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2009年3月の19件の記事

2009年3月31日 (火)

NPO大学を卒業した。

本日は、9年間お世話になったNPO法人を退職する日。

数日前から取りかかっていた出向先のデスク回りの整理を終わらせ、個人的な資料を梱包したり、交通費の精算をしたり。

コーヒーをいれるのも、コピーを取るのも、このビルからの景色も最後。

インターネット・エクスプローラーのお気に入りの削除。僕の旅立ちを祝福してくれているメールへの返信後、メール・アドレスを全てGmailにエクスポートして削除。近くの産業図書館で借りていた本を返し…。

すべてを空っぽにしていく作業を、できる限り感情移入しないように淡々と。

みんなの仕事の邪魔にならないよう、最後は事務作業をしていた女性職員に礼を言ってさらりと退室。

そのまま、この町で一番好きだったラーメン屋に行き遅い昼食。

これは一人だけの儀式。

いつもはただのつけ麺。今日は、はじめて特製つけ麺を頼む。「よく頑張ったよな、お疲れ。ちょっと奮発したって罰は当たらねえよ」。

そのまま電車で一時間半かけて本部に行き、退職手続き。最後の終礼に出席し在り来たりの挨拶を淡々と。

後輩のスタッフが、ある利用者に声を掛けて欲しいと言ってくる。

今更だからと断るが、彼は俺が家庭訪問をして家から出した最後の利用者。家を出る時のすったもんだで、俺が「おまえ」と言っちゃって「あなたにおまえと呼ばれる筋合いはない」と揉めたエピソード有り。オーストラリアにワーキングホリデーで行っている最中に事故に遭い、一次非難的に戻ってきているという。

家を出てきてからは、外の仕事が一気に増え、あまり関わる事ができず、実は後ろ髪を引かれていた気になるヤツ。

断ったのは、俺が責任を果たしていないという後ろめたさだった。

でも、今の自分だから伝えられる事があると思い、食堂でくつろぐ彼に声を掛ける。こんないい笑顔するんだ、素直にそう思った。

俺は、起業について話、起業を心に決めてから世界が変わった話をした。若い彼にアントレプレナーシップの素晴らしさを話したかった。なんだか照れくさかったけど、握手をして別れた。

気持ちが晴れないまま家路を辿る。サイトの素材集めがあるので歩きながらデジカメを持って。

高校の校庭を写していた時、「俺は今日、NPO大学を卒業したんだ」と思った。

途端に気持ちが晴れた。

いや、それは嘘だ。

あの時は晴れた。が正解。

先の見えない不安や、ビジネスモデルが間違いないんじゃないかという不安…。

この曇り空を晴らすのは誰かの言葉ではなく、俺の行動だ。助けてくれる仲間はいる。

Today's BGM is
James Taylor/Live
Albumjamestaylorlive あなたがライブに求めるものがスリルなら、このアルバムは退屈だろう。どちらかと言うと、僕もライブにスリルを求めるので、このアルバムはイマイチなのだ。完璧過ぎるバック・ミュージシャン達の職人的な演奏とコーラスのスリリングに見せかけた予定調和。このアルバムはJTのベスト盤的な聴き方と、職人達のテクを聴くアルバムだ。僕が今夜欲しかったのは安心。

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退職の挨拶

昨日、出向先でお世話になった区役所に、退職のご挨拶に伺わせていただいた。

直接、お世話になった課長が部長を呼んでくれて、いろいろ労いの言葉をいただきました。

また、シェアコロのビジネスモデルも熱心に聞いて下さり、追い風の部分、向かい風の部分、アドバイスもいただきました。

僕の関わらせていただいた三年間を非常に高く評価してくれており、独立後のビジネスで、新たな形で再度、仕事ができることをお互いが強く望んでいることを意思確認できたような気がする。

幸運なことに、この課は来年度も職員の移動がない。僕としては、非常に大きなパイプが残ることになる。

早く株式登記し、区役所に事業者登録を済まさないと。

お邪魔した課には、僕らが送り込んだニート状態から抜け出せずにいたT君がアルバイトをしている。

そのT君は四月からの就職が決まっている。

T君を呼んで、新入社員心得的な話をする。今の法人での支援者として、最後の仕事をしたような気がする。

最後に課長さんから記念品として、区のマークをあしらったタイピンをプレゼントしてもらい、担当課の皆さんが立ってお見送りしていただき、感激しました。

区役所を出るところで、何度かご一緒に仕事をさせていただいたよりも、お酒を呑んだ回数の方が多い、Yさんにお会いしご挨拶。

僕と同年代のYさんは僕にすごく期待していると言ってくれたし、株式会社であることを伝えたら、更に期待が高まったと言ってくれた。

温かい気持ちに包まれた旅立ち。それは起業の一側面でしかない。

本日、現職最終日。夕方に本部にご挨拶と退職手続き。その後は本部の後輩連中と呑みかな。

皆さん、在職中は大変お世話になりました。ご迷惑をかけた面も多々あったかとは思いますが、今後とも、よりいっそうのご指導、ご鞭撻をお願いいたします。

Today's BGM is
Curtis Mayfield & The Impressions/Curtis Mayfield & The Impressions
6a00d83451cbb069e200e54f740f2988348ヒット・コンピ『フリー・ソウル』以降、ベスト盤や編集盤のノリが変わった。選曲者も評論家からDJへ移行してるから、レコードの二枚組みベストではぐっとこなかった彼らが、今の耳でチョイスされたグルービーなナンバーで改めてぐっときた。時代毎の切り口に対応し得るアーティスト、バンドはそういないと思うが、彼らが対応できたのはやっぱカーティスの声とメッセージ、グルーブだと思う。同時代のモータウンとは似て非なり。

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2009年3月30日 (月)

退社手続き。

自分がしてきたことは、これっぽっちのことだったのか?

