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2009年2月の17件の記事

2009年2月27日 (金)

「ちゃんと考える」こそ。

『市場破壊戦略』という本を読んだ。どうやら僕は、破壊という言葉の語感に惹かれる。447837516x01_scmzzzzzzz_1

もっと言及すると、破壊は僕にとってロックンロールの初期衝動を喚起させる言葉なのだ。

この本はタイトルほど破壊的ではなく、ロックンロールに程遠い。かといってイージーリスニングのような耳心地の良さもないので、読むのがしんどかったが、アメリカのビジネス書に頻出するシニシズムが唯一擽り所で、最後は事例集だけ読んだ。

この手の本を読むと思うのは「ちゃんと考えれば読まなくてもわかりそうなこと」が書かれているということ。

ちゃんと考えたかどうか、或は、ちゃんと考えた人の意見に経営者がちゃんと耳を傾けたか?

ビジネスの奥義とは詰まるとこそこなんじゃないかと、ビジネスを始める前に悟りを開いた気分である。

大切な理念は「ちゃんと」という誠実さであり、コアなコンピタンスは「考える」なのではないか。

ちゃんと考えた者だけが生き残り、テキトーに夢だけ語っている輩が離脱していく。

ちゃんと考えれる組織を創りたい。「ちゃんと」にも「考える」にもセオリーと実体化するシステムを持ちたい。

今朝はこれからβ版の打ち合わせ。個人知を捨て集合知を導くことが、僕の裏コンセプト。

Today's BGM is
Bruce Springsteen/Live at Hammersmith Odeon, London '75
B000e97x6601_aa240_sclzzzzzzz_1「明日なき暴走」 高校生のときにタイトルのかっこよさを含めはまったアルバム。そのデラックス・エディションにボーナスDVDで入っているのがこれ。第一声のボスの声に含まれる感情の情報の量の多さに圧倒される。そしてEストリートバンドがボスとともに全国各地を回る旅芸人一座だったということを思い知らせされる阿吽の呼吸。K・クラモンズのサックスの図太さの中に垣間見れる切なさがまた泣ける。

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2009年2月25日 (水)

科学ですよ!

文部科学省系の独立行政法人に、シェアコロのエバンジェリストのT氏が僕を連れていってくれた。

なんとも縁遠いネーミングの法人様で、HPでの予習にすら手を付けれなかった。

そもそもT氏がなんでこんなセッティングをしたのかがよく理解できていなかった。

応対してくれた初老の男性は、T氏が前職のプロジェクトでお世話になった方とのこと。

この日は、この後T氏の同窓の方が経営するアフガニスタン料理とバーをハシゴすることになるのだが、T氏の人脈の作り方と、それを維持していくスキルと純粋な人間愛のようなものには舌を巻く。

世の中には、こういうタイプの方が時々いらっしゃるが、人に会うこと自体が億劫な僕はとてもそうはいかない。

ところで、初老の担当者が僕に教えてくれたことは「研究開発費」という名の投資を受ける方法だった(多分語弊あり)。

「研究開発」という言葉に気圧されながら説明に耳を傾けつつ、例えばこんなことでもいいのかと言った僕のアイデアがポテンヒット。

なんとも場違いな場所に連れて来られ、借りてきた猫だったが、徐々にそのからくりが見えてきた。

帰りのエレベーターでT氏が「なんで俺が連れて来たかわかっただろ」と一言。

科学ですよ!

ちょっと前にソーシャルビジネスを神聖なベールに包むのを止めようと提言したけど、僕の中ではそこと繋がるキーワードが、この「科学」という言葉な気がした。

要は使い方、バランスなんだよ、と予想される反論に軽く牽制しつつ、僕は「集合知による社会的課題解決のメソッド」について研究開発してみたいと強く思っている。

そして集合知のプラットホームにこそ企業の社会的責任(CSR)が果たされることを僕は期待している。

夜。東京の曇った夜景がオツだったので、バーのソファーに呑まれ、久しぶりにタバコを吸ってしまった。

先ずは、大学の先生を捕まえなくては。

Today's BGM is
Bob Dylan/The Bootleg Series, Vol. 7: No Direction Home - The Soundtrack
B000a7klf202lzzzzzzz1司馬のエッセイを読みながら、歴史好きと音楽好きは似ているなあと思う。これを聴くとまさに歴史探訪である。唯一残された土方歳三の写真を食い入るごとく、デビュー前のディランの演奏に耳を傾けると、やはり変わらぬディランことジーママンがいる。ディランは、既存のフォーマットを使って自分自身を切り開いていった。そのリスペクトが愛すべきである。

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2009年2月22日 (日)

第1回「市民ケースカンファレンス」終了報告

温かい麦茶を飲みながら、個人的なまとめをしておきます。麦茶はホットとアイスで別モンになりますよね。

まずは、協力してくれた方、参加してくれた方、応援してくれた方、ユースワーカー研究会の皆さん、ありがとうございました!

ユースワーカー研究会の初イベント『ユースーワーカーと共に考える市民ケースカンファレンス@横浜開港150周年協会』が、平成21年2月20日、昨日無事終了した。

これまで、保護者を対象としたワークショップを企画したことがありましたが、市民向けというのは今回初めてで、またユースワーカー研究会というゆるい繋がり、方向性を反映させる企画ということで、ちょっと職業っぽい感=ソーシャル・プランナーとして、自分自身が社会的に位置づけられるようになることをひとつの方向性にして行きたいと思いながら、この企画を考えてみました。

でも、企画を決定して行く初期段階でのシェアコロ・スタッフとの議論。リハーサルでの某大学講師と生徒、ユースワーカー研究会メンバーの意見。当日の細部の持って生き方でのアイコンタクトなどなど、みんながいてできることだとつくづく思った。

昔は、そんな自分に非力を感じていたけど、今は仲間に甘えられるようになってきている。共同作業の中での自分の立ち位置が、自分相応になってきているようでストレスが少なくなってきている気がする。

今回は、少し冒険していた部分があった。正直、期待していたような結果は顕在化しなかったけど、なにかモヤモヤした気持ちを持ち帰り、顕在化する日まで気持ちの中に潜伏していてもらえていたらうれしい。

具体的に書くと、今回のカンファレンスでは「ヒト・モノ・カネ」という僕が散々ビジネス・プラン・コンテストで取り組んで来たテーマで考えてもらったのだが、この中の「カネ」がそれだ。

冒険は、欲張りとも言い換えれる。欲張りだったのかなあ?

