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2009年8月の21件の記事

2009年8月31日 (月)

『この素晴らしき仕事たち〜What A Wonderful World〜』

政権交代しようが、市長が代わろうが、僕らの日常をお日様が司ってることには変わりはない。故に今日も朝が来て、眠たい目を擦り、冷たい水で一日が始まるのだ。

午前中は、毎週月曜恒例の編集会議。バタバタと追っかけの作業パターンをどう前倒し、貯金を作っていくか。

吠えてましたよマネイジング・ディレクターが。

「小さい仕事ができない人が大きな仕事をできるわけがない!」って。

みんなで、「素晴らしい!今のは明言だからツイッターで流そうぜ」って(笑)。とりあえずホウレンソの徹底からPCDAへ。

また一つ、『この素晴らしき仕事たち〜What A Wonderful World〜』というコンテンツがオープンしますよ。

はい正解!サッチモのパクりっす。

内容は、簡単に言ってしまえばWeb版の職業人セミナーです。

とにかくね、僕はね、満面の笑顔でこのコンテンツを埋め尽くしたいのだね!

なんかね、理不尽にざまあみろな感じでね。仕事って楽しんだぜ、コンチクショー!みたいなね。

インタビュアーも「チクショッ!」って舌打ちするほど、仕事を、人生を謳歌してる大人をこれでもかって登場させるんだ。

明日中に初回のゲストがこちらに登場です。

午後は、よこはま若者サポートステーションで、僕の鉄板セミナー『アル活』をやってきました。

やっぱり現場はいいなあ。

現場べったりの九年間があったからでしょうか、今、オンラインとオフライン(現場)のバランスがちょっとオフラインに欲求不満があるくらいの感じの、いいバランスで僕はいれています。

この距離間から、いろんなことを発信していきたいし、いろんな刺激を与えられるようになりたいし、若者だけではなく、支援団体スタッフの方々にとって有益な存在でシェアコロはありたいです。

そんな僕らシェアコロのスタッフが満面の笑顔の新コンテンツのゲストに負けないような、いい仕事ができるようにならなくちゃです。

Today's BGM is
U2/How to Dismantle an Atomic Bomb
U2 僕の中で一番個人的にビートルズ的なバンドは、U2です。それは、ダニエル・ラノワやイーノの存在も相当大きいですが、相当実験的なことやっているのにポップの範疇を逸脱しないというところでの判断です。これなんかもヤバいですよね。で、エッジのギターサウンドがとにかく好き。彼のルックスもね(左端)。そしてボノ。もの言わぬ強靭なリズムセクション。

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2009年8月30日 (日)

ついにの酒宴@石川町ころんぶす

金曜の夜、石川町にあるお好み焼き屋『ころんぶす』で、ついにの酒宴がありました(なんと最初の生ビール一杯100円!お勧めです)。

僕と、K2真実さんと、浜の理事長の三人という、ちょっとぐっと来る組み合わせ。

僕ら三人は、四年くらい前でしょうか、厚労省の『若チャレ』という事業の一環で、企画ブレスト合宿のような企画で一緒になったのが、三人が同じ空間にいた最初で最後。

ちなみに僕と真実さんの出会いはこの時でした。僕の第一印象は、「なんて経営感覚のある人なんだ!」という新鮮な驚きでした。

まあ、その後、僕と浜の理事長は、ユースワーカー研究会等、いろいろと親交を温めてきましたが、三人的には、なんとなくすれ違ってきたような、すれ違わされてきたようなところがあり、ちょっくら呑もうよと相成りまして。

会議の場なんかで一緒になっても近況報告もままならず、割りと超近いとこの擦り合わせしかできないじゃないですか?

なんでカンパイした時は、ちょっと感動的だったなあ。

昨夜は、ぐっと遡って「真実さんはこの業界入る前は何してたの?」みたいな笑える話しを。

ちなみに、真実さんはOL(ここ笑える。あ、失礼)、浜の理事長は養護学校の先生(ここ納得)だって。

ちょっと記憶が薄いですが、楽しかったですし、何よりも、新たな同朋を得たような強いモチベーションが生まれました。

これ定期開催決定です。単にころんぶすで呑みたいだけではなくf^_^;

すごく面白く、尚且つ重要な話しができる面子なので、これはじんわりと企画にしたいと、目論んどります。

終盤に登場のY150協会の吉沢さんの含蓄溢れるトークも大切な問題提議が含まれていたように思いますが、どうもアルコールで薄ぼんやりしています(苦笑)

P8280176そこんとこもっと話し込みましょうよ」と言ってたそこんとこはなんだったっけ?

