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2008年10月12日 - 2008年10月18日の1件の記事

2008年10月15日 (水)

ソーシャル・エンタープライズ

僕は会社を辞めて、起業しようとしている。そのためにいろいろな人に会い、いろいろな本を読み、仲間たちと議論を重ねている。

僕は坂本龍馬を尊敬している。龍馬にはほど遠いが、ちょっと幕末の志士にでもなったような気分になる。

龍馬が海援隊を立ち上げ、海のない大洲藩を口説きようやく蒸気船を手に入れた(交渉の達人である!)船の処女航海で紀州藩の大船と衝突するという日本初(龍馬にはこの枕詞が多い)の海難事故に遭う。しかも積み荷は薩摩藩の銃器。90074161

話しが長くなる…。何が書きたいかというと、この時、龍馬は愛読していた『万国公法』を武器に紀州藩を捩伏せるんだけど、僕にとってのそんな本が、どうやら『ソーシャル・エンタープライズ〜社会的企業の台頭〜』になりそうだ、と書きたかっただけなんだけど。

後から気づいたのだけど、著者の一橋大学の谷本寛治さんは、数年前に多摩信用金庫の一橋大学の産学連携のコーディネーターで、僕がパネラーだったことがある。

あの頃は、起業なんてこれっぽちも考えてなかったんだよなあ…。不思議。

さてさて。この本を読んでいると、どうやら自分たちは谷本さんの書いた筋書きの上にいるらしいと感じる。

或は知らずしらずのうちにソーシャルイノベーションのマニュアルに沿って行動していたような錯覚、既視観、シンクロニシティ、そんな気分に襲われ、鳥肌が立つ!

正しい眼差しを社会に真っ直ぐに向ければ、きっと問題解決なんて難しくない。実は、とても当たり前で優しいぐらいなのかも…。後は、行動に移す勇気だけか。

前にも書いたけど、社会的問題こそ引き算思考が必要なんだよ、きっと。

すべてのシガラミから一度ドロップアウトしてみる。きっとそこに、まだ誰も通ったことのないピカピカのレールが轢いてある。

後は乗っかるだけ。

なんて気分がするのです。

自分のメモのために引用させてもらいます。
………………………………………………………………………………………………
価値の共有:社会的課題の解決を目的としたソーシャルイノベーションは、社会を変化させるために、ステークスホルダーに新しい社会的価値観を浸透させていく。
そのためにはステークスホルダーの自発的な貢献(知識や資金提供、ボランティア活動など)が財、サービスを交換する上で必要となる。

自発的な貢献が必要になる理由は人々の価値は強制的には変えられず、自ら変化させる必要があるからだ。

(中略)

組織がステークスホルダーの自発的な貢献を引き出すためにはどうすればよいのだろうか。まず、組織の持つ価値を共有することが重要である。

価値の共有という場合、ミッションとコンセプトの二つの段階から理解できる。前者はどのような社会的課題を解決するのかということであり、後者はどのような製品で、どのような方法で解決するのかということである。

(鳥肌が立つ…。以下は自分の考えが確信に変わったところ)

市場を利用した社会問題解決は、政治を利用した社会問題の解決よりも多様な社会的価値が共存できるので、これまでそれらの問題に関わって来なかった人々の参加を促し、これまで利用されて来なかった知識を活用でき、イノベーションの可能性を拡大することになる。
………………………………………………………………………………………………
ヤバイ!

Today's BGM is
Lonnie Smith/Move Your Hand
A4e8049127e720924df0c2f0e749a190_fuヤバイ!ドス黒いですよ。ライブ盤なんですが、クラブのざわめきが黒い。お皿のぶつかり合う音や電話のベルまでもがこのアルバムの空気となってパッケージされている生々しいアルバム。タイプ的にはR&Bタイプのオルガニストで黒いフレーズのごり押しです。一曲、彼が歌っているアルバムのタイトル曲なんだけど、これまたって感じの高いハスキーボイスで痺れる。なんで砂浜でカーボーイっぽいのか謎である。まだ現役です。

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