懇親会でフィードバックをいただきながら、いくつかの反省が浮かび上がった。大きく趣旨を改めてまとめると、「困難を抱える若者のことを真剣に考えながら、そんな若者を支えてもらっているユースワーカーについて知ってもらう」となる。

もっと大雑把に言えば、「若年者問題への啓蒙活動」ということになるだろう。

マズローの欲求理論ではないが、人々の注意関心がレベルを上げて行くにはある程度の満たされた感がなければならない。若年者支援にそれを当てはめるとこうなる。この場合は危機感レベルが上がらないと次の欲求は現れないということが言えそうだ。

第一段階:困った若者がいることを知る。
第二段階:困った若者を支援する施設の必要性を知る。
第三段階:そこで働く人(ユースワーカー)について考える。

世間的には第二段階が満たされないまま相当な時間が経過したような気分なのではないか?

そんな状態で、市民の関心が第三段階に突入するのは無理があるのだが、これを実感するためのワークショップが後付けだが「市民ケースカンファレンス」なんだと思う。

第一段階:ヒト
第二段階:モノ
第三段階:カネ

本当はカネがなければすべては始まらない。なのに始めている無理がそこにある。その先走った「いてもたってもいられない」フィーリングや、「やりたくてもやってあげれない」継続性の問題について、「カネ」から考えてもらえればと思っていた。

少しプロダクトアウトに走ったか?

何かデータ的な見せ方が必要だったのか?

まあ、反省はこれだけではないが、それを上回る可能性を感じている。この可能性はユースワーカーの資格化なんかの対極に位置しつつ、相乗効果を生むひとつのムーブメントにしていけるのではないか?

この辺は、また。

それにしても!いやあ、ファシリテーターというのは孤独な仕事であると感じちゃいましたねえ(^-^;

みんなが熱く語って、どっと笑いが起きて。こっちはタイムキープと、繋ぎ・まとめに必死で。次は事例発表者やらせて!

Today's BGM is
矢野顕子/ピヤノアキコ。~the best of solo piano songs~ (SACD-Hybrid)
Yamano_3203080356_2 天才なのか?僕は正直聴かない。興味を惹かれつつ、近づき切れないでいる。最新アルバムのT-ボーン・バーネットがプロデュースなんてのはジャケもいいし、涎が出そうになる。そんな僕が取っ付きやすく、あっこちゃんのサウンドに浸れるのがこれである。ザ・ブームの名曲「中央線」。とはいえオリジナルを聴いたことがない。ハナレのフリーコンサートでカバーしていたのが初耳で泣けた曲。ここでも秀逸。音楽で涙腺が滲んだのは久しぶりである。「矢野が歌えば矢野の曲」と言われるように、そんな曲が世界が充溢している。

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2009年2月20日 (金)

日経ビジネスで宝物探し。

いつか日経新聞に毎日目を通すようなビジネスマンになろうと思っているが、まあなかなか。

せめて毎週「日経ビジネス」でも購読してみることに。

暗いニュースの中から希望の鉱脈を掘り当てるがごとく読み進める、なんていう読み方をしてみると、いくつかの手応えがあってうれしい。

それは、こんな時期に起業する理由探しでもあって。後には引けないし、引く気もないけど、当然不安なわけで。

いろんなところから自分自身を鼓舞してくれる言葉をかき集め、宝物のように大切にしてる。まあ、客観視すると正当化の作業に他ならないのですが…(;;;´Д`)ゝ

日経ビジネスにあった言葉。「」内が引用。

「【顧客重視】という経営方針を唱えることはたやすい。ただ、世界的な不況の今こそ、改めてその言葉の真実味が問われる」。

この不況はCSRへの踏み絵的な試練なのだと感じる。そしてその踏み絵を汚すことは、CSRが中長期的な顧客満足感の向上を目指すという性格上たやすい。

しかし、汚すことなく立ち向かう企業こそが新しい時代を生き抜くためのライフスキルを身につけた企業になるのだと思う。

「今回の不況は落ち込みが激しかった分、立ち上がりも早期に急激に起こると見る。景気回復時に出遅れないよう備えなければならない」

うんうん、楽観的なような気もするが、必ず終わりは来ますよね。今、この時期に何をしているかが重要なのである。

さて、私は本日は例の「市民ケースカンファレンス」でワークショップをやってきます!

