選考用事業計画書作成会議

本日は本業終了後、ハノイハノイ でベトナム料理食べながら、横浜ビジネスグランプリの二次審査のエントリーシート作成会議。友達んちみたいでしょ(笑)これで6畳の二階は満室です(一階はかわいい雑貨屋さん)。Vfsh0241

ちなみに、各パートを三人で分担してやる約束ですが、ノルマ達成はオイラだけ。写真奥のBig-Oと、手前のアンソニは手つかず(-゛-メ)

紛糾したのは2軸マップによるポジショニング説明の項目。これでビジュアル一発で「なるほどね」と、審査員を唸らせるのは至難の技でしょ。

ブレスト的に叩き出した僕らシェアコロのサイトはこんな感じの2軸で語ろうかな?!

  • 交流〜非交流
  • 専門的〜総合的
  • 教育的〜エンタメ的
  • 受信〜発信
  • インプット〜アウトプット
  • 匿名性〜非匿名性
  • 思い出(蓄積)〜言い捨て(消費)
  • 独り言〜問いかけ
  • アーカイブス〜流れ
  • ボランタリー(ミッション)〜自己満
  • 評価〜非評価
  • 成長〜非成長
  • 知恵(技術・スキル)〜知識
  • 収束〜拡散
  • 調査〜創造
  • 離陸〜着陸

「収束〜拡散」を横軸に、「追求〜創造」を縦軸なんかが面白いと思うけど、マッピングしてみると語り切れない感じだったり。

その後の「価格戦略」とか「仕入れ戦略」とか、

「どうするよ?」
「…」

みたいな。

一応いい流れ出はいけそうだけど。そうそう、今日、本業でとある会社のビジネモデルをじっくり聞かせて頂くことができた。マッピングしたら、同じような枠に乗りそうな会社。

自分が同業他社になることは伏せて、根掘り葉掘り聞いちゃった。シェアが4割と相当独占している割にビジネスモデルとしては、弱いなあと思った。正直、シェアコロの方がスケールでかいなあと。

1月7日が締め切りです。29日再度擦り合わせ会を開き、年内は仕事納め。お疲れっす!

Today's BGM is
Ohio Knox/Ohio Knox
Ratcd42731 友人のセレクトCDにライカローリンストーンのような「Land of Music」が収録されてて、やっぱ買ってしまった。ピーター・ゴールウェイはこの2曲をメドレーでやっていたそうですよ。FABよりはソリッドで荒削りな印象を受けますが、やはり洗練されていますねえ、このセンスは。灰汁抜きされたスワンプ・ミュージックとも取れるファンキーさがゴキゲンだが、しっかり骨太で噛みごたえあり。しかしいい男がいないバンドである。引き合いに必ず出てくる達郎氏も…。

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2008年12月20日 (土)