ま、また。

Today's BGM is
Sam Cooke/Live At The Harlem Square Club, 1963
Samcookeliveattheharlemsquareclub キング・カーティス繋がりでサム・クックのライヴ。バックは最高に息のあったキングピンズ。20代の頃、どっかのレコ屋でかかってて、ロッド・ステュアートにこんなアーシーなアルバムがあったのか?なんて店員に聞いたらサムクックで驚いた。これにより、両氏の評価が僕の中で上がった。ライブ盤というのは、相当な割合で観客が作っているんだなと思わせる。傑作である。

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2009年8月28日 (金)

「地球を見つめ直すと自分が見えてくる」オープントークVol.1@Y150ヒルサイド

夏休み中に更新しなかったことで、このブログが仕事であることに気付いた今日この頃ですが、また新たな発見がありました。

僕のブログは、無意識でしたが割とどうでもいい、些細な出来事や、ココロの揺れを掬い上げつつ、繋がりがあるような、ないようなことに飛躍するようにできているようなんです。

なんで、あまりにも大きな出来事を書くブログじゃない。

それは、基本的に携帯からの更新という入力環境が大きく影響してるということは薄々感づいてはいるんですが…。

なので昨日ヒルサイドで行われハマトリアム・カフェ初イベントは、このブログのキャパを超Image506 えているので、ちょっと書き出し兼ねています。

なので、取り急ぎは、お礼と、報告となるリンクを。

遊緑地設計(有)の高橋さんハマブンブン・プロジェクトの岡田さん、素敵なトークをありがとうございました。僕らみんなほぼ同い年ということもあり、意気投合しちゃいました。この出会いを大切に育てていきたいと思います。

NPO法人コミュニティ・デザイン・ラボの皆さま。設営や撮影ありがとうございました。特に杉浦さん、感謝してます!これからもピースフルなイベントを共に創っていきましょう!!

横浜市こども青少年局地球温暖化対策事業本部の皆さまの仕切りがなければ、ここまで辿り着けなかったと思います。スタッフ一同精進していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Y150の吉沢さん、K2真実さん、ユースポート横濱岩永くんをはじめ、関係団体の皆さまImage508 も本当にありがとうございました。

↑杉浦さんが、若者にいい話してました~(◎´∀`)ノ

ハマトリアム・カフェで今後紹介していきますのでそちらをお楽しみ下さい。

ヨコハマ経済新聞
http://www.hamakei.com/headline/4273/

Y150市民放送局
http://www.stickam.jp/video/179237347

Today's BGM is
King Curtis/Live At Filmore West
517kykx2q0l_sl500_aa240_ はい、今朝はこれ。何と言ってもオープニングのあれ。 「Memphis Soul Stew」これの「Stew」って、ずっとなんだろ?って思ってて。キング・カーティスの言ってることはレシピだから、「すてゅう」じゃなくて「シチュー」だろうなと思ってたら、その通りでした。これがアレサの前座ですからねえ。その日の客になりたいですよ。アレサの方もですが、観客が白人だということを相当意識している選曲なのかなあ?彼のサックスが凄いとか、そういう聴き方じゃなく楽しみたい一枚です。

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2009年8月27日 (木)

定時制高校NOW!その2

ここで定時制のことを書かせて頂いた。

この時に、とりあえず取材させてもらってきます、という取材が、ハマトリアム・カフェ通信で記事になっていますので、是非、ご覧下さい。

戸塚高校定時制から「先生たちの放課後座談会 その1」

「先生を励ますのは誰なんでしょうか?」という記事を去年の11月に書いたけど、その中で自分が、「それはシェアコロではないか?」と書いているが、少しは励ませただろうか?