あまりにもあっさりとしたもんで、自分がしてきたことの意味を問い返さずにはいられない。

この組織人としてのアイデンティティの揺らぎが起業を決意させたのかも。

名刺交換の際に、嘘偽りなく胸を張って紹介できる、自分の血となり肉となる組織を持ちたい。

夕べ、そんな考え事で眠れなかった。

今朝、家族全員の保険証を回収した。

リアリティってやつだ。

「俺はいったい何を期待して苛立っていたんだ?甘えるのはもうやめようぜ!」

今日は、出向先でお世話になった方々への挨拶まわり。

極力しがらみから抜け出したとこで最善を尽くしたいいチームだった。

後二日。

きっと桜が満開になっていることだろう。

Today's BGM is
Incredibe!-BlueNote DJ Mix by Muro
32010310811 まだまだ深いなあブルーノート。セレクターの数だけ名曲が存在する!なんて思いつつ借りたCDを聴いていると、ジャッキー&ロイがBNからアルバム出してたっけ?とかかなり飛び出した選曲になっていました。さすがDJですね。いい耳している。僕なんかスタジオとかプロデューサーとか背景聴きしちゃうけど、純粋に曲できいているんだろうな、こういう人たちは。でも、アルバムは全部ちゃんと聴こうね!

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2009年3月28日 (土)

手紙 ~拝啓十五の君へ~

アンジェラ・アキの曲。いい曲ですね。

どうやら乗り遅れてて、つい最近、友人のブログで知った。000004651_2

アンジェラ・アキは、写真をよく見るけど、音楽は聴いたことなかった。

Youtubeの映像で、彼女の関西弁に軽い衝撃が走ったあと、曲を聴いて、ドデカイが衝撃が走った。

僕はキャリア教育に携わっているんだけど、彼ら生徒たちの「これから」ばかりに目がいってて、生徒一人ひとりの「今」について何も考えていなかったのではないか、と、この曲を聴き、自分自身の愚かさに衝撃が走ったのである。

生徒たちとの感覚のズレやジェネレーション・ギャップは、つまるところ年齢差ではなく共感の度合いだということを思いしらされた。

若者を一方的に「変わった」と言ってる大人の仲間入りを自分は知らず知らずのうちにしていたんだ。

変わっちまったのは俺たちだよ、諸兄!

アキちゃん(いきなりだなあ)の変わらない心、忘れない思いが感動を誘うんだな。

女子中学生の涙にもらい泣きした40歳でした。お勧め映像はこちら。曲を覚え一緒に歌うと感動が倍増です。

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=Mph1oYYJz4c

ちなみに15の僕は、団地のエレベーターホールで朝まで仲間と語り合ってました。

成りたくない大人は浮かんでも、成りたい大人なんて浮かばなかった。ただジョン・レノンに憧れてたな。もう死んでるなんてことにすら気付かずに。

Today's BGM is
Neil Young/Mirror Bowl
Young0xd1ニールのアルバム中、1、2を争う大音量で聴きたいアルバムだと思います。曲もスタジアムで大合唱したくなるようなものばかり。当時はグランジ全盛期、ニールはゴッドファザー・オブ・グランジなんて言われてて、ここでのバックはパールジャム。クレイジーホースにはないリズムセンスが光ります。この後にカート・コバーンの自殺があって、グランジも終わった。

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2009年3月27日 (金)

見積合わせ

(正確に言うとシェアコロじゃないんだけど)こないだ、シェアコロ初の入札に挑んだ。

入札方法は、「見積合わせ」と呼ばれる酷く原始的なやり方で、企画内容ではなく単に安く仕事を請け負う入札業者が落札するというもの。

こんなやり方があるんですね。なんともアバウトで、競争社会の掟的スタイルの入札方式。おそるべし「見積合わせ」。

予想額のスレスレで落とすことがベストなわけだけど、初めてのことで、スレスレな金銭感覚がわからない。

大幅に下げれば当然うま味が消える。

社会的課題解決にかかるコストが回収できなければ、ソーシャルビジネスにとって企業活動とは呼べない。それはその場限りの慈善事業である。

それよりも資本のない自分たちにとっては、赤字を補填できる事業がないわけで…。今は会社の心配よりも自分の生活の心配がある中での入札額決定。迷った。

とは言え数分。決定額で落ちなければやらないだけの話だ。

入札前日、もう〇万円下げるべきとの忠告が入る。

いろいろな感情が沸き上がり、瞬間、多少混乱したが、有り難く聞かせていただくだけにして、決定額の変更はしなかった。

入札当日は、封筒を開封し、入札額の照合。その場で勝者が判定されたらしい。

当該案件が無事入札されたと報告が入る。

〇万円下げなくてよかったあ。この辺りはさながらギャンブルである。

四月から初の固定収入源が確保された。まあ、これじゃあ食えないけど(苦笑)。

こういう固定収入源をチリツモで増やしていくことが企業活動なわけであって。

まずは、スモールステップ。小さな一歩を踏み出せたことに乾杯!

Today's BGM is
Neil Young/Year Of The Horse
Neil_youngyear_of_the_horsefront1ジム・ジャームッシュの切り取るアメリカの空に酷く憧れていた。オープンカーで、大音量でアメリカンロックを聴きながら、あの空の下をドライブしてみたいと願った。ニールのライブ・ドキュメント・フィルムのサントラ?『ラスト・ネバー・スリープス』と比べずにはいられない内容だが、ニールのアクが強くなってること。ニールのバッキングにU2的なものを感じること意外、何も変わらない。改めて、ビリーのスタッカートしたベースが痺れる。

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2009年3月25日 (水)

シェアコロ初キャリア教育セミナー

この間、神奈川県の定時制高校の1〜3年生を対象にキャリアガイダンスを実施してきた。シェアするココロと名乗った初のキャリア教育セミナー。

進路担当の先生と出会ったのは去年の夏?職業人セミナーの実施のアドバイスをさせていただいた。

そして今回の依頼。会社的には、先の営業が実ったわけでうれしい。

パワポで資料を作成するんだけど、サラリーマン時代とは違い、商品開発な趣がある。

これはひょっとしてデメリットな部分となりえそうだが、汎用性の高い商品にすることを意識して仕立てた。キャリア教育という市場の採算性を考えれば当然のことであるが、やは.りなあ…。まあ、トークでデメリットを補うプロのスキルを身につけよう。

とは言え、定時制限定商品。すこぶるニッチ産業である。

今回勉強になったのは、進路担当の若いS先生の熱弁。

舞台袖で「あ〜緊張してきた。僕、教師なのにこういうの苦手なんですよ」と言って苦笑してたのが、めっちゃ親近感湧いちゃって。僕はS先生の言葉に感動した。

自分たち部外者にしか伝えれない思いと、現場の先生にしか語れない思いとのコラボが、そこにあった。

実は、こういうコラボ感を感じれる学校が圧倒的に少ない。

やっば人なんだ。

公立高校を、一定基準を満たしたサービスを受けられる教育サービスと捉えた場合、マンパワーによって学校内のキャリア教育への温度が決定してしまうというのは公的なサービスとは言えないのではないか?