さよなら忘年会

俺の中では、実質『送別会』だったんだよね。

1番呑みたい人たち、1番感謝している人たちが、ここまで集まれるのは、きっとこれが最後だから。

楽しかった。腹がよじれるほど笑った。

泣いた。理由は忘れてしまったけど、Big-Oとシルバー・ボランティアのTさんの話しを聞き、泣いた。

いい顔が並んでいるのは、オレたちがこの一年、いい仕事をしてきたからだろう。

それを上が評価してくれない以前に人間的な関心を示さないのは辛い。

この忘年会の裏で、肝心な人物が夜勤を命ぜられている…。「士気」とか「労い」とか「感謝」とか、微塵も感じさせない経営者たち。悲しくなるよ。

この仕事が好きだ。でも、この会社が嫌いだ。これが俺の本音だ。

自分の会社で、この空間、このフィーリングを実現させたい。いや、もっと一丸とした目的意識を持ち、達成した喜びと新たな目標を分かち合いたい。

そんなことが頭の隅にあり、酔っ払った。千代田線の終点まで行きリバースし過ぎて、戻ろうと思ったら終電終わってるし…。また東京ジプシー。

結局、タクシーで四千円払って職場でビバーク。定期持ってるのに、朝ポケットに切符が入ってた…。記憶がない。

もう、あんな呑み方は止めよう。

なんて出来ない約束も止めとくか…。

Today's BGM  is
Ronnie Wood/Cancel Everything〜すべてなかった事に〜81b74a2b
「I've Got My Own Album To Do」と別名同アルバム。フェイセズ在籍中の74年の初ソロ。同年はミック・テイラーがストーンズを脱退した。その年に制作されたアルバムにジャガー、リチャードが参加して75年にストーンズ加入。背景が楽しい。ミディアムでの黒さは、ロッドなんかから吸収しつつ、スライに発展させたの感がある。ロニーの憧れのストレートさと、人柄には惹かれますね。なぜかキースがリードを歌ってたり、普通許すか?断れなかったんだよな、ロニー。ロニーの考察はこれがが秀逸。

 

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2008年12月19日 (金)

「解散」ではなく「拡散」

仲間割れや分派したときのための取り決めを、定款内で取り決めておこうと思う。

解散(こういうの?)についての取り決めは、法務局は確か任意としているけど、対外的な信頼、何より対内的な意思確認という点でも定款に入れておくべきだと感じている。

横浜の創業支援センターでも言われたんだよね、仲間との立ち上げは必ず仲間割れを起こすから、信用面ではデメリットになると。ちょっと大人の洗礼を受けた瞬間だったなあれは。

同様のことを確かに心配されることはあったし。

その際に「いやあ、うちの結束は堅いですから」と無邪気に答えるのと、「仮にそうなった場合は定款上、〇〇という形を取るよう決めてありますからご安心下さい」というのでは雲泥の差があるだろう。

と、思う、が、これも甘いのか…。

とにかく、またネットで雛形かき集めて自分たちらしい解散の在り方を取り決め、可能な限り年内には登記を終了し、新たな年を迎えたいと思う(ちょい厳しい…)。

ちなみに。YMOことイエロー・マジック・オーケストラは「解散」ではなく「散開」だった。

僕のイメージではシェアコロは「解散」するものでではなく「拡散」する集団でいたい。

それぞれの新しい夢に向かい、シェアコロを足掛かりに自分たちのDNAが拡散していく。そんなイメージだ。

僕が1番先に拡散したりしてf^_^;

ただこの話しも漠然としか理解してなくて、勘違いしてる気もするんだよね。

まだまだ、ヨチヨチ歩きの『シェアするココロ』ですが、皆さんご支援よろしくお願い致しますm(__)mヨイオトシヲ

Today's BGM is
Eric Clapton/No Reason To Cry~泣く理由なんてありゃしねえ~
410mx04vwal_sl500_aa240_1 勝手に邦題をつけてしまいましたが、どんな音楽が好きかと問われたら、こんな音楽だと言って一曲目を聴かせたい。大陸的なおおらかなサウンド、それでいってちょっぴりほろ苦い過去を引きずっているような…。クラプトンの数多いアルバムの中でもこれが一番好き。ECがアメリカで夢を叶えた夜の記録。ディラン、ザ・バンドにロン・ウッドなどなど。マーシー・レヴィのパートが憎い。

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2008年12月17日 (水)

Wonderwall Project 第一弾!

ジョージ・ハリソンの『不思議の壁〜Wonderwall Music〜』(未聴)にインスパイアされたこのプロジェクト

『ネガティブな壁をポジティブなドアに変えよう』を合言葉にした(って俺が言ってるだけだけど)、ネットワーキング推進キャンペーンが、秘そやかに始動している。

僕が第一弾で提唱したいのは、フォーマットの規格統一化。

NPO等は団体独自のフォーマットで利用者の対応を日々記録している。当然、団体の個性や都合、ノウハウが反映されたオリジナルなものである。

これをサックリ統一しちゃおうよ、というわけである。ある意味ペーパー部分の行政化である。

まあ、完全統一をする必要はないけど、相談記録や予約受付表など日常的なフォーマットが統一されてれば、A団体から研修でやって来たB団体の職員が、ある程度B団体で即戦力になれるから、団体間でのバーター研修が戦力を維持したまま行われる。