こんなことで何かが変わるなんて思ってないけど、こんなことから変わっていくんじゃないかということは、本気で信じれる。

Today's BGM is
The Band/Northern Lights-Southern Cross「南十字星」
22426029 このバンドに何を求めているかで、このアルバムの評価は多少ぶれるのかな?「地下室」や「ビッグピンク」あたりのモコモコとしたあの田舎臭いサウンドを求めるとこのアルバムは肩透かしを食らうかもしれないけど、それはうるさい奴らの言い分だろう。最高だ。タイトなリズムセクションの自由奔放に飛び回るガースがいい。そして肝はロビーのカキンコキンギター。そして名曲「Acadian Driftwood」あのイントロ!サンプリングしてずっとループさせてみたい。先生たちとこんなBGMで呑みたいな。誘ってみよう。

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2009年8月26日 (水)

「縦割り行政」という合体言葉について

武蔵溝ノ口駅のキオスクに売ってる『軍艦カレー』がすごく気になりつつ、手を出すことができないまま四ヶ月が過ぎた不肖ボクチンです(サムガク長岡さん風)。

昨日は、三つの行政関係の会議をはしごしました。

三つの会議すべてで「縦割り行政」という言葉が聞かれました。高度にインフラが整備され、更に機能的に次の次元へ飛躍する際に、この「縦割り」って奴が弊害になるわけですね。

その言葉を使う行政人は、ポジティブに縦割りを超えて、という風に、多少の自虐と自嘲を交ぜながら使うわけですが。

「縦割り行政」の「縦割り」が悪の権化のような言い方で、「行政(自分たち)」は悪くないというようなエクスキューズが多分に含まれているような気がしましたが、どうなんでしょう?

ちなみに小数精鋭の我社でさえ、やもすると誰が何をしているのかわからなくなります。

「あ、それは○○に聞いてください」って、よくよく考えたら、たらい回しですよね。

「社長をたらい回しにしやがってこんちくしょう」とはあまり思いませんが。

多分、行政施設に電話で何かを問い合わせて、同じこと言われたら、怒っちゃう感じだと思います。

まあ、質問にたどり着く労力も違いますが。

あえて言うと、縦割りって、ある種のシステムを機能的にさせようと思ったら、必ず起こり得るものなんだと思うんですよ。

他の部局が何やってるかわからず、似たようなことしちゃう、みたいなのは最悪な縦割り行政だとは思いますが、若年者の就労支援には非常に多いんですね。「ジョブカフェ(経済産業省)」「サポステ(厚労省)」の施策の違いを明確に説明できる人がどれだけいるんでしょうか?

隣の部署で起きてることがさっぱりわかっていない行政人は実際多いです。ていうか、理解の限界を超えた人事システム等、担当者レベルを攻めても可哀想な気がします。

話を戻すと。

縦割りさんはあんまり悪くないよね。まあ、しょうがないよね。ほんとに悪いのは行政さんだよね。

ってことなんじゃないかなあと思ったのです。

この場合の「行政」ってのも「大人」という言葉に相当近いひっくるめ感がありますね。

多分、子供や若者がよく理解できない不特定多数を指す際の「大人ってさ」に限りなく近い。

そう言われると僕はアッタマ来たりしますが、きっと行政さんたちもそうなんだと思います。

政治を行う人たちに変化が求め続けられています。今回の選挙で何かが変わることを願い、一票を投じたいと思います。

そういえば、こないだ。不意に自民党のマニュフェストも入手したんだ。週末じっくりに読み比べてみよう。

Today's BGM is
Big Brother & The Holding Company/Cheap Thrills
61yv5dp41ml_sl500_aa240_ 今朝、スーパーフライちゃんがウッドストックでジャニスの曲をやっているのを観て、そういう触発で聴いてた。このアルバムは、どこまでが演出でどこまでがライブなんだろう?グラスの割れる音とか、タイミング良すぎ。ビッグブラザーの演奏は、当時のサンフランシスコそのもののようで、ある気分に浸るには、ティルフルトよりいいです。ジャニス。死ぬよなあ、それじゃ。RCのパクリジャケも秀逸でしたね。

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2009年8月25日 (火)