人脈作りと、ファシリテーターとしての修行ですね。

でもやっぱり、先日のユースワーカー研究会でも思いましたが、宝物は印刷物からではなく、仲間たちからの励ましが一番ですね。

Today's BGM is
John Lennon/Double Fantasy
Le2711正確には、これと「ミルク&ハニー」のジョンの部分だけ抜いてシャッフルしています。この時代のジョンは、主夫生活を終え後で、なんとも生活者としていながら、元ビートルズな立ち位置で、ラブ&ピースな面影が薄れ、ショーンへの愛情と父親としての自分と夫、男みたいな自分をすごくフラットに歌にしていて、聴いていてとてもリラックスする。まあ、それもこうやって聴くとなんですが。ヨーコが入ると緊張感が高まるのです。

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2009年2月19日 (木)

市民ケースカンファレンス ≪リハーサル≫

昨日は、ユースワーカー研究会に参加してきました。

絵の具の香りの残る代々木オリンピックセンター、通称「オリセン」の美術棟で、あっという間に明日に迫ったユースワーカー研究会@横浜開港150周年記念協会で行うワークショップのリハーサルを中心に話し合い。

自分なりに手応えを感じていたワークショップを、研究会の皆さんにも高く評価してもらえたので、自分自身の自信にもなりました。

また、昨日は某大学の社会学の講師と学生一名が参加していたのでアカデミックな感じでした。

やはり視点の違いが面白い。追求していく先の落し所が違うことが新鮮。

ここの議論が面白かったし、ユースワーカーの立ち位置が見えてよかった。

詰まるところ、僕らは研究者ではなく実践者であるということ。

もっと現実的に、或いは理想的な言い方をすれば、僕らは研究者や市民のの意見・声に耳を傾けながら目の前で課題に直面している若者の力になる実践者なのだ。

ということを実感した。

なんで彼がそうなってしまったのか?

その社会的背景を知ること、考えることは非常に重要なことだけど、彼にとって目の前の救いの手を差し出した人間が、それを知ってることはさほど重要じゃない。

彼の母親がどんな社会情勢の中で生活している社会人であるかなんて、彼には関係がないのだ。彼にとって母親は母親でしかありえないのだ。

しかし、ユースワークは、あるユースワーカー個人で完結することはほぼないので、彼を取り巻く大人たちの合意事項として、社会的背景は知っておくべきだと思う。

その合意事項を市民レベルで形成するプロセスとして、市民ケースカンファレンスのワークショップを企画したので、まずは親身になることから始めなければならない。

その点で社会情勢やイマドキのワカモン的総論に走ったり、ゲームやインターネットがいけないなんていう原因追求は、訳知り顔の大人の所詮は他人事的ムードを醸すのでNG。

彼にとってはそれこそなんの意味もなさない。

そこで、ワークショップには以下の四つのルールを設けることが話合われた。

1.正しい情報をシェアする。
2.合意事項はあっても正解はない。
3.発言を否定しない。
4.過去(どうして)よりも未来(どうする)について話す。

これはユースワーカーの心得でもあるという意見があり、ユースワーカー研究会の基本姿勢にもしていきたいと思う。

さてさて、明日はどうなるか?

皆さん、お楽しみに!

Today's BGM is
The Velvet Underground/III
Vu31今までローデットがベストだったけど、今の気分はこれ。なんとも人畜無害に写ったルー・リード。ソファーで寛ぐメンバーたち。VUは過激さとアヴァンギャルドとお茶目さが同居した稀有なバンドであるが、この3rdはお茶目さがVUらしく出ている。バナナの日曜の朝的ナンバーがずらりと並んでいる。生ぬるいとお嘆きのあなたは、たまに「What Goes On」でも聴きながら、もう少し寝かせてみましょう。決して売ってはいけません。

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ソーシャル・アーティスト

シェアコロの利用者、特にワークショップやハックを投稿してくる利用者をなんて呼ぶか、ずっと考えてきた。

普通に考えればユーザー。まあ、そう呼んできた。

まだ見ぬ彼らに光を当てたい。ステータスを与えリスペクトを捧げたい。

ワークショップを企画するのは本当にクリエーティブなんであります。

そんな思いから、シェアコロでは社会の課題解決のための企画を考える人として、個人でも企業でもソーシャル・アーティストと呼んで讃えることにしたいと考えています。

そしてオイラ。

名刺を作ってるんだけど、役職じゃなくやってることを一言添えたくて。

いろいろ考えたけど、と書いてる今も迷うんだけど、社会的課題を解決するプラットホームを企画運営してく人という意味で、

ソーシャル・プランナーがいいかなと思ってます。

なんか照れる。

Today's BGM is
Horace Parlan/Us Three
Img555016541 ジャズにファンキーという言葉を当てはめた場合、真っ先に浮かぶのはホレス・パーランである。この場合のファンキーが何を意味するかを考えると音楽の面白みが深まる気がするのだが、まずジャズ・ピアノの美から逸脱しているにも関わらず尚もジャズであるという点。フレーズのエグさと執拗なもでの繰り返しによる高揚感の求め方、この辺はゴスペルのアプローチに似ているのかな?パーランは指が小児麻痺で一部動かない、その指を打楽器的に使ってる気がする。それが臭わんばかりのファンキーなのである。

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2009年2月15日 (日)

散髪業界の破壊的なイノベーションと経営課題

個人的には価格破壊的な安さを売りにするビジネス・モデルって、ちょっと引くというか、どうなのかしら?なんてことを感じる方であるが、昨日、はじめて1000円カットのQBハウスを利用して、あっさりと感想が変わった。

こうも、あっさりと変わるバックグランド(オシャレ心が芽生えてからはずっと自分で切るか美容院だったせいと、実は美容師の専門学校を卒業し、美容院でも勤務した経験があるせい)ではないので、じんわりと衝撃的である。

QBのHPにもある、シャンプーやひげ剃りなど自分でできることは自分でやり、自分にできないカットだけをしてもらいに行く感じ。実際の床屋でもカットの時間は実は10分程度という事実と、世のおっさんどもの「髪型なんていつも同じで無難がいい」というニーズにばっちりはまっている。

シャンプーやパーマがないから水回りの設備投資が不要なので立地が駅中とか、蒸しタオルや、クビ周りのタオルをペーパーにすることで洗濯や蒸し器がいらない。待ち時間がないから新聞雑誌も置いてない。

ちょっと業界を知っているだけに1000円の秘密が見えて面白かった。もちろん、仕上がりにも満足である。

素晴らしいビジネスモデルだと実感した。散髪業界に破壊的なイノベーションを巻き起こしたこと間違いなし。完璧である。

しいていえば、かゆいとこに手の届かない感じのあのマッサージ!して欲しいっす。と、終わりそうな雰囲気ではあったが、経営者的な角度からこのビジネスモデルの課題を洗ってみたい。