「画一的」は嫌いな言葉だが、情熱は一定レベル維持してもらいたいと痛感する。特に定時制。

僕のブログの読者が、今の定時制をどの程度認識しているかわからないが、今の定時制はあの頃の定時制とは別モンであると思う。時代のニーズに気おされている感がある。

少なくとも事情があって日中働かないといけない若者の行く学校ではないし、事情があって高校に行けなかった大人が、再度勉強しようと思っていく場所でもなさそうだ。

今の定時制は、別の事情に対応している。

いやいや、また話が書きたい事から離れていくなあ…。どうしよう。端的なデータで今の定時制を想像してもらい今回は流そう。

アルバイト経験のない生徒が1/3以上いる。「え!?昼間働いてんじゃないの?」が僕の最初の感想だったが、きっと読者の皆さんもそうなんじゃないかな?

大音量のマイクで、先生が多少戸惑いの色を浮かべた声音で「シェアするココロの…」のと紹介してくれた。その場にいた生徒に意味はないだろうが、僕には大きな意味があった。

法人が変わっても伝える内容に変わりはなかったな、と後から思った。

どうやら、今日はうまくブログをまとめられそうにない。キャリア教育への思いや、高校生たちへの思い、自分の立ち位置、まだすべてに迷いがある。しかし確信していることもある。

少しずつ、積み重ねていこう。

Today's BGM is
The Beatles/HELP!
Helpalbum ビートルズを聴き始めた中坊の頃は、『ヤァヤァヤァ』と並びよく聴いたアルバムなのに、大人になってから僕はこのアルバムを過小評価しすぎていたようである。理由はイエスタデイかな?小手先な印象が自作の『ラバーソウル』と比べて感じるのか?でも今日聴いたらよかったなあ。ジョージの目覚めが伝わるからか?リンゴの曲も心地よい。毎年、アルバムのストライクゾーンがズレるのだが、どうやら今年は最下位から一気にコイツになりそうである。ジャケは手旗信号でHELP。こういう格好にも憧れたな。

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2009年3月24日 (火)

通過型ワークショップ

先週末、開国博Y150ヒルサイドつながりの森 市民創発プロジェクト トライアルイベントに、って長い!

毎度めげそうになるし、未だに上手く説明できないイベントを手伝ってるんだけど。

廃校になった中学校で、八月に一週間かけて行われる本番のリハーサルを二時間。

いやあ、廃校ってのは有益に使えば基調な地域資源ですねえ。行政的にはお荷物かもしれませんが。夜は怖そう…。

八月の本番は、段ボールで作る街作りワークショップと、このところのヒット作?『市民ケースカンファレンス』をやろうかと。

で、昨日は小中学生も来場すると聞いていたので、「友達のDSを誰かが壊しちゃった」という日常ありがちな、それでいて流しがちなテーマで『ちびっ子市民ケースカンファレンス』を企画。

結果を先に書くとちびっ子は一人も現れず…。若年者問題に関心のある、或いは関わっている方たちと談笑に花を咲かせ終了。

いろいろな課題に気がつく。う〜ん、まずい。

文化祭的参加者移動型イベントで、長時間拘束型のワークショップは不向きであることに気付かされた。

一カ所に引き留めるのはせいぜい5分だろう。

そこで考えた。

5分で通過していく間に完結する「通過型ワークショップ」。

新しい!

そのための仕掛けを、前にちらっと紹介した小川プロデューサ(はじめてお話しました)をはじめ、イベンターの方とディスカッションしたんだけど、勉強になったなあ。

漠然と今思うことは、アマチュアは性善説で発想し、プロは性悪説で考える。

これ、アマチュアをNPO、プロを株式会社に置き換えれることしばしじゃないかとドキリ。

だからアマチュアは甘いのだ。自分はかなり性善説的好都合発想主義に陥りやすいアマチャンであるということに、気がつく。

話がそれたが、ここ重要。

で、通過型の肝(キモ=ポイント)はこれ。

1.訴求性の高いわかりやすい「お願い」と「成果物」があり

2.「あなたが考えてくれた頭の中身が、立派な社会資源」という動機づけがあって

3.「お願い」を「成果物」へ導くための、完成された「問い」があり

4.参加者のアクションポリシーが生まれる

他のことにも置き換えれそうなので心のノートにメモしよう、となぜかポエム調。

一言付け加えると、動機づけは、気軽さが肝要。

私、本日40歳になりました。アラフォーです。

Today's BGM is
Daryl Hall & John Oates /The Essential Daryl Hall & John Oates
Albumtheessentialdarylhalljohnoates この二人を見て笑っちゃうのは僕だけでしょうか?てかこのジャケ、笑わせようとしてますよねヽ(*≧ε≦*)φ80年代の彼らしか知らない人は是非、このアルバムであの頃を懐かしがりつつ、H&OのR&Bな懐の深さを知りましょう。ややこしや~。やっぱ歌がいいっすよねえ。一緒に歌ってみてはじめてわかる絶対歌えない歌唱力。フェイクが上手いっす、やっぱ本物。

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2009年3月22日 (日)

トリミング

今日は、一日中サイトのデザインを作成していた。というよりは格闘していた。好きだが、ソフトウェアを使いこなすのは得意ではない。マイクロソフト系も自分に必要な最低限な機能しか知らないタイプ。

今日は、とにかく被写体に沿ってトリミングしたかった。そんなイメージが先走ったのだ。

まずは、自分のPC、ウィンドウズのビスタにプリセットされたソフトで使えるものはないか探してみた。ないですよね?

で、ベクター界隈でフリーソフトを物色。それなりのものはあるものの、機能やデザインに満足のいくものがなかなかない。ダウンロードしてもそれがどこに格納されたのかわからない、というお粗末。

何度かPCを叩きl壊したくなる。これでかけがえのない午前が失われ、さらに午後に食い込む。

検索方法を変えてみたら、GIMGという海外のフリーソフトに出会う。かろうじて、機能が日本語になってはいるが、ヘルプやマニュアルがすべて英語である。が、インターフェイスを見ただけで、相当本気のフリーソフトだということがわかるスグレモノ。

「安いギターを買うと、ギターのせいにして上達しない」これは僕の持論であるが、ソフトウェアにも同じことが言えるのではないか?