株式会社自由民主党

またもや、麻生総理がやっちまったなあ。「金のないやつは結婚するな」みたいな。

今回の選挙には、これまで選挙を傍観していた若い世代も選挙に行くみたいだから、これは八回裏のスリーバント失敗的な痛さだろうなあ。

先の見えた九回を観るより、電車が混まないうちに家に帰りたい。

そこで、もしも、自民党が株式会社自由民主党だったらなんてことを想像してみた。

アルバイト君たちが必死に駅前で「責任力」と書かれたティッシュを配り、営業は、顧客回りで悪い噂の払拭に駆けずり回る。

必死に信用回復。

そこへ社長のどうしようもない失言が市場に流れる。

倒れてしまったドミノを、一本ずつ起こしていたら、先の方からまた倒れだしたみたいな…。

何度目だよ…。と、膝をつく社員たち。

さっき、頭を下げて来たばかり得意先から、早速携帯に電話が入る。

道端に捨てられた「責任力」のティッシュが風で社員の横を過ぎった。

もう、ドミノを起こす気力はないよなあ…。

会社なら辞めるだろうな。株式会社自由民主党のみんなは辞めないのかな?

理念は違えど、会社が目指すのはどこも人々の幸福。

ちょっと気持ちを切り替えれば十分新しい会社でもやり甲斐を見いだせるだろう。

僕ならそう踏んで、転職活動を始めるけど。

「どこに行ったって同じさ」という声が聞こえる。

「どうせ同じなら、せめて変われる可能性のある会社で働きたいよ」

僕ならそう考える。

Today's BGM is
今日は、坂本龍一やガイルズ・ピーターソン、ウィントン・マルサリスのポッドキャストを愉しんでます。

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2009年8月24日 (月)

インターンシップという社会貢献

このブログが夏休み中更新がなかったとこを見ると、どうやらこのブログは仕事らしい。

これでおおっぴらに仕事中にブログが更新できるぜ!

なんちゃって(>_ヽ)

いやあ、オリジナル顔文字。酷いなこれ。絵心はある方なんですけどね(苦笑)。

記事は通勤中に上げれるけど、ほら、BGMっていうの下の方でやっちゃってるじゃないですか。

あれがね…。PCからじゃないと…。あんまり読まれてないみたいだけど、なんか今更ねえ、みたいな。

はいっ!

休み明けで出社。月曜朝一恒例の編集会議で、溜まっていた懸案事項をばったばったと斬り捌く敏腕社長…。

なんてわけにはいかないんすよ、ワカモノたちよ。そんな奴はテレビの中と、無責任な奴だけっすよ。

クリエイティビティと経営の間で判断に窮しながら、一つひとつの懸案事項を慎重に取り除いていくんすよ。

大人はなんでも知っているわけではなく、なんでも知っているよう顔をしながら、知らないことをこっそり調べたり、さりげに聞いたりしながら、仕事してるんすよ。

「で」抜き言葉で愚痴るとリアル。というハック。

名付けて「で」抜きハック。

何とか昼までに会議を終わらせ、一気に決定事項を議事録化してスカイプで配布して、GoogleのドキュメントでTODO化して、関係各位に電話やメールで確認やら伺い立てつつ、資料をファイリングしてから、GOサイン出して作業にかかるんすよ。

ここ凄く大事!

僕もこの三年くらいで身につけたスキルな気がしますが、ワカモノにはここを教えてあげたいかなあ。

いやいや。受け入れてみようかと思って、ほら、インターンシップ。

我社が今できる唯一の社会貢献だろうし。やんないとね。

無難でいて、関わった感の高い仕事を用意しよう。最後にはハマトリアム・カフェの新規コンテンツの企画会議を擬似的に開催しプレゼンテーションさせよう。

でもって、「我社で初のプレゼンテーションをしたのは君だ!」と褒めたたえつつ、プレゼンテーションのスキルがいかに会社で役立たないかを教えてやろう。

これはいいぞ!

Today's BGM is
RCサクセション/Baby a Go Go
412cvt6m67l RCのラストアルバムと言っていいのかな?RCの最高傑作はこれだと思う。特にRCは清志郎が自分でも言っているけどレコードの音が悪い。そんな中、カバーズで得た意訳というスキルと、ルーツ回帰志向と、録音技術的な時代感がばっちりあったんだろう。こんな抜けの良い演奏してて、惜しい。幼児返りしてしまったのかと思わせるほどあどけない無邪気な清志郎のうた。こんなアルバムを残してくれてありがとう。『ロックンロールで独立する方法』をこのアルバムをBGMに読んでいる。堪らない。

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2009年8月19日 (水)

会社シックか!?