それはズバリ人材の確保に他ならないと思う。まあ、あくまで予想であるが。

僕の利用した店にもスタッフ募集の紙が貼ってあったし、QBハウスのHPで一番目を惹くのがスタッフ募集。

でもって、フランチャイズ制なんで各店舗によってオーナーが違う。ある意味コンビニのオーナーと変わらないんじゃないかな?ここも、なんかこの業界で働きたい若者との精神的な部分でのミスマッチがありありな気がする。

従業員たちのモチベーションが持つのかなと…。当然、世間話なんかしてる雰囲気じゃないし、オシャレ感はゼロ。ホスピタリティも発揮しづらいし、なんと言っても誰でもいい感じで代用のきく技術職って感じ。理美容師専門学校の人気とか、少子化とか鑑みるとこの辺が凄く心配である。

給料面は、普通の理美容室で働くよりスタートはいいけど。

まあ、こんなことを思うのであった。余計な心配┐(´д`)┌ヤレヤレ

Today's BGM is
Rickie Lee Jones/Rickie Lee Jones
Rickyleejonespictures1声のいい美しい女性と、そつのないツボを押させた演奏。ジャケもいいと来たもんだ。S・ガットのリラックスしたドラムや、ニック・デカロやビクター・フィルドマンが素材として彼女を本当に可愛がったんだろうなという音が聴こえる。びっくりなのはプロデューサのラス・タイトルマンとレニー・ロワンカーがリッキーと幼なじみで中ジャケで8歳ぐらいの三人のスリーショットがある!物語としてこれ以上のものはないのでは!

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2009年2月14日 (土)

URL変更の予告です。

「ブルーな気分」

「こつこつと積み上げた仕事を途中途中で「意見を聞かせて?」と投げ掛けて来たにも関わらずなにも言ってもらえず孤独に作り続けてきた仕事を最後に否定された時」

このブログ、実は「Little Ripple Champloo」というタイトルで書きはじめて、途中「シェアするココロ」に変更したんですよ。

その際に、タイトルだけ変更して、URLは面倒臭いので変更しなかったんだけど、自分の新しい名刺にこのブログを入れときたいと思い、この機会に変更させていただきます。

お気に入りから飛べなくなるので、「シェアコロ」でも「シェアするココロ」でも検索して下さい。トップ表示されますので。

携帯も新しく買いました。三月末まで今のが使えますので、それまでには新しい番号等をお知らせしたいと思います。会社の窓口がこの携帯になりそうなんで、メールアドレスとかもふざけた感じなのはまずいな、とかいろいろ考えさせられました。

Today's BGM is
Muddy Waters/Woodstock Album The Muddy Waters Woodstock Album
Front 僕の友人のレビューが秀逸です。ラストワルツでのマディのステージに知らない顔が数人いるんだけど、マディが何をしでかすか分からないので、何をしても対応出来るようにマディ・バンドのメンバーに入ってもらったと。スコセッシのカメラクルーの休憩中にマディが歌い出し慌てたら一人カメラを回しているクルーがいて助かったとか。あのシーンがエピソード満載で好き。これは大好きなガース博士のハモンドとアコーディオンが大活躍している異色作。温かい。

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2009年2月13日 (金)

NPO法人の予測市場を集合値で作る

今月号のフォーブス日本版の記事に、タイトルのようなことが書かれており、大変興味深い。なんて書くと購読している風だが立ち読みである(*v.v)。

日本版とはいえ、書かれていることは向こうのこと。当然、NPOを巡る社会的背景は寄付文化の有無で全然違うわけだが、何が書かれていたかというと、

玉石混合のNPOに盲目的な寄付をするのはやめて、寄付するに値するNPOに寄付をし、寄付するに見合わないインチキNPOに無駄な寄付をしない仕組みを作ろう。

さあ、どうやって?ここがWeb2.0的で面白い。書いた人曰く、「集合値による予測市場を作って、NPOを正しく評価してはどうか?」というのである。

大賛成である!

どっかの親玉が目ん玉ひん剥いて「NPOを正しく評価できる奴がどこにいるんだ?」と言い出すことが目に見えるが、いい加減、ソーシャル・ビジネスを神聖化というベールで覆い隠すのは止めましょうよ。時代遅れだって。

正しく労働基準法を遵守しているかとか、お金の流れは明瞭かとか、組織のミッション性は明確であり、効果性はどの程度かとか、持続性を確保するために次世代育成に積極的に取り組んでいるかなど、至極当たり前でいいのですよ。

集合値に対して、「専門家と同等の、時には専門家を凌ぐこともる」という評価も書かれており、そうこなくちゃ、と思うのであった。

立ち読みレベルでアレですが、日本版、是非作りましょう!

Today's BGM is
Stephen Stills/Stephen Stills
S174941それじゃあ寒いでしょのソロ1作目。なんとも吹っ切れたというか、悟りを得た感のある歌声とサウンドである。「Love the One You're With」は先にアレサのフィルモアやアイズレ-で聴いてて、なるほどのオリジナルなんだけど、スティルスに脈打つラテン・フィーリングが大合唱を誘う。それにしても音が悪いんだよねこの曲。味と言い切れないモコモコ感がなあ。オルガン好きに!