やはりネットの文化は素晴らしい。日本語のマニュアルサイトを発見。こういうかゆいとこに利益を超えて手を伸ばしてくれる感じ、好きだなあ。

ここからもまた、jpgだと背景が透明にならずgifにしなければならないことを知り、そうやて保存するまでにまた更なる峠が大変だったんだけど、トリミング・マスターになりましたよ!

シェアコロのシンボルを松ぼっくりにしたいと考えてます。意外と知られていないんだけど、と言って僕も去年知ったんだけど。松ぼっくりって、開くと中から種が落ちてプロペラみたいにくるくる回って、遠くまで飛んで行き、そこで芽を出すんですよ。

誰かのアイデアや、思いが風に乗って遠くまで行き…、なんて素敵じゃないですか。かわいいしね。果実とは違っていつまでも形が残るので、永遠性を感じさせるのが、縁起もいい。

サイトのデザインもそんなことをコンセプトにしています。

トリミングは、切り絵とかコラージュですね。いやあ面白い!

でもね、やってると動かしたくなってきます。深みにはまりそうだなあ。はまりたいなあ。そんな目で見ると、本日のBGM、キリンジのジャケも素敵だなあ。

昔、サンプラーを買ったら、ネタ聴きしかできなくなっちゃた時期がしばらく続いたけど、これはトリミング眼になってしまうなあ(*^-^)

自分用のデジカメが欲しくなる!

今はね、中央線をトリミングして、銀河鉄道999みたいに空飛ばしてみたい。

Today's BGM is
キリンジ/DODECAGON
Yamano_4106090812右がボーカルの弟で左が兄。ちょっとキリンジ離れというか、飽きもあったんだけど、これを借りて聴いたら名曲揃いのアルバムですねえ。溜息がでましたよ。キリンジの魅力は何と言っても弟のよわっちい声と、アレンジなんだけど、極めちゃった感がありますねえ。今回は80’s路線のチープさが魅力かな。二人のソロを経て更にブランディングがしっかりしてきましたよね。たまらんちん。

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2009年3月20日 (金)

世間は正しい 〜クラウドソーシング〜

シェアコロのビジネスアイデアが浮かんでから、様々なWEB関係の本を読んだ。

その中で僕がもっとも強く共感したものが「クラウドソーシング」だった。

日本語に置き換えれば集合知が妥当だと思うが、日本には古くから「衆知/衆智= 多くの人のもっている知恵。大勢の人の知恵」という言葉があることを最近知り、先日、たまたま古本屋で手にした松下幸之助の『商売心得』に「世間は正しい」というコラムを発見し、腑に落ちる思いがした。

僕が運営委員を勤めさせて頂いているユースワーカー研究会なんかもまさに衆知の寄せ鍋を作るが如く、美味い鍋が食いたいという一心だけで、あぁでもない、こうでもないと言いながら、たいそう美味い鍋が出来上がる。

世間の声にいかに耳を傾け、集合知としてシステム化することができるか?

これからの時代、クラウドソーシングを受け入れられるか、入れられないかが、すべてを分ける分岐点になるのではないかと僕は思う。

世間の声=ステークホルダーとすれば、従業員の声や、取引先の声、受益者の声に耳を貸さず、己の価値観だけを押し付ける独りよがりの経営者に未来はないと思う。

何かを引用して言おう。

「社長、あんたが思っている以上にあんたの会社の従業員の言ってることは案外正しいよ。もっと耳を貸してやらなきゃ、大事な人財を失いますぜ」

イマドキそんな経営者はいないと思われるが、いるから困る。

僕の会社は、集合知の交通整理を行い、市民に問題意識の自己化を促すカンフル剤を優しく注射し、アイデアのアウトプットとなろう。そして企業でも個人のものでもない、市民の知的財産権をアーカイブにしていこう。

Today's BGM is
Bonnie Raitt/Give It Up
Raittbonnie1972giveitup なんでこんな人があんなギターを弾くんだろうと思うのだが、ルーツがしっかり血管に流れてんだろうな。どのアルバムもどこかにディキシーランドなフィーリングが溢れてて。勝手な解釈ですが男に逃げられた女の気持ちを歌わせたら右に出る女はいないみたいな。スーザン・テデスキーやグレース・ポーターの姉貴分です。ラストが好き。「Love Has No Pride」。95年のライブをリンクしときます。右手がいいっす。ホンモンだあねえ。

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2009年3月19日 (木)

弁理士に相談してきた。

弁理士さん。なんでもできちゃう便利士ではないので悪しからず。

弁理士は団塊世代の、どう見てもWEB関係に強いとは思えない紳士だったが、理解しようとしてくれる姿勢が、こないだの中小企業診断士とは違った。

「あのね、そういうのは好意的関心つってね」と、診断士に教えてあげたい。

さて、投稿していただいたワークショップの著作権について相談をした。というより、そもそも著作権って何?みたいな。

この課題は、かなり初期段階から懸案になりつつ棚上げされ続けた泣きどころであり、「シェアするココロ」という著作権フリーな文化創造と、もっとも拮抗する部分なのである。

ある意味、この課題がクリアーされなければ、僕らは「シェアできないココロ」になってしまう。笑えない┐(´-`)┌

そもそもは。僕の大好きなグレートフルデッドというバンドが、ライブ会場に録音機材の持ち込みを許可し、そこで録音された音源がデッドヘッズと呼ばれるファンの間で様々な形で解散した今もなおトレードされていることが、ビジネスアイデアの礎なので、そこに著作権云々を持ち出されてもなあ、なのである。

なんで恐る恐るの相談なのである。

弁理士がわかりやすい例えを言ってくれたので、それを使い説明しよう。

森信一の「お袋さん問題」である。

作詞家の先生が激怒したのは、森信一が著作人格権を侵害したのである。

要するに作った著作者に無断で作品に手を加えたわけ。これは罪なのだ。

一方シェアコロはこれを推奨している。

WEBの世界で言うマッシュアップであり、ヒップホップのサンプリングの手法で、ワークショップを生まれ変わらせ、誰かによって生まれ変わった自分の作品を見てほくそ笑む。