明日から夏休みと書きましたが、休みたくない自分がいます。

こんなことは初めてです。

働き盛ということです。

今日も帰りがたく、机の上をきれいに雑巾がけしたりして。

何それ、時間稼ぎ!?みたいな。

「何か手伝うことある?」とか、言っちゃって。

しまいには「普通に連絡とかしていいからね」なんてアピールしてしまいました。

今の仕事と、この職場が好きなんだなあ。

好きになれたんだなあって思います。

幸福なことです。

明日、10時前からスカイプでみんながチャットしてんの見て、口だししてると思います。

初のビデオチャットしたりして。

そういうことしてると後継者が育たないから、って、なに出来立ての会社が後継者とか言ってんだよって怒られますね。

夏休みです。

Today's BGM is
Solomon Burke/I Wish I Knew
Ttqaq_311139_l このアルバムをもっと名盤扱いしろ!と怒りたくなるような、評価は高いけど話題性が低いアルバムだろう。68年のトムダウト・プロデュースのサザン・ソウルで、サウンドもイカす。名盤にならないのは参加アーティストが不詳だからだろう。そしてなんとなく外すとこっぱずかしいので推測しにくいジャンルでもある(笑)個人的にはマッスルショールズの連中だと嬉しいなあと。なんて。お決まりなホーンセクションに女性コーラス。タイトなリズム隊、完璧な歌唱力。これは絶対お勧めですよ!

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2009年8月18日 (火)

夏休みに支援者の労働環境を考える

明日から、夏休みです。

出来立ての会社がなに暢気なこと言ってんだ、とお叱りを受けるかもしれません。

でも、休みに関してはこだわりたい。これはチャレンジです。

何せ、前職がこういうことにシカトで、いったい何人の仲間たちが辞めていったか…。

僕の頭の中にはいつも、誰が言った名言でしょうか、「100人のニートを支援するより、一人の支援者をしっかり支援することの方が効果は高い」とい言葉があります。

ずさん極まりない労働環境に置かれた人間が、他人の就労支援を行えるでしょうか?

ワーキングプアと呼ばれる所得の中で、家族を養いながら、他人の生活の心配をし続けられるでしょうか?

答えはNOです。

なのに潰れずやっていけてるのは、支援者の善意を担保に事業が計画されているからです(上手く事業化している法人もありますが、まだまだ少数でしょう)。

これは行政が委託費を算出する段階から始まっています。

若年者就労支援事業の委託費と最低従業員数を割ると、概ね240万くらいを行政は見積もっています。

でもって一定の成果はしっかり求めてくる。

ついでに「数字を出さなきゃ、あなた方の来年度の仕事がなくなりますよ」という脅し入りで。

創業前後のエントリーには、このようなことばかり書いていたように思いますが、このようなことで、クオリティの高い支援を継続していけるのでしょうか?

話がそれましたね。僕は明日から夏休みです。

Today's BGM is
Otis Redding/Otis Blue:Otis Albumotisblueotisreddingsingssoul_2Redding Sings Soul
オーティスといえば、結局ここに帰ってくるのかなあ。僕は『イモータル』とか大好きだけど。お隣の影響か、サービス精神か、ホーンセクションのある選曲がなんかよくて(お隣は三人のラッパ吹きがいる)。そんななかで、このアルバムは、金属的な抜けがないんだなあ~。でもそれがメンフィスホーンズなんだなあ。渋すぎてわかってもらえないだろうなあ、と思ってブルース・ブラザースの換えたとさ。

 

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2009年8月16日 (日)

エディターっす(´Д`)/

昨日、仕事中に寝てしもうた…。ちょっと突っ伏して休もうと思っただけなのに。

あのまま死ねたらさぞ楽チンだなと思った(昔頭を打って気絶したときもそう思った)。

どうやら自分はひそかに恐ろしく痛い感じの死を意識しているらしく、ああ、こんな風に楽チンに死ねたらと思うのです。

アレがなければ多分ずっと寝てたと思うと怖い。夏バテっすかね?