リファーの際の引き継ぎもあれとあれをファックスで送るだけとか、ケースカンファレンスもスムースに行える。

間違いなくスキル共有を果たす一助になるだろう。

僕はWonderwallをもっと突き詰めて、社会資源、団体・個人資源を共有財産化にまで昇華させていきたいと考えてる。

まさに我々の理念であるシェアする心である。

前述した行政化だけど。ソーシャル・サービスを行う以上、僕はある程度必要だと思う。

ここで、前にマーケッティングの本を読んで書いたものから引用すると。

「フレーム・オブ・レファレンス」(競合商品と比較・参照するためのフレームワーク)を考えれば、僕らの若年者就労支援業は、保健所や福祉事務所なんかと同じフレーム内にいると言えるだろう。

そのうえで「ポイント・オブ・パリティ」(競合商品と共通する機能を持たせるこ)が何かを考えれば、ペーパー部分の行政化は必須じゃないかと思う。

これを行うことが、「ポイント・オブ・パリティ」のいうところの「自社商品の価値が競合商品のそれと等価と見なされる理論上のポイント」となり、NPOが信頼に足る社会資源になるときではないだろうか?

あ、すみません。僕は株式でしたf^_^;

ちなみに。この取り組みは、日産とルノーの資本提携によりカルロス・ゴーンが行った『アライアンス・Bプラットフォーム』(車体の共有化により、共同購入するコスト削減)に似ていると、後から気付いたので、ゴーン氏のパクリではないことを強調しておきたい。

そのうえで。僕の進めてるプロジェクトでは、この規格統一化を『アライアンス・Yプラットフォーム』と名付けた(笑)。

Yがなんの略かはお楽しみに!

Today's BGM is
ビューティフル・ハミングバード/HIBIKI
516gtoq3ll_sl500_aa240_1Youtubeのいいとこは、出会いがあること。細野さんの「三時の子守唄」を検索したら出てきたのが、小池光子と鈴木惣一郎なんかとのこコレ。気になる歌声と、佇まい(ちょい太)。ナチュラルな魅力はこのアルバムの生録で最大限に発揮されるはず、だったが、実は結構緊張感が高い奏でることに真剣なアルバム。知らなかったけどイースタンユースの「夜明けの歌」がいい。次ぎ辺りに本領を発揮してきそうなデュオ。

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2008年12月12日 (金)

横浜ビジネスグランプリ一次選考結果報告!

通過しましたあっ!!←大げさ

嬉しいですっ。021

そういえば、昨日、ザ・パンチが西多摩方面某団体のI君とY君にしか見えなくなってしまった、と我慢できずに浜の理事長にメールしたら、「僕は半年前からですよヽ(´▽`)/」という返事が来て、ちょっと安心した。ピンと来た方はメッセージ下さい。

で、合格通知メールの文章が気になる。以下冒頭をまんまコピペします。

<お願い>
お手数ですが、
合格通知を受領いただいた旨の返信をお願いします
本文:届いたよ 

なんだ、「届いたよ」って!?

これ、応募時にミスがあって、修正前のデータを誤ってBig-Oが送ってて、CCで届いた俺がミスに気づいて送り直しをさせたりしてる間に、俺が書いた「届いたよ」が公式文章として出回った(;;;´Д`)

違うかな?

それとも横浜ベンチャーポート、すげえフランクなのか?

あり得ん!

二次のエントリーシートが手強いぞ。1/7締め切りに向け、手分けしてがんばります。

Today's BGM  is
John Mayer/Room For Squares519scnd1qrl_sl500_aa240_1
デビュー時から変わらず弾かないギタリストなんですねえ。それでも、彼のギターテクには新しさを感じますね。セカンドよりはアコースティックな風合い。バッキングが上手い。コード感も独特だし。またこの声でブロンド姉ちゃんがキャー言うのもわかるよなあ。ソングライターとしてもボーカリストとしても、ギタリストとしても完成された、それでいて老成されていないフレッシュなファーストです。

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2008年12月10日 (水)

したたかで行こう!

タイトルは映画『イージーライダー』で有名なステッペンウルフの「ワイルドで行こう」のもじり。僕は「スキスキ」の方が好きですが。

情報通のF氏からのメールの、NPOの資金集めについての見解から、自分たちのビジネスプランの舵を新たな地平に向け、ぐいっと切らなくてはならないと感じた。そのメールの一部を紹介させてもらう。

>しかし、それはCSRとかファンドレイジングだとかそんなもんは本命でないだろう。CSRは本気でないし、そんな簡単に集金は無理。そうではないしくみなのではないか?