しかし、作者はどこまでも作者であり、リスペクトされ続ける。それがシェアコロである。

弁理士はこのアイデアを微笑ましく聞いている。そして「ならばこうすればよかろう」。

課題は解決した。

「あなたの事業の発展をお祈りしていますよ」

うれしい言葉だった。

Today's BGM is
Van Morrison/Moondance
Allcdcovers_van_morrison_moondance_ラストワルツではじめてヴァンを見た時のチビマッチョでかなり失望したが、その後改めて聴き続けると、ラストワルツで垣間見れた牽引者として才能が、この盤なんかではよ~くわかる気がする。というかそうやって聴くと名盤度が上がるんです。 ジェシエドの「クレイジー・ラブ」のオリジナルを収録というのもポイント高い。僕はジェシエドの方が好きだけど。ホーンセクションがいいんだあ。

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2009年3月17日 (火)

中小企業診断士と相談する。

昨日、某公共施設で中小企業診断士に創業に関する相談をしてきた。

ソーシャルビジネスに理解を持っていない人だと厳しいだろうという想像をしていた。

個室に入室し、僕の主訴を伝えた後の診断士の第一声が「どんな会社もソーシャルビジネスだと思うんですよ。企業の理念には社会貢献が謳われてて…」。

不安が的中してしまった。

僕がただの利用者ならケンカになったか、早々に退席しただろう。現にそうしようと何度も思った。

僕は代表取締役社長の態度を修業しているのである。不用意に敵は作らない。我慢。

救われたのは、診断士がNPOの理事をやっていて、日本のNPOは文化的なミスマッチを抱えているのではないか、という部分で共通認識を持っていたこと。

後半15分は診断士の所属するNPOの愚痴を聞くはめになった。どっちがカウンセラーかわからない…。

中小企業診断士はカウンセリングの勉強もするべきだと強く思った。

収穫もあった。

株主の理解を得て無配当にすることもできるということ。

また、定款上には配当に関する項目がないので、少なくとも登記の時点で、配当についての縛りがないこと。

そして、ソーシャルビジネスというものの世間一般の辛辣な見方がわかったこと。ここ重要。

僕ははじめ、ここに心外してしまったのだけど、それこそが福祉の欺瞞だったり、NPOの甘えなんじゃないかと、徐々に気持ちが落ち着き、自分が取るべき態度が見えてきた気がした。

僕らは利益を追求する株式会社である。しかし、その利益は個人ではなく社会の利益であり、当然の報酬として安定した安心な生活が社員に保証される。それ以上の利益があれば、株主の理解を得て更なる社会的課題解決のために再投資される。株主はリターンを求める投資家ではなく、社会的インフラの整備に出資という形で参画するソーシャルスポンサー(ここテキトー)になり、出資額を回収したら、更なるソーシャルビジネスに出資していく。

おぼろだったが、これが株式会社シェアするココロという会社の在り方だということに行き着いた感があった。

まだ内部的なコンセンサスや、イメージ共有が甘い部分もあるが、現時点での理想だと僕は確信する。

とても貴重な時間でした。今度は弁理士と著作権について相談してきます。

Today's BGM is
Elvis Costello with Burt Bacharach /Painted from Memory
Ec_bb1誰が気がついたんだろこのコラボ。こんなに美しいコラボは他にないんじゃないでしょうか?バカラックの美メロに、改めて歌唱力に唸らされるコステロのだみな美声。無駄のないアレンジが永遠を約束している。バカラックは歌わない。歌わないからこそ限界を超えたメロディが生れるんじゃないかと僕は思う。その限界を狂おしく歌いあげるコステロ。たまらんちん。

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2009年3月15日 (日)

ロゴ

煮詰まってますが、なんとも楽しい作業。おだてられて一生懸命作っています。

これまでの作業の中で気づいたこと。

「すごく縮小コピーするとちょっとよく見える」

名付けて「縮小ハック」。

セコイ!

世界中のロゴ博物館のような海外のサイトを発見しました。全部見るのに数日かかるぐらいの所蔵量。もっと簡易に閲覧できるといいんだろうけど。大変、刺激になります。

法人格は、よく「会社という人」なんだと言われますが(ほんとか?)、ロゴ作りとか、鉄腕アトムのようなロボットにココロを注入するような作業みたい。

(遊びじゃねんだぞ!と怒られそうですが)起業とバンド結成が僕の中で酷似している。バンドやってた時のフライヤー作りとロゴ作りの感覚はほぼ同じ。

結局、表現ということで同じなんだと思う。

結局、僕は表現がしたいんだと思う。

ロゴ作成の面白いビジネモデルを発見。Biz-Upという会社は無料でロゴを提案し、気に入ったら5万円で買い取りというシステム。数10名のデザイナーが、「かわいい」とか「和な感じ」とかのオーダーに対して選ばれ、気に入らなければ買わなければいい、というもの。

実際に、これまでBiz-Upが作成したロゴを眺めていると、さすがプロなデザインが並んでる。否応無しに自分のロゴと比較すると悲しくなる。

ちょっとやってみようかな、と思ったが、気に入って買っちゃうのがなんか癪という性格。また、冷やかし半分を許さない真摯なビジネスモデルなのが気が引ける。恐らく、逆に大半は冷やかし半分で買っちゃうというのが、この会社のビジネスモデルなんだろうけど。

誰かが、五万円でロゴをプレゼントなんてのも洒落てますよね!あ、おねだりじゃありませんよ(;;;´Д`)

ロゴが決定したら、ご報告しま〜す。

Today's BGM is
The Beatles/Anthology 1
Anthology_1 アンソロジーに対してあまりいい印象を持っていませんが、この1は特に愛おしいビートルたちがいるアルバム。ところどころでジョンもポールも憧れのエルビスに成り切ってるような歌い回しがあったり。カバーの選曲にロックンロールの枠をすでに逸脱し、その後のイエスタデイ辺りの片鱗を感じさせていたり、ジョージの活躍が目立っていたり。2、3にはないまとまりがちゃんとあるのがいいですね。冒頭の「フリー・アズ・ア・バード」との対比が泣くなあ。

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2009年3月13日 (金)