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2009年2月12日 (木)

ペライチで語り切る。

どんなに複雑なビジネス・モデルも、ペライチで語り切れる、エッセンスの抽出とでも言うべき凝縮の仕方があると思う。

この作業をコーヒーを煎れる作業に例えてみよう(確か去年の目標は「例え上手になる」だった)。

熱いお湯、即ち情熱を注ぐのは簡単なんである。

重要なのは、ガラとして捨てる部分が問題となる。まだ味は出ると欲張ってお湯を注げば、当然コーヒーは薄まる。

ペライチという濃厚なコーヒーを煎れるわけだから、お湯を入れ過ぎてはいけないし、まだ味の出る豆を捨てなくてはならない。

人は貯めることの方が上手にできて、捨てることが苦手なように作られてんだと思う。特に日本人は。

まあ、思い付きで例え話をはじめるのは酔っ払った時だけにしようと思いつつ少し話題を変える。

とある会社では、「うちの事業の全体像を語り切れるようになるのに二年は掛かる」なんてことが言われている。

その会社は、二年以内の離職率が相当高いので結局誰も法人を語り切れない、というお粗末なオチを言いたいわけではない。

「二年は掛かる」という遠回しに事業規模のでかさを誇る田舎臭い見栄を正しく言い換えると、実はこうなる。

「うちは教育システムが未だに成熟していないし、理念だのミッションなんてこのかた考えたことがないので教育のしようがない。だけど、どんなやつだって毎日この仕事をしていりゃあその人なりに哲学ができてきてそれらしいことを言い出す。それにはまあ二年かかります」。

これが正解である(こういうことに気付くようになったのはアントレプレナー・シップが芽生えたおかげだと思う)。

別の法人の方は呑んでる席で、「漸くうちの若い連中も法人を語るようになってきた」と言った。

それはいいことだと素直に思ったけど、「その若い連中は理事長の頭ん中を理解してんの?理事長がなんでこの仕事をしていて、何を目指しているのか知ってんの?」

次はそこだよな、という話しになった。

僕は、ここ一ヶ月半くらいずっとそんな「言葉や図にする」作業に没頭している。クリエイティブこのうえない。こんなことだけして誰かが金をくれるなら!なんて素晴らしいんだろう。

でも、「三つの実現」とか書いて二つでずっと止まってたり、見やすいレイアウトや色使い、キャッチ・コピーの細かい修整など大変な作業なんである。

ミッションや理念はいくつかのビジネス・プラン・コンテストで定まった。

それを誰が欲しているのか?

どうやって利益を生み、持続性を確保するのか?

そんなことをペライチで語り切る。まず難しい。裏面を使ったってペライチだとか言って…。

もうすぐできる。これでうちの会社を二日で語れるようになり、20分お時間を戴ければ語り切れる素材が出来上がる。

魂を注ぐことがOJTだろうと思う。

このペライチで投資家を納得させ、熱烈なエバンジェリストが誕生する。

嘘があってはならない。

Today's BGM is
Al Kooper/Black Coffee
263601l1あまり本文とリンクしたものにするような凝ったコーナーにするつもりは毛頭ないんだけどね。よ~く見ると本人の顔が映り込んでで恐ろしい。この人を語るほどこのほどを知らないないんだけど、年を取って緊張感が薄れたのがこの人の味になっている気がする。オーソドックスなR&Bへの捻りぐらいがおつな冒頭から引き釣り込まれるが、ショボイ打ち込みシンセっぽいのが混じるはライブあるはで散漫。古いファンにはこれがいいのかな?

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2009年2月11日 (水)

三点見積法

シェアコロのトラフィックとロイヤリティの関係を図にしている。Vfsh0287

途中から広告も入れ込んでみた。インプレッションやトランザクション効果などが浮かび上がってくる。

収支計画の広告収入の根拠性が欲しくて、計画書の広告枠を入れていく。全体的には、まだ枠が取れそうだと感じるが、ここで問題に気付いた。

収支計画書の広告事業の設定が、全部の枠が埋まったらの話しになっているのである。

最悪のシミュレーションとして悲観値を出しておこうと思い、悲観値の反対語を何値と言うんだっけと思い調べたら、出会いました。

PERT (Program, Evaluation, and Review Technique) 分析 (PERT 分析: Program Evaluation Review Technique の略。楽観値、期待値、悲観値の 3 つのシナリオに基づいて、予想される結果を評価する方法。)

三点見積法っていうんだって。

お客様に見積もりの妥当性を示す方法で、要するに美味い話しだけして胡散臭がられず、リアルな見積もりをする方法である。

この方法では、想定値を以下の三つに分けて算出する。

1.楽観値
2.通常値(期待値)
3.悲観値

方程式はこれ。

三点見積もり値=(4×通常値+悲観値+楽観値)÷6

なるほど!

画期的である。試しにこの計算式を使ってみると。

例えば、自社サイトの広告枠を10枠とする。1枠単純に1万円として営業をかけた場合、

1.楽観値=100,000円(全枠が完売!)
2.通常値=60,000円(±0の想定)
3.悲観値=30,000円(全然ダメ)

さあ、この場合の三点見積もり値は、61,666円となるってこと。

う〜んこんなことも識らないで会社ができるのか不安にもなりながら、前進した気分である。

初年度から四年目まである収支計画書の二年目の収入をすべてこの方法で計算してみる。

うんうん、初めっからこんな上手くいくわけがねえんだよな、と合点のいく数字がはじき出されていくのだが、だんだん青ざめてくる。

黒じゃねえよ、赤だぞこれじゃあ!

まあいい。まだ紙の上のことだから。すべて計算し直そう。

上で試しに計算した()内をどうするかだけど、 どうやら楽観値、通常値(期待値)、悲観値には定義はないらしく、その都度妥当な根拠を当て嵌めるらしい。本当か!?

何れにしろ、ここを間違うと痛い(>_<)

トラフィックや広告枠数(恐らく技術的には無限)の設定をしなければ、ここを見積もれない。

逆に言えば漸くこれで確かな収支の計画が立てられる!