これを読み(この見解が事実かどうかは別として)、自分たちは少し性善説でビジネスプランを考え過ぎていたと反省した。性悪説で発想しないとビジネスにはならないのではないか?

つまるところ、CSRという発想は最終的に自分たちに利益を還元していく仕組みだってこと。

これを性善説で企業に説いても実際は伝わらないのではないか?

坂本龍馬じゃないけど、感情よりも利で動かし、そこに儲けがあれば感情が動くという商いの原理を忘れてはいけない。薩長同盟はこれで動いた。

自分たちのプランは社会貢献というカクレミノだけ作って中身、或はうま味が企業に取ってないのが現状ではないか。そういう疑いがメールを拝読した瞬間に生じた。

このフィーリングは横浜ビジネスグランプリのBig-Oとアンソニのエントリーシートから始まり、F氏のメールで気づきに至ったと感じてる。

ようやく、墨入れは終わった。ここから極彩色で染め上げてやろう!

Today's BGM is
Billie Holiday/Billie Holiday At Storyville
51lvryepiml_sl500_aa240_ 不確かですが、ラジオの実況録音のCD化なんでしょうか?はじめと途中にいい感じのMCが入りますが、僕はこういうのに弱いんだなあ。ジャズのライブ盤は大体が箱のお抱え司会者のイントロダクションをするんだけど、アルバムの印象を決定づけますよね。アート・ブレイキーのバードランドとか。「I Cover The Waterfront」という曲が大好きですが、ここでのレディデイは圧倒的な説得力ですね。あまりいい音とは言えないがそれが脱力した怠惰なボーカルと合うのである。

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2008年12月 9日 (火)

会社の印鑑ができました!

いやあ、さくっと届きました。社印三点セット15.690円(お祓い済み)。

どれがなんなのかよくわかりませ〜ん(ノ∀`) アチャー

ちょっと捺印してみたくなりましたが、ぐっとこらえて。やっぱ定款にみんなの見てる前でぐいっと。赤く見えますが、はじめからなんですよ。
Vfsh0227
これで、登記に行けちゃうのか!?

一発合格もなさそうだけど、来週当たりに行ってくるかなあ。ドキドキするなあ。

本当に会社ができるんだなあ。このブログを開始して一年と二ヶ月。いろんな期待と不安(不満も多かった!)を書き綴ってきたけど。

本当に会社ができるんだなあ。

このブログを書き出した頃の社名は、グレイトフル・デッドの名曲からインスパイアされた『Little Ripple』だった。ブログのタイトルも『Little Ripple Champloo』としていた。未だにお気に入りにはその名前で登録されている。

相棒と二人。或は相棒の友人と三人で、みたいな話もあったり。この頃の事業プランはキャリア・カウンセラーの派遣業のようなイメージだったんだよね。俺はワーキング・プアを産むような事業プランが嫌で、そこに美しい色を塗って気持ちを誤摩化そうとしていくうちに、現職の中での手応えも含め、『キャリア教育』というキーワードが浮かんで来て。

その頃から、相棒とのコンビじゃなく、Big-Oとアンソニの力が自分たちには絶対に必要だという結論に達して二人に計画を打ち明けてチームにして。

初めはBig-Oに。そして振られるのが怖くてなかなか言えなかったアンソニに。そして僕らは4人となった。

その頃はジルベルト・ジルの名曲そのまんまの“輪”という意味の『RODA』という法人名を思いつき。この頃まではNPO法人ベースで進展していたんだよな。サイトのアイデアもまだなくてさ。

別件での打ち合わせでBig-Oが言った一言でサイト事業のアイデアが爆発して!あの時の興奮は大発明を仕出かしたような盛り上がりで、そのアイデア自体は棚上げしてんだけど、余韻がまだしっかりと残っていて。

この余韻だけで一生遊べそうな気がしている。ビートルズが色褪せないのと同じようにね(日付変わっちゃいましたが、今日はジョンの命日でしたね)。

 

アイデアをシェア出来る仕組みを考えて行く中で、社名は『シェアするココロ』に。猛反対にあってね(笑)。ダサイとか。なれって怖いですね。「シェアコロ」って略しはじめて定着。もうこれ以外は考えられなくなって。