『ソーシャルビジネス研究会報告書』

去年四月に出された経済産業省の『ソーシャルビジネス研究会報告書』を読んだ。

一年前の物のせいか、ソーシャルビジネスの夜明けが訪れていないせいか、目新しい実務的なものはなにもなし。

目下僕が知りたいのは、株式会社でソーシャルビジネスを行う際の、定款上の取り扱いや、株式発行についての緒手続き。

今度の月曜に中小企業診断士に相談するんだけど、その人がソーシャルビジネスについて知識というより理解がなかったらどうしようとか…。

またまた、自分が救われる期待が持てそうなところを拾ってみる。

ソーシャルビジネスの市場規模の動向予測。現在が推定240億円が、アンケートによる市場の利用見込から3年後には2.2兆円になると。

これに伴い現在の雇用規模が3.2万人から77.5万人になり、ソーシャルビジネスが活発なイギリスを凌ぐポテンシャルが日本の市場にある。

また、このブログでも再三法人格決定の苦悩を書いて来たが、日本にはソーシャルビジネスに適した法人形態がないことも取り上げられており、イギリスにおける、コミュニティ利益会社(CIC)という法人格や、韓国の「社会的企業育成法」が取り上げられ、日本にも新たなソーシャルビジネスのための法人格の必要性が書かれている。

とはいえ、一年経った今、変化なし。ですよね?

法人格の長短を整理すると、

1.株式会社は出資を受けられるが、NPO法人は出資が受けられないことから、資金調達の選択肢が限定されている。

2.NPO法人は社会性のある活動に取り組むための法人格として一定の外部説明力があるが、株式会社は第一義的には営利目的な組織と見なされる。

こうみると、資金調達の道が拓かれたNPOという形態が新たな法人格の性格になりそうですね。

一部金融機関にはNPOに融資を開始しているみたいですが、ソーシャルビジネスを正しく目利き出来る人がいないために貸しにくいのが現状みたいですね。

最後にどこまで信用していいのかわからないデータがこれ。

三年後の収入(売上高)について、現状以上に増加すると見込む組織が6割を超えている。

この報告書はソーシャルビジネスを日本で行うにあたっての課題や問題が書かれているが、どこかある種の希望に満ちている。

なんとなく僕にはそれが福祉的な欺瞞なように映る。

捻くれてんのかなあ俺。

Today's BGM is
Jungle Brothers/V.I.P
C53111たまにね、ヒップホップも聴くわけで。僕はRUN-DMCとかビースティ、パブリックエネミーなんかを思春期にモロに洗礼を受けて、なんとはじめて買った楽器はビートボックスときたもんだ。ラッパーとしてライブもしたことあります(笑)オールド・スクールなわけですが、ニュースクールと呼ばれた彼らもすでにオールドスクールなのか、ドラムンベースっぽいのは苦手ですが、気持ちよ~く聴かせていただいております。

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2009年3月11日 (水)

大学のキャリアセンターに行ってきた。

今日は、新たなビジネスチャンスを探るべく、都内某大学のキャリア支援センターの課長さんを訪ねた。

人見知りの面倒臭がりの僕が、人のツテを頼って見ず知らずの人に会いに行く時点で、僕的ファインプレーである。

こういう出会いの広がりから、何かが生まれることがあるんだろうな、という実感が大きな収穫である。

アントレプレナー・シップが僕を変えていく。この実感が起業をしようと思ってよかったことの一つ。

一時間半くらい、事前にお渡ししておいた質問を前後脱線しながら伺わせていただいた。

フィールドが違ってもやはりユースワーカー同士相通じるフィーリングが共有できるという近しさが嬉しかった。

感想としては、大学という主体性ありきなスペースで、主体性のない若者をどう扱うのか?

というのが大きなテーマのようだ。

そしてこのテーマのプライオリティーと大学のステータスとの関係は密接であり、まだ上流から中の上の大学にはテーマに成り切っていないようである。

僕のようなスキルを必要としているのは、(予想はついていたが)それ以下の大学だろうということが明確になった。

以外なニーズがわかったのが、インターン希望の学生が増加傾向にあるのに、開拓が追い付いてなく参加できない学生がいること。

効果性がわかりやすく現れる事業なので勿体ない限りである。

ちなみに僕は高卒なので、キャンパスへの憧れは人一倍強い。実は、いつか大学相手に仕事がしてみたいとかねてから思っていたのである。

今日だけで形になるとは思っていないが、頭の隅にアイデアの種を植えた。後は水やりを怠らなければ芽が出るだろう。

なんちゃって。演劇・音楽会などの)昼興行

Today's BGM is
The Band/Moondog Matinee
Bandmoondog バンドの6th。古典R&R、R&Bカバー集である。僕にはこのアルバムが、ビートルズ(ポール)にとってのゲットバック・セッションと同じような機能を求められたアルバムだったのではないかと感じている。効果としてその後に一枚名盤を産んだが、長期的にはあまり効き目がなかった点も似ている。しかし、醸し出された音があまりにも違う。ここに演者として演じ切れてしまうザ・バンドのミュージシャン・シップがあり、性がある。

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2009年3月10日 (火)

受給資格者創業支援助成金制度は本当に使えるのか? Part.2

昨日書いた、受給資格者創業助成金制度について、ハローワークで調べてきた。

話をする時に、オデコの生え際を見ながら喋る嫌な担当者だった。最近気にしてんだからさ、デリカシー持ってよ!

まず、どんな状況の人がこの制度の対象者なのか伺うと、「いろいろ面接受けたけどなかなか決まらないし~、いっそ自分で会社作っちゃうかあ~、みたいな人です」と。

そんなやつあいねえよ!と突っ込みたくなるが抑える。

で、気になる以下の二点について質問した結果。

■創業した本人が専ら創業した法人の業務に従事していること。

これ、専従が原則らしい。でも、上記したようなシチュエーションでいきなり食える人なんていないでしょ?と軽く突っ込むと、苦笑しながら、あくまでも原則でここはお目こぼしありみたいです。クリア!

■法人の設立以降三ヶ月以上事業を行っていること。

もしも、大赤字でも三ヶ月やってればいいなら、尚更副業のアルバイトが認められなかったら生活が成り立たないのではと思ったが、これはあくまでも動いてればいいと。赤とか黒は見ないとのことでした。クリア!