やっとかよ。

やっとだよ。まあ、リアリティってヤツだろう。

何だか今日から、第二章『旅仕度編』(ダサッ!)がはじまったような気分である。

Today's BGM is
The Allman Brothers Band/At Fillmore East (2CD Deluxe Edition)
Post2596391154356487 なんだかんだコレなんである。練り込まれたパートとジャム・パートのボーダレス感が堪らない。観客も録音もいい、そしてジャケがまたいい。一度でいいからツアーに出てみたい!そんなバンドへの憧れを掻立てる。ちなみに裏ジャケはヤサグレたツアー・クルーたち。中ジャケの猥褻な赤いスポットライトに照らされたバックショットがまたまたいい!楽器を演奏する人、特にバンドでのライブ経験があると更に効き目が倍増するアルバムである。

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2009年2月10日 (火)

<ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス>@横浜開港150周年協会

なんとなくシェアコロ企画デビューな@横浜開港150周年協会でのワークショップ。

私が運営委員を勤めさせていただいていて、このブログでも何度か取り上げているユースワーカー研究会を横浜開港150周年協会で開催し、創発メンバー(協会の方たち)に聴いてもらおう、というところから始まったこの話し。

せっかく意識も高くネットワークも広範な創発メンバーの方々が参加していただけるなら公開型じゃもったいない!

語り合わなきゃ損!ということでアイデアを少し出したら、私にお鉢が回ってきたと。

スイッチ入りますねえ、こういうの。で考えたのが以下のようなこと。

<ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス>

↑このネーミングいいでしょ?気に入ってます。ご興味いただいた方は是非。と言いたいところですが定員に限りのある内輪なイベントなんで、これを機会にユースワーカー研究会に参加したいという方がいれば、まず私にご連絡下さい。

*********************

■創発スタジオ
第6回 <ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス>
--------------------------------------------------------
日時:2月20日(金)19:00〜21:00 場所:横浜開港150周年協会
                (横浜市中区新港1−6−3)
============================

毎月の第一週、第三週の金曜日に横浜開港150周年協会 会議室を
「創発メンバースペース」として、創発メンバーの方々に開放しています。

■内容説明:

ユースワーカーとは、青少年の自立と成長を援助する人のことです。
ユースワーカーは、家庭崩壊や地域の教育力の低下に起因する青少年の心と、
体の荒廃に立ち向かうために生まれました。

世界的に見ると、イギリスなどでは制度化され、
日本でも、まだ数は少ないものの、
常勤・非常勤・ボランティアのユースワーカーが全国各地で活躍しています。

今回は、横浜の若年者就労の実態とともに、
横浜にて若者支援の取り組みを行っている「NPO法人 ユースポート横濱」の事例
を紹介します。
そして若者の育成・問題に取り組むユースワーカーと、
困難な課題を抱える若者の未来について、どのようなサポート、
社会資源が必要かを共に話し合い、市民一人ひとりが考える機会を設けたいと思
います。

■進行:シェアするココロ/石井氏

1.はじめに:「ユースワーカー研究会の活動紹介と趣旨説明(NPO法人 NICE
(日本国際ワークキャンプセンター/上田英司氏)」

2.事例紹介:「横浜市の若年者就労の実態と、若年者支援の取り組み(ユース
ポート横濱理事長/岩永牧人氏)」

3.ワークショップ:「ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス」

4.まとめ

■参加方法

志塚昌紀(siz@bb-h.co.jp)まで、

下記項目を埋め、

件名を「<ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス>参加申し
込み」にして、

メールにて申し込みください。

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■参加条件:

日時:2月20日(金)19:00〜21:00
場所:横浜開港150周年協会
地図:http://hill.yokohama150.jp/map.html

●対象=教育や青少年問題、若年者就労、ユースワーカーなどに興味、関心のあ
る方どなたでも。

●参加費=無料

●申し込み=(siz@bb-h.co.jp)

 お名前をご記入の上、ご応募ください。

<締め切り 2月18日(水)まで>

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********************** 申し込み欄 *************************

件名:<ユースワーカーと共に考える市民ケース・カンファレンス>参加申し込み

参加日:2月20日(金)19:00〜21:00

名前:(       )

ご所属:(       )(民間企業・行政・団体・その他)

何か一言:

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■当日連絡先:

志塚(090-5197-5859)

つながらないときは下記まで

財団法人 横浜開港150周年協会 ヒルサイド市民参加事務局
                ( 上平 ・ 後藤 ・ 松浦 )
TEL:(045)662−6482 

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Today's BGM is
Buffalo Springfield/ Again
Again1こっちも聴き直してみたら嗜好のカオス感はこっちの方がやっぱ強いっすねえ。ラストはビートルズのホワイトで、こっちはSgtというと伝わるのかな?ジャック・ニッチェとジム・メッシーナの感性の違いも関係あり?それにしてもモダンなバンドだと思う。そしてなんだかんだファズなんだと感じる。仕業はニール?シティルス?裏ジャケのフェイバリットがいいんだなあ。

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2009年2月 9日 (月)

『ドリーム・ゲート』にエントリーしました。

最近立て続けに「やくみつる」に似てると言われショックを受けてます。

加齢と共に似てるタレントの格がどんどん下がっていく今日この頃、昨日は『ドリームゲート』というビジネスプラン・コンテストの締め切りでした。

ないない尽くしの会社が生まれるので腹にいる間に少しでも栄養を与えないととやってるコンテスト応募もこれで四つ目。

ビジネス・モデルにはお蔭さまでクッキリと成長の跡が見えますが、またしても送信完了が怒涛の締め切り三分前(;;´Д`)10分前に無茶振りヤメテェ!

今回の審査員のお一人、マネーの虎で有名なんでしょうか?際コーポレーション株式会社の中島社長に、若い頃に福生で世話になっててご縁を感じています。

僕がバーテンやってたバーが際コーポレーションで、まあ、業績不振だから炒飯を出すぞということになり、ニラマンの厨房で炒飯の作り方を教わったなあ。生米となんかをフライパンで混ぜるという修行みたいな。

結局注文されてもカウンターが空になるし面倒だから断ってたけど(笑)Mrt0710191236003n11

また思い出話しかよ。歳っすかねえ!?やくみつるだし⇒似てねえよ!