繰り返しですが。ハンコできちゃいました。大切にしたいです。

Today's BGM is
John Lennon/Shaved Fish
51f76jskyql_sl500_aa240_ 過ぎちゃいましたけど、ジョンの命日でした。ジョンのことなんか考えてる暇なく忘れてたんだけど、普通にビートルズを聴いてて。クリスマス用に作ったCDを聴いてたらHappy X'masがかかって「おいおい命日だったんじゃん!」て今気付いた。ごめんよジョン。でも今日も聴いてたぜ。アンタのシャウトに俺は一生痺れっ放しだよ。ありがとう。あんたが居なければ、俺は音楽なんかやってなかったかも。あんたが居なければ、俺は会社なんかしなかったと思う。あんたが居なければ俺は今の俺じゃなかったかも。
 

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2008年12月 7日 (日)

横浜ビジネスグランプリ2009

明日が応募締め切りの横浜ビジネスグランプリ2009 にエントリーします。

これで三つ目なわけだけど、どれも当然のことながらエントリーシートのフォーマットが違う訳で。

初っぱなのインターネット・ビジネスグランプリはフリーホーマットに近い体裁で枚数制限無し。自分に取っては思いの竹(こう?)をぶつけられるフォーマットで、書いてて気持ち良かった!初という事もあり、空っぽになるまで吐き出すだけ吐き出したエントリーシートになった。

う〜ん、まるで幻のデビューアルバムだね。あの企画書は後年資料価値が高くなると思うので、添削を依頼した関係者諸君はデータを大切に保存するべし!株主総会で「あいつは変わった」とこいつを引き合いに出されて更迭されると…。すみません、妄想が膨らみやすい体質なんで┐(´-`)┌

ってことでセカンドは枚数制限ありのSEED CAP JAPAN。これは純粋に社会的起業家を育成するための事業だったからまた切り口変わったんだよね。本当にやりたいことを絞り込むいい機会となったし、なんせお金の流れを詳細に説明する必要があったのがリアリティってヤツだった。

実は送った数日後に、金銭の流れについての追加の資料を求められてさ。

慌てたのなんの。徹夜した。これがダメならバンド解散か?みたいな切迫感もあったし。

この二つで随分強くなったよね、俺たち。ビジネス上での語彙が俺は格段と増えた気がする。

で、今回のこれ。ペラ一枚です!

ある意味究極。

で、これを俺じゃなくBig-Oとアンソニに委ねました。前回の二つをまとめればできそうだし、賞金が安いから(30万円)、運営資金目的というよりもメディア露出やネットワーキングの絶好のチャンスとして捉えているので、舐めてるという訳じゃなくイベント的にやらせてみました。

自分としてはここで出資者を捕まえたい!というのが目論みです。

それにしてもマジになってましたねえ。

ようやく連中も起業するってことを実感したんじゃないかと思うほどです。今日あがってきたエントリーシートは真っ赤にして送り返しましたけど(笑)

やっぱり金を生むアイデアがビジネスなんだと痛感している今日この頃です。

ヒントになるのは公共広告機構

HPを紐解いていくと凄いですね。これをブレイクダウンした形でビジネスにしたいなあ。

Today's BGM is
SAKEROCK/Songs of Instrumental
Soi1 何やら新譜が出てるかと。ハイドパークで息子と観たのが初認識。チンドン屋のような印象だった。これにハナレグミが参加とか、「トロピカル道中」での高田漣やASA-CHANGとかで一気に気になる存在となり、星野源の本のサントラでイチコロ。日本にこういうスタンスで音楽やってる連中が居ることが嬉しい。このアルバムを勧める気はないけど。ハマケンのトロンボーンが愛おしい。

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2008年12月 5日 (金)

Wonderwall Project

今朝、クワイエット・ビートルことジョージ・ハリスンの「不思議の壁〜Wonderwall Music〜」Img104211636451 というアルバムのジャケを眺めていて、 Wonderwallという響きから、素敵なプロジェクトを思いつきました。

そういうアイデア系はしばらく置いといて、登記と横浜ビジネスグランプリ(あ、出ます!浜の皆さん応援よろしくね)に専念しようと、確かシェアコロメンバーに昨日メールをしたばかりですが…。