これで、助成金が受けれるかも、制度だけあって使えないってパターンではないのだね。

と思いきや、新たな問題が勃発。

手元に冊子がないので、どこをどう読み間違えたのかわからないが、僕は、創業一年以内に雇用し、雇用保険に加入すればいいと思っていたが、オンタイムで雇用していないと駄目なんだって(;д;)

あんたねえ!、いろいろ面接受けたけどなかなか決まらないし~、いっそ自分で会社作っちゃうかあ~、みたいな人がいきなり事業が波に乗って雇用するかあ?

やっぱり、制度だけあって使えないってパターンじゃないでしょうか?

Today's BGM is
Neil Young/After The Goldrush
Afterthegoldrush21いいアルバムですね。これと2ndがなんだかんだよく聴いてます。アコギとエレキのバランスって大事で、このアルバムなんかが絶妙なブレンドな気がします。歌詞もわからず俺の葬式にはタイトル曲を流してくれと言っていますが、沁みる曲です。達観、諦観、希望、夢、絶望、歓喜、すべての感情が眼差しの中に凝縮されたような一枚。

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2009年3月 9日 (月)

ついに出資者が現れた!

シェアコロの事業に共感をいただき、小口なんですが、時を置いて二名の出資者が現れました!

「自分も力になりたい」という気持ちがとても伝わってきて、涙が出そうでした。

助かります!

うれしいです!

でも困ってますf^_^;

どう受け取ればいいのか?

所謂、「出資の見返りに株券を発行する」って作業なんですが、どうやんの?

領収書だけでいいの〜とか、株券は電子化したんだよね〜、とか…。

そもそも、ひと株一万円で本当にいいのかとか、うちは譲渡制限株式会社だったよねえとか…。

ヤバイ。

でもうれしい!

慌てて本読んでるけど、なかなか自分たちと同じシチュエーションでの説明がなくもどかしい。

昨日書いた、失業者創業支援を受けるために一度失業したいし!(笑)それまで会社の口座作れないしとか。

でもって、シェアコロはソーシャル・ビジネスということで、出資分以上の配当をしないことを明確に打ち出したい、というややこしさ。

しかも小口なら寄附扱いの方がいいのかとか、自社保有株がないのに株売って大丈夫なのとか?

これはヤバイ。

でも、少し希望の光りが見えてる。

うれしい。

株式会社が始まるんだ!

Today's BGM is
Elvis Costello/When I Was Cruel
Elvis_costello_when_i_was_cruel1もしも神様が目の前に現れて「おまえの声を誰かの声に変えてやるが誰がいい?」と聞いてくれたら、エルビス・コステロと言うかもしれない。いい声である。リアルタイムで意識したのは名盤「キング・オブ・アメリカ」。返すがえす声がいい。そういう録音もしていると思う。テクノロジーが隠し味として表立ちすぎず気持ちのいい音作り。昨日のポール・ウェエラーはインパクトを狙ってたけど、これはいいサウンド。ジャケもいいですね。

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2009年3月 8日 (日)

受給資格者創業支援助成金は本当に使えるのか? Part.1

株式登記の準備ができているものの、なんとなくのびのび。

「なんとなく」と書いたが、このなんとなくにいろんなことがあるわけで。「これでいい!」と思える踏ん切りどころが見つからないというのか…。

のびのびには悪い面ばかリではなく、いい面もある。伸ばしている間に成長したり、情報が入ってきたり。僕にとってそのひとつが受給資格者創業支援助成金制度である。

こうやって、ちょっとアンテナを伸ばすと「あぶねえ。知らなかったら大損こいてた」みたいなことが多いので、躊躇し、のびのびになるのだ。

簡単に説明すると、失業中に起業しちゃうなんつう人がいたら、創業にかかった費用、登記から手に職を付けるための資格取得費やキャリア・カウンセラーへの相談費用や事務所の改装費などの3/1を、上限200万円まで出してあげちゃうよ!っていうヤツだ。

失業中に起業しちゃうって、なんともあり得ない話のようだが、勤め人が会社を辞めて起業する際に、瞬間失業者になることもありますよね?

なんて、実際、どんな人を対象にしてんだかわかんないけど、失業中にやおら「やっぱ起業すッかあ」はあり得なくないですか?

そう考えると、僕のような瞬間失業者パターン。そんなニッチな人を対象にした制度があんのが不思議だが、まあありがたいので、狙ってみようと思っている。

ただ、8個の資格条件がクリアできるか、ちょっとわからない。明日、ハローワークに質問に行こうと思うのだが、その整理を兼ねて、ちょっと難しそうなところを書いてみる。

■創業した本人が専ら創業した法人の業務に従事していること。

副業しちゃいけないのか?失業中にやおら「やっぱ起業すッかあ」な人がいきなり自社だけで喰えるなんてあり得ないでしょ?この辺も対象イメージがようわからん。

■法人の設立以降三ヶ月以上事業を行っていること。

もしも、大赤字でも三ヶ月やってればいいなら、尚更副業のアルバイトが認められなかったら生活が成り立たないでしょ?

制度だけあって使えないってパターンか?

少し、助成金について調べてみようと思う。もらえるものは最大限もらいたい。手続き下手なので大変不安だけど、今年の目標である「恥をかく」で頭を下げて回ろうと思う。

他に調べ中なのはこれ→地域再生中小企業創業助成金。

Today's BGM is
Paul Weller/Stanley Road
Stanley_road_300 ポール・ウェラーはお洒落さんでかっちょいい。 絵になる男である。スタイル・カウンシル時代もカーティス等ソウルへの憧憬を隠さなかったが、その憧れの強さが歳をとるにつれ、いい形で音になってきていると思う。自身のル−ツを探る旅のような形での音楽人生はクラプトンを彷彿とさせるし、アメリカへの夢を持つブリティッシュな感じなんだろうと思う。クラプトンよりも垢抜けた"今“を救い取ることができるのが彼だろう。その分色褪せるのもしょうがないけど。これはギターがいい音している。

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2009年3月 5日 (木)

Mixiのイノベーションに改めて感動した。

2004年9月からミクシイやってて。このブログを書きはじめた頃から、同業者経由で会社に僕の企業計画がバレると、通常想定しにくいことが起きかねなかったので、自分が退職届を出すまでは、ミクシイでのそういう発言だとかは止めようと思っていた。

そんなこんなで随分書いてなかったのですが、昨日、同業者さまへの遠回しな宣伝と、かけがえのないエバンジェリストが一人でもできたらと、と、マイミクでしか接点のない方々への近況報告を兼ねて日記を書きました。

温かいコメントが次々とリアルタイムで入ってくるあのソーシャル・ネットワーク・サービスの感動は、やっぱり凄いなあ!