ところで、はじめて編集というものをしています。

「エディターだ!」って勝手に思って、ほくそ笑んでます。ちょっとえばりたい気分。

ハマトリアム・カフェのスタッフで、あるコンテンツについて座談会して、それをアップするという所謂ホイチョイ企画です。

先に白状しておきましょう。『ほぼ日』(最近のお勧めはこれ!)が大好きです。

僕は会社を持ちたいんじゃなく糸井重里になりたいんじゃないかと最近思います(照笑)。

よく、デザイナーにこんな風にならないかな?ってURLを送ってますが、ほぼ、『ほぼ日』です(苦笑)

僕のこの攻撃に、デザイナーもやられており、「ハマトリアム・カフェはカッチリ路線のデザインで。シェアコロ(本来事業)はオフザケ路線で。これにより当社のレンジの広さを市場にアピールする」という基本戦略が揺らいでいます。

要するに、どっちもオフザケしたいと…(苦笑)。

社内ではオマージュって言ってます。

それにしても、ほぼ毎日何かしらの本を読んでいますが、『ほぼ日』をほぼ毎日読んでてよかったと、エディターをしてみて思いました。

『ほぼ日』から学ばせていただいたことは、空気感や間、ニャアンスといった活字外の表現だと思います。

そこに息づく素の人間臭さに惹かれます。

それにしてもエディターは面白い。神様になったような気分です。音楽で言えばダブワイズです。

多分、大きな誤解をしていたということを、僕は後年このブログで振り返るでしょう。これは予告です。

ただ今は楽しい。身内の言葉なんで切り捨てゴメンだし。

(してませんが)どんどん嫌な奴にしたりして(笑)、有名人じゃないからキャラ設定も自由自在ですからね〜。

う〜ん、エディターはやめれないな。

って本当にエディターっていうんだろうか?

Today's BGM is
SEAMO/SCRAP & BUILDT
10125038247
盆踊りで自分の採ってきたクワガタ20匹以上を売り切った、起業家精神を感じさせる息子がいいと言ってたアーティストが中古で安価だったのでアルバム二枚買ってきてやった。渡す前に一応検閲してみたら、こういうの好きなんだあと。僕の影響でスチャダラ好きなんだけど、俺がどれだけ女にモテるってことをラップしてる人じゃなくてよかった。なんか熱い。こういう音楽を聴きながら、自分自身を見つめる時間を多く持って欲しい。僕は元春だった。

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2009年8月14日 (金)