まあ、閃きは時と場所を選びませんからねえ。ちなみにこのアイデアはトイレです(笑)

まずはキャッチコピー。

「ネガティブな壁をポジティブなドアに変えよう〜Wonderwall Project〜」

意味を聞くと新味はないんだけどf^_^;

いろんな団体や業界の間にあるネガティブな壁を、ポジティブなドアに変えていき、そこを通過する人たちを元気にしていくという、社会資源同士や個人を繋げて可能性を広げようという取り組み。

ずっと言われ続けてるネットワーキングな話だけど、あやふやなままなあなあできてる取り組みに終止符を打つ決定版にしたいなあと。

昨日、たまたま福祉事務所に打ち合わせに行きましたが、まさに長テーブルの先にネガティブな壁があり、Wonderwallが就労支援と福祉事務所の間に必要だと痛感しました。

終盤、ようやく空気が和んだところで、どうすればお互いの信頼が生まれるのかについて話し合いました。

正直あまりいい印象を持てなかった女性ワーカーからいい話が聞けました。やっぱり現場はWonderwallをみんな求めてるんだよな。

その昔、児童相談所(こども相談センターかな?)ができた時、福祉事務所のワーカーはまるで興味を示さず連携はなかった。しかし月に一度、数時間だけど福祉事務所内で児童相談所の職員が相談窓口を設けることになったら、児童相談所の役割や仕事ぶりが見え、連携(Wonderwall)が生まれた、と。

トップダウンで現場の信頼関係は生まれないけど、Wonderwallを生む地盤を作るのはトップ。

そして、Wonderwallは顔を付き合わせていれば本来自然に生まれるものなんじゃないかと思った。

それを邪魔する政治や利権、エゴにプライド…。

こういうモノを取っ払うためのアイデアを募り、実施報告や成功事例をサイト上に発表していく。

最終的には麻生と小沢が日比谷野音のステージの上で握手をする。清志郎の復活ライブと絡めての一大イベント。昔、ボブ・マーリィがしたようにね。

話が飛躍しましたが、ミッションや理念のような響きにも聴こえるところがミソで、こういうムードを演出していくイベンター的な役割を担いたいんだな自分は、と今気が付いた。

なんかこれまでは理念だけあってキーワードがなかったんだよ。

これからは皆さん「Wonderwallがねえなあ」とか「Wonderwallがいるよねえ」的に使って草の根っこを張っていきましょう!!

シェアコロ自体の存在がWonderwallでいたいし、なんか象徴的な言葉のような気がするんだよね。

Wonderwall Projectの中に『うんこができる学校作り推進委員会』もあるし(これ、ちゃんと生きてます!、僕が参加しているユースワーカー研究会はまさに。

そして今、横浜でWonderwall Projectが始動しようとしています。楽しみ!

Today's BGM is
Bob Marley&The Wailers/Survival
518wx5unjcl_sl500_aa240_1後期のボブのアルバム。とは言っても甲虫みたいに時期による音楽性の変化は皆無。音質が段々クリアになっていくという程度。あ、男性コーラスが女性ーコーラスに変わるか。僕はどっちも好きだけど、ピーター・トッシュのどす黒い低音ボイスを聴くと、鳥肌が立つなあ。宗教性が強いから当然と言えば当然なんだけど、凄いのはメッセージ性の変化も皆無という普遍不屈の男。

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2008年12月 3日 (水)

定款

定款作成に取り掛かっている。

すべての手続きを代行するサービスもあるようだけど、一生に一度のことだろうから自分たちでやろうということに。

最初は自分たちらしい会社の定款を、なんて考えてたけど、昨日、ネットで雛形を数種類プリントアウトした時点でお手上げだとわかった。

今日、図書館で借りたマニュアル本を三冊と(実際使ったのは一冊)、ネットの雛形を見比べながら、雛形を書き換えていく作業を永遠としていた。途方もなく目が疲れた。

なんとか作っていくが、オリジナリティなんて微塵もない、法務省が受理してくれることだけを願って淡々と作る。

後年、痛い目に合わないよう、専門家にチェックしてもらわないと。

自分たちの社会指向性を株式会社で保つためにはどうすればいいか、とずっと考えていたんだけど、一つは、譲渡制限により、株主を管理するという方法がわかった。

これは資金繰りに制限を設けてしまうシステムでもないのかなあ?