4年半前に感じたあの感動にやんわり包み込まれた感じがした。

あのイノベーションは、「飽きた」と言われますが、代替えがないのでしょうかね?やっぱりあそこでしか得られないもの、コア・コンピタンスがしっかりとありますよね。

これは僕のマイミクの傾向だけかもしれませんが、中高年の方が安定して楽しんでいますね。変化を嫌う世代の懐にスコンとポジショングされたというのがデカイと僕は分析するけど、人付き合いが割とオープンでお気楽に楽しんでる、依存度の薄さもいいのかも。

逆に若者の方がどっか行っちゃってる気がする。ストレスが大きいのかな?ストレスを緩和するシステムがいろいろ導入されていますね、足跡がつかない?とか。

現に僕は、しがらみから抜けるようにブロガー(?)になった訳で。キーワードは匿名性だと思う。

この匿名性の扱いのさじ加減にこそSNSの面白みや未来はあると思うのに、誰の声が何のために反映されてんのか、どんどん蔑ろにされている気がする。これが上場の弊害なんじゃないかと僕は思うのだけど、どうなんだろ?

友人の友人しか入れないという匿名性の薄さがある意味で文化の礎にあったわけだけど、そこが崩壊した時点で、文明が入り込んで来た感じだったりしないのか?

なんて、今日はミクシイ分析するつもりじゃなかったんだ。

ミクシイはやっぱり凄い!

SNSをするつもりは今の所ないけど、ああいうイノベーションを巻き起こしたいというのはアントレプレナーの夢のひとつだと思うな。うん、間違いなく僕にある。

Today's BGM is
The Velvet Underground/VU
Thevelvetundergroundvufrontジャケがいい。実は裏ジャケが赤と黒で表よりもいい。はまった当初に買って、その頃ベルベットの情報ってほとんでなくて、これをジャケ買いしたら、未発表曲集と後で知りショックを受けた。オリジナルでまだ持ってないのがあるのに畜生!いやあ、でもいいアルバムっす。中でも「Lisa Says」とかルー・リードらし過ぎてて鳥肌モンです。なんなんでしょうこのギターのストロークだけで押せちゃう感じって。もっとなんかしたくなんだろ?って思うんだけどなあ。できなかったからお釈迦なんですねえ、それでよかったという結果オーライな一枚。
 

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2009年3月 4日 (水)

β版打ち合わせ初回

数年振りに風邪で寝込んでしまいました。38〜49度台の熱だけの風邪。かと思いきや、熱が下がり食欲が出始めたらお腹にも来ていた(@Д@;

熱が出る前の土曜の晩、いや日曜の早暁か、サイトについてのプランに不安を感じはじめたり、新たなアイデアに布団を抜け出したい衝動に駆られたり、次から次へと考え事をしてしまい、とにかく寝苦しかった。

考え事のせいで熱が出たのか、熱のせいで考えごとをしていたのか、知恵熱?

数日前、サイトの打ち合わせを都内某カフェで行なった。自分たちのプロダクトアウトはコンテンツだけにして、デザインは信頼のおけるコウジに一任してみよう、下請けに出すんじゃなくて、コウジ&ウカワとのコラボね、とうことで話をまとめていた。

とか言って、それなりのプロダクトアウトにすでに時間をかけていたオイラ。
ヾ(´ε`*)ゝ

でも、コウジが最近手がけたサイトを見たら、丸投げしたくなった。僕ら福祉や教育に関係した連中にはないセンスが一目でそこにあった。これを見て、自分のデザインを捨てる気になった。

訴求性。より広い人にアピールさせたい。

むしろ今いる業界からは胡散臭がられてもいい。未知なるソーシャル・アーティストはミクロなこの業界内よりもマクロな世間に、何かいいことしたいけど何していいかわからない、というような顔をして歩いているのだ(笑)

それ以上のポリュラリティーを獲得して、シェアコロのスタイルがスタンダードとなり業界にパラダイムシフトをゆる〜く起こす。

ちょっとアジっちゃいましたが、それによって利益を得るのがオーディエンス(受け手)である社会的課題を抱えた人々であるべきだとシェアコロは考えている。

だから、僕がデザインすると、枠を超えられない気がして、何より素人だし、と思っていながらせっかく作ったし、見て欲しくて出しちゃいました。これが僕の悪いトコ。辛抱足りんこちゃんである。

いやあ、そしたら彼らに気に入ってもらえて!こういう言い方もおかしいけど。無理矢理自分たちのセンスを押し殺す必要はないと思うよ、いいものはいいんだからさと言ってもらい、僕案で走り出すことに。やっぱりそれはそれで嬉しい。Image044

調子に乗って「イノベエ」を見せると更に盛り上がり…。こいつ→

僕の頭の中を彼らに伝えると、彼らは僕に知らない言語を使って悩み、まあやれるか、はい次、みたいな。夢が妥協しながらも積み重なる現実的な瞬間である。

テーマは『しょぼかわいい』。我ながら「なさたのしい」←情けないような楽しいような…

カネがかけられないがβ版ながらイノベーションを感じさせるをコンテンツがどうしても入れたいと思う。そこにはカネがかかっても予算内なら他を削ってでもやらねばならない!

破壊的なヤツをね。

いつの頃かしたためていた企画を引っ張り出すと、WEB系なコウジが「これは新しい!」と楽しんでくれた。僕はこのアイデアの虜になりそうだ。ここは企業秘密にしておこう。

五月には、見切り発車できるかなあ?

Today's BGM is
Rita Coolidge/Nice Feelin
5148z17xmnl 漸く起き上がれて、このところ聴けてなかったレコ。ふと手を伸ばしたこれが前よりもよく聴こえる。リタの落ち着いたボーカルがいい。以前はこれが物足りなかったような気がするけど、その分バックのディキシー・フライヤーズの演奏に耳が行き何とも言えないNice Feelin。そうやって上手いことまとめるコーナーじゃないのですが…。選曲も、D・メイソンの「Only You Know〜」ナッシュ「Better Days」ヤング「過去への旅路」レイを二曲と、本作の隠れ主役M・ベノ作品と。レコは写真下ですが、もうちょいいい写真があると思います。

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