その時一緒にバーテンやってたゴージンって男の店のサイトをその時カウンターで呑んでたコウジが作ってて、シェアコロも彼がやってくれると。繋がるんですよ。

っていうか、昔の友達とも、支援者とも、やっといろいろ繋がってきた。嬉しいな。

いろんな素晴らしい人と繋がって、いろんなアイデアをシェアしていきたい。みんなよろしくね! byみつる

Today's BGM is
Buffalo Springfield/Last Time Around
B000002jkx01_sclzzzzzzz_1バッファローで一番好きなのが三枚目にしてラストアルバムのコレ。昔書いた小説の登場人物にバファローというのを登場させた。好きだったなあ。はっぴいから来てたし、ニールだけ一人そっぽ向いちゃってる感じが大好きだし、ポコもね。色んなエッセンスが凝縮されてんだけど、ソウルっぽいフィーリングとカントリーっぽいフィーリングの綯交ぜな感じがバッファローだと僕は思う。

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2009年2月 6日 (金)

狼煙を上げろ!

古い友人のMが俺の起業を聞き付けて連絡をくれた。

俺とMが汗みずくになって働いていたのは15年前、25〜27才くらい?西多摩郡瑞穂、鉄屑屋のY本商店。

懐かしい。

鉄屑の山の上でFENを聴きながら、アルミニウムの切断。切断する機械を「ワニ」と呼んでたっけ。

鉄屑の下に埋もれてたどうでもいい記憶が蘇る!

ニール・ヤングみたいなトム・ペティの「メアリー・ジェーンズ・ラスト・ダンス」が流れて、鳥肌が立った。

トム・ペティだとは気付かず、FENだから二度と聴けない気がして必死にDJの英語を聞いたのに横田基地の飛行機のエンジン音に掻き消されて…。

しばらく幻の名曲になってた。

仕事が終わるとよく頭から水を被って、エアコンのないプレハブの事務所兼物置でビール呑みながら語り合ってた。

好きなだけ大判風呂敷を無責任に広げて!

俺の夢はバンドで有名になり、ミュージシャンになること。それ以外考えれなかった。

ある日、Mが薮から棒に「俺ラーメン屋やるよ」って言って。

俺がクビになった後、どうなったんだっけ?そこから記憶がぶっ飛ぶ。

数年して?Mのラーメン屋の名前を俺が決めることになって…「狼」って漢字使いたいなんて言われて…ことわざ辞典とかにらめっこして…

「狼煙屋(のろしや)」に決まった。9fa7d7a1fd38a61873687df9fc30a2751

開店の数日前の夕方、仕事帰りにお店に遊び行ったら、Mはシリアスな顔して釘を打ってた。

あの日、裸電球の下でMの吐き捨てた数々の名言が俺の脳裏にこびりついてて、たまに、ダブマスターXの掛けたディレイの残響音の如く、淡くコダマすることが未だにある。

あれから多分10年以上。変わらぬ笑顔で変わらぬラーメンを作り続けてるMは俺の自慢のトモダチである。

今俺が起業しようとしている下地を作ったのは、Mのイカす起業家精神だったのかもしれないなあ、と思うのであった。

Today's BGM is
Buena Vista Social Club/Buena Vista Social Club (Rmt)
B000005j5601_sclzzzzzzz_1目を瞑って耳にだけ集中して聴く。聴き慣れない弦楽器や打楽器の形や奏法を想像してみる。レコーディングスタジオではなく、場末のバーのイメージが浮かび、アーティストの表情やアイコンタクトを想像する。意味のわからない歌詞の意味を想像してみる。ライ・クーダーの果たした役割や、彼の音楽的興味について考えてみる。ただのBGMでもよし。

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2009年2月 4日 (水)

終わりは始まり。

今日、僕が配属されて丸三年お世話になった委託先の区役所との会議の場で、僕の退職が正式にVfsh0287 公表されました。

説明をしてくれた上司の男臭いスピーチにも感動したんだけど、数分前に話されていた来年度のプロジェクトの監修(その時には有名な候補者が決まっていた)を、「そういうことならさっきの監修を〇〇さん(僕)やってよ!」と区役所の方が即決してくれたんです。

一個前で行政批判をしましたが、それは全体像としてで、一人ひとりの行政マンには、熱い血潮が流れてるんですよね。感動しました(T_T)

内心さ、スピーチ聞きながら、ぎりぎりまで来年度もいるような顔してた裏切り者なフィーリングだったから…、なおさらだった。

みんな、祝福してくれました。ちゃんと評価してくれる人はいつも外の人たちで…。

区へ事業社登録を早くしなよとか実務的なアドバイスもいただき、午後には送別会の日程まで決まってさ。

もうすぐ終わる。

そして、もうすぐはじまる。終わりははじまり。

写真は、一日遅れた豆まき。子供の頃は、大人はいっぱい食べれていいなあ、と思っていましたが、これが僕の年の数+1で40粒。

けっこう胃が重い(;;;´Д`)。こいつが邪魔でキーボード打ちにくいし。

さあ、福はうち、鬼は外!

Today's BGM is
Elmore James,John Brim/Whose Muddy Shoesフーズ・マディ・シューズ+2
41pd8ga9gdl_sl500_aa240_ オールマンばかり聴いていたら、エルモア・ジェームズが聴きたくなった。ブルースを聴きはじめた頃に買ったヤツで、EJのアルバムと思いきやジョン・ブリムって人とのカップリングで、当時意味わかんなくて困惑したなあ。EJの「The Sun is Shining」を聴くためだけに聴いてるような。EJはスライドだけじゃなく喉がいい。感情のアウトプットが実に良く出来ているブルースマンだと思う。1枚で2度美味しいと思えるかが分れ目だが、ジャケだけでもアリな気がする。

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ソーシャル・ビジネスの約束

ユヌスの『貧困のない世界を創る 』の続きの話しをしよう。

正確にはページを戻すんだけど、ユヌスはどうやってこのどうしようもない世界を救うのか?