などと心配は尽きないが、この心配は会社がでかくなって一部上場みたいなことになったらみたいなんで、今心配してもねえ、なんだよなあ…。そういう会社にしたいわけでもないし。

あと、設立時取締役を自分だけにするか、メンバー四人全員にするのがいいのか?

資本金を持ち寄ってというわけでもないし、とりあえず俺だけにしてみた。残りのメンバーを雇用する形にした方が助成を受けれそうだから。

(定款別表)というのがあって、「現物出資」なんてのがあるんだよね。ちょっとびっくりした。起業後に経費で落ちないかと思って買ったノートPCとか、これに入るんだろうな。10万ぐらいしたから、1株10000円にすると、10株ゲット。

ゲットというのかなあ?

Today's BGM is
T.Rex/Bolan Boogie
317v1bgbczl_sl500_aa240_ゲットといえば「ゲリロン♪」のT.Rex。僕は青春時代にロバート・パーマーのパワーステーションで初聴きで、得意の後追いでマーク・ボランに辿り着いたんだけど。違うなあこの記憶。なんかのCMで「ゲリロン♪」してんのが先だ。まあいい。グラムロックなんてバーが昔福生の奥の方にあって、ジャックさんになぜかよく説教されていたんだよなあ。これもどうでもいい。キャッチーとはこのことだな「Ride A White Swan」。しばらくはまりそう。

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2008年12月 2日 (火)

法人登記

会社の登記をしてしまおうと思う。

もう少し先のことかとのんびり構えていたけど、今後の企業や行政、学校や銀行など様々な交渉ごとにおいて、信用を勝ち得なければ、どこまで行っても“たらればな世界”のお伽話でしかない。

それには法人格がなければ話にならない。シェアコロに魂を注入しよう。

そんなとこまでシェアコロもようやく近づいてきているのだ。

昨日、浜の理事長とメールや電話でやり取りしながら、夢のように朧なイメージの世界から、現実が滲み出てくるような感覚を味わった。

彼は僕に夢を見させ、現実に引きづりだす。

すっかり重要なパートナーとなっている。この場を借りてお礼を言いたい。

いつもありがとう!

さあ、手分けしてとっとと片付けちまおうぜ!!

Today's BGM is
The Beatles/Rubber Soul
11いい加減マッシュルームカットが似合わなくなっている4人。特にジョン。左上のロゴがこの色と金の二種類あって、僕のはレコはコレ(回文です(´,_ゝ`)プッ)、CDは金。写真も微妙に見えてる範囲が違う。それだけで随分、別物な印象になるが、やっはコレっしょ。僕が甲虫で好きな曲にはタンバリンが入っているんだけど、このアルバムはタンバリンを多用しているんで好きなんだ。ということが、最近解明された。ライブを止め、スタジオに専念しだした恐るべし怪物たちの素がここにある気がする。

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2008年12月 1日 (月)

マズロー挽歌

マズローの欲求階層論を別の角度で不意に感じた。第二弾を書いてみたいと思う。

人は生理的欲求が満たされてから安全の欲求を求めるという、低次な欲求が満たされてはじめて高次な欲求が生まれるっていう前々回に紹介した理論。

安全の欲求が満たされると、今度は所属と愛の欲求を求め、次に自己尊厳の欲求を抱き、最終的に自己実現の欲求を渇望する。

今の法人にいても所属と愛の欲求が満たされることがないんですよ。

確かに他のNPOより金は貰ってるのかも知れない。でもそれは安全の欲求止まり。

誰もこの法人で自己実現なんて目指さない。

頭ごなしに否定をされ続けるから、ましてや自分に尊厳なんか持てない。

これを変えるには、トップがスタッフにもっと人間的興味関心を持つこと。

これが改革の一歩であり、できなきゃ退陣するべきだと僕は思う。

同時に利益を生む人材じゃなくても受益者の益になる人を大切にする。

NPOなんだから当たり前なんだけど、これができないから僕の大切な部下たちが辞めていってしまった。

とかく収益を生む人間(事業性)ばかりが目立つわけだけど(僕は割りとこっちのタイプ)と、社会貢献をする部門が日陰になるのは本末転倒である、同じ評価規準で評価することを止めなければならない。

或は自分の好き嫌いを法人の評価規準にすることを止めさせる。

これが出来ないのなら、営利徹底追求の株式会社にすればいい。どうせすぐに潰れるだろうけど。

そう考えると、トップの大政奉還しかないんですよ、もう。

現場に権限委譲してしまう。

あぁ。やる気はないけど、その後の絵をキッチリと描くのは面白い仕事だろうな。

そこで尊厳を勝ち取り、自己実現のために人生を投げ打つ輩の一人や二人は出るでしょう。

オレたちという人種の人間はそういうことにもともと餓えてんだから。

すみません、今丁度『竜馬がゆく』が8巻のクライマックスなんで(苦笑)、龍馬になったようにホラを吹きましたが、こんな話題で、いつかどこかで呑みましょう。

お疲れ様でした。

Today's BGM is
Oasis/Standing On The Shoulder Of Giants415pymfcpkl_sl500_aa240_1
なんといってもノエルの書くメロディーに乗るリアムの悪餓鬼声が堪らない。取沙汰されるビートルズ云々については心憎いばかりであるが、そのDNAを感じるたびにぞくっとする。自分にもそのDNAが欲しかった!メロトロンとかの使いい方はストロベリーだし、「Roll It Over」なんかアビーロードのB面だし、タイトルに「ベートーベン」をつけたらアレだし。好きなアルバムです。

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経営理念決定!

昨日、久しぶりにシェアコロメンバー4人で集まってミーティングをした。

いろいろな意見交換と今後のビジョン共有と課題潰し。

「シェアするココロ」と僕が書いたら「シェアスルココロ」じゃないのか、と突っ込まれる。

その時は、別にカタカナでいいと言ったけど、今字面を改めて見ると、やっぱ平仮名でしょ!?

なんて、くだらないような重要なような細々した事を雑談メインで半日。

僕の考えた経営理念が満場一致で受け入れられ決定しました!

発表します。

Playful Spirit Make Create Destruction.
         ~遊び心で破壊を想像する~

文法があってるか心配ですが。ちょっとロックンロールでかっちょいいでしょ?

トーマス・エジソンの名言に、僕ららしい「遊び心」を加えたものです。

後年、自分たちがこの言葉に苦しむような気がしますし、職員たちが「我々は理念を忘れていないか?」とか「破壊を想像するってなんだ?」みたいな問答があって欲しいと、あえてデカイものにしました。

同時にミッションについて話し合いました。ちょうどある課題にぶち当たっているときに「もしも、自分たちのミッションや理念に従って決められたら、俺たちはどういう決断をするのか?」と思ったのです。

自分たちは4人です。2対2に別れたとき、声のでかい方が決定権を持つのではなく、経営理念やミッションに照らし合わせて決められるようにしておく事は、会社という組織を運営していく上で重要だという事に行き着きました。

また、会社という法人格に対して意思を持たせる、或は血を通わせる作業だという事を感じました。うまく言えないけど、僕ら4人とシェアコロという法人格はこれで別々のモノになった。僕ら四人の気持ちは変わるかもしれないけど、シェアコロという法人格は永続的に、僕らの決めた理念に基づき運営されていく。

この理念を貫けなくなったら、それは会社を去る時であり、潰す時である。

皆がそう心に決めた瞬間だった。

終了後の酒の席で「自分たちもようやくそこまで成熟してきたんだな」と感慨ひとしお。

Today's BGM is
AC/DC/Stiff Upper Lip
33892 相変わらず感電しまくりです。これ、福生の図書館にありました!こんな教育に悪い物を市税で買うとは(笑)。2000年のアルバムかな?いい音していますねえ。アンガスとマルコムのギター・コンビネーションは一卵性双生児のアレなんだと思いながら聴く。サイドギターなんてオーバーダブで済むのにそれをしないのがライブバンドだなあと。その辺ツェッペリンはレーコーディングバンドな気がするんだよな。ライブ観てないけど。ちょっとボーカルが弱いのが気になるけど、痛快!

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