その手段としての、NPOやCSRの持つ限界性=非持続性を示しながソーシャル・ビジネスの可能性を『貧困のない世界を創る』ためにプレゼンテーションしていく。

例えばNPOについてユヌスはこんな辛辣な指摘をしている。

バングラデシュの洪水と津波の後に、NPOによって多くの命が救われたとしていながら、ユヌスはチャリティの弱点として、寛大な個人や組織、政府機関による寄付が安定して流れ込んでくることにNPOが依存していながら、どんなに経済が順調な時でさえ、どこのNPOもケアに必要な費用を十分に集めることはできない、と指摘している。

最後にユヌスは、現在の世界的な不況を見透かした預言者のように、こんなまとめをしている。以下は要約。

経済が厳しい時期には、貧しい(支援を必要とする)人々に必要なものは増大するが、寄付は減速する。すなわち豊かな人からのおこぼれが止まると、貧しい人々への助けも止まってしまうのだ。

ここを読んだとき、背筋が凍りついた気分がしたが、ユヌスは、社会的ニーズの関心を寄付者に持続させることの難しさを経験から語っている。

「同情疲労」なんて言葉にブチ当たり、ため息をついてしまった。

以前、このブログで書いたことだけど。

行政の委託事業=無料サービスの拡大がNPOの首を真綿のような優しさで締め付けているのに、その委託事業の規模を誇らしげに話したりしているのを端から見ていると、あなたたちの社会的責任とは何かと問いたくなることがある。

僕は決してNPOを否定はしていない。NPOという無邪気な集団を食い物にしている行政に対して批判しているだけ。

そしてあまりにも無防備なNPOに対して、NPOが社会的課題解決にかかるコストをどう回収するかの゛策゛をちゃんと考えようぜと肩を叩きたい。

NPOの話しに終始してしまいましたが、僕はこんなことをしながら、自分たちシェアコロの未来を模索している、その光がユヌスのやってるソーシャル・ビジネスなのか?

Today's BGM is
The Allman Brothers/Eat a Peach
Allman_brothers_eat_a_peach1スタジオとライブ録音が同居するアルバムはどうも気分が合わない。ライブが聴きたい気分というのはちょっとテンションが高い時が多いし。同居型は云わば寄せ集め的であるから、そのテンションを吸収してくれない。しかし、こいつは違う。デュアンが生きて、完成してたらと遠い気分にさせられるが、やっぱライブがいいんだ。ディッキーとのツインになった瞬間のミラクル感が堪りません。

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2009年2月 1日 (日)

はまティー参加。交流会で思う。

昨日、横浜のワールドポーターズで、「よこはま発 市民による環境〜福祉 オールマイティーパーティー」通称「はまティー」というお茶会(?)に参加してきた。

要するに環境や福祉に対する理解や親睦を深めるための交流会なんだけど、交流会って苦手なんですよぉ。こういうことがサクサク出来る人たちってカッコイイと思うのだけど、基本、恥ずかしがりやの引っ込み思案の人見知りなんで…。

で、みんな自分たちの活動をソツなく、くまなく、漏れなく完結に語る訳ですよ。

自分はどうやってまだ出来てない会社のことをソツなく、くまなく、漏れなく完結に説明するのか!?

こういう時に自分の迷いが顕在化してきたりして。これが人に会うメリットなんだけど。

美味しいクッキーとコーヒーをいただきながら思いをめぐらしているときに、「ああ、こういう説明が簡潔でわかりやすい」んだろうなあという説明方法を思いついた。それはこんな感じ。

「様々な社会的課題を解決するためのワークショップの総合サイトの運営をしています。企業のCSRや、個人のボランティアとしてワークショップを投稿してもらい、社会的課題を抱えている当事者やその方々を支援している方々にワークショップを広く利用してもらえるサービスです」

これで興味持ってもらえたら、後は情熱任せで!なんてシミュレーションをしていたけど、結局は形になっていないことを話す気にならないというか、皆さん目の前の課題に真摯に取り組んでいらして、課題解決のパートナー探しや、エバンジェリストを増やすためにきてるのに、僕の夢物語りを聞いてもらうのは申し訳ない、なんて思ってしまって聞きに徹していました。

いい出会いがあったと思います。

いい話をいっぱい聞けたと思います。自分は、好奇心が内側に閉じてて、他人の興味関心にあまり共感しないんですよ( ´_ゝ`)フーン インタラクティブじゃないなオレ(苦笑)とか思いながら、好奇心旺盛な方々のキラキラ瞳に圧倒された。

なんで、好奇心の固まりのような人(たち)に会うと、非常に疎外感を感じるというへそ曲がりなんですが、来年は胸はって自分たちの事業を説明しながら、クッキーをむさぼり喰いたいっす。

エネルギー注入完了!ということで退席。

浜の理事長のオヤジさんに「ガルシア!」と言われて、ようやくな気がした。

Today's BGM is
Grateful Dead/Aoxomoxoa
Aoxomoxoa同時代派ではなく、僕のような後追い派は一般的にどうやってデッドに辿り着くのでしょうか?かなり険しい山脈を越えなければ「いいねえ」とは言えないと思う。僕は15年以上前にデッドベアで知り、福生のチキンシャックでデッドヘッズがパーティしててチンプンカンプンだった(笑)。それがカントリー・ロック→ブルーグラスと10年ぐらい音楽旅行をしてやっとデッドで「ガルシア!」なんです。このアルバムは割と入りやすいかも。

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