グッドな兼ね合い

自分とは直接関係のないところにも“兼ね合い”というものがあるわけです。

若い頃は、とかく無視してましたよ、兼ね合いなんて。ツバを吐いたりして。

今思えば、ロックンローラー気取りでしたから、むしろ積極的に、ちょっと無理してでも兼ね合いを無視してましたね。

自分の力だけで生きてるつもりだったんでしょう。若かったんですから。

若いっていうのは、社会を感じるような経験が少ないから視野が狭いんです。好きな女の子しか見えないような。

だから、そんな目の前にいるだけだった女の子から「今度父親に会って欲しい」的なことを言われると、一気に兼ね合いが発生しちゃってパニクるんですね。

結婚なんかしちゃうと、一気に兼ね合いの世界に強引に引きづり込まれちゃって。

こないだまで赤の他人だったおじさんが、急に兼ね合いになり、お見舞いとか行ったりします。

しかし、子供なんかが生まれると、だんだんと兼ね合いが有り難いものになっていくんですね。

なんとなく税金による社会保障を受けている実感も持ちますしね。

なので一見僕とは関係のないようなところの力関係が、急な兼ね合いで僕に影響してくることがあるんですが、まあ、兼ね合いですからね、原則受け入れてます。

いろいろ兼ね合っちゃってるんですね。

あっちを立てたらこっちが立たない的な面倒な兼ね合いばかりでもないので、兼ね合いは受け入れてます。

でも、基本、あんまり兼ね合いたくない性格なので、複雑に兼ね合っちゃうと疲れますよ僕は。

まあ、グッドな兼ね合いをこれからもよろしくです。

兼ね合いって言ってますが、これはゆる〜いセーフティーネットのことなんだと思います。

Today's BGM is
The Blues Brothers/Briefcase Full Of Blues1185439126_briefcase_full_of_blues_
デビュー盤ですね。エルウッドことダンエイクロイドがかっちょいい。これはライブなんですけど、スティーブクロッパーにダックダンを始め鉄壁のバック陣を従え完璧な演奏を繰り広げる。そこにお笑いを絡めたルーズなジェイク・ブルースことジム・ベルーシ。プレイヤーならきっとこのバンドの一員になることを夢見るだろう。選曲も最高!オープニングとラストはオーティスの「お前をはなさない」だけど、エンディングであのフレーズが鳴り出すとなぜか感動が襲う。これもお勧め!

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2009年8月13日 (木)

地域SNSを考えてみた。

職業環境上、インターネットの可能性やら未来について語り合う機会がちらほらあります。

昨日も、安いランチを平らげた後、まだまだ観光客気分の残る僕らは、センター南の街を散策しながら、インターネットの可能性やら未来について語り合いました。

Big‐Oの話を聞いていると、この人の理屈には「人(コミュニケーション)は会わなければダメなんだ」という大前提が、本人も気付かないくらい自然にあって。

できることなら人とあまり会いたくない自分としては、その「会わなければダメ」という大前提にストレスを感じない天真爛漫さがうざかったので、

「君、人はいつまで会わなければ気が済まないのかね」と突っ込まさせてもらいました。

要するに、「会わなきゃ済まない派」と「会いたくない派」がいて。

この二派がインターネットの可能性や未来を語っても、本質的には噛み合わないんだろうと思うのです。

で、「気のおける連中とだけ会いたい」。もっと言えば「気のおける連中を増やしたい」という中間派の連中もいるわけです。

注意)この辺から話が飛んで好き勝手なことをもっともらしく語ってます。

これは集団(コミュニティ)か個人か、という横軸に、ビジネス・コミュニケーションとエンタメ的コミュニケーションという縦軸を入れて、ウェブ上のコミュニケーション・ツールをマッピングして考えるといいのではないかと思います。

このようなマッピングをしてみると、スカイプなんかは相当包括的なコミュニケーション・ツールてあることがよくわかるし、話題のツイッターがど真ん中で幅をきかせつつあることがうかがわれます。

このように、自分たちが議論したいツールがどのエリアにおり、どの方向に進化を遂げたいのか、その時の態度として自分は何派なんだかという態度表明が、このような議論の前にまずあるべきだと思うのです。

ひょっとして、その進化の方向に、例えばmixiがあるなら、進化するよりmixi内にコミュを作れば事足りる話となるわけです。

今、助成金打ち切りとなる、横浜の地域SNS『ハマっち!』の存続議論が、オンラインオフラインでなされているんだけど。

部外者的に覗き見てると、mixi等、他の巨大SNS合流派と、存続派に別れているように思います。前者は基本、どうなったって言い訳だから、このての議論ではあまり発言しないので、圧倒的に後者が多いように見えているけど、本当はどうなのかな、と思います。

この現象は先にあげたマッピングで言えば、縦軸に見解の相違があるように思えてならない。

また、地域SNSというツールのコンセンサスが、まだまだユーザー間、市場に出来上がっていないんだと思います。ここは横軸の部分ですね。

今回の『ハマっち!』存続の議論をする価値は、このコンセンサスを再構築することにあるのではないかと個人的には感じています。

でも実は、「何をどうしたいんだ」という、ある種のエゴをソーシャルなマインドが覆い隠してしまっているところに、この議論の面倒臭さがあるんじゃないかなあ、なんて感じています。

個人的にはコミュニティに収斂するかたちで、存続するのがベストだと思います。

Today's BGM is
The Allman Brothers Band/Hittin' the Note
Abbhtn これはちょっと聴いてみて欲しいなあ。隠れた名盤だと思います。オールマンな訳ですが、ギターがウォーレンヘインズとデレクトラックスのツインギター。これほどギターソロが待ち遠しいアルバムも珍しい。そしてグレッグのボーカルがまたいい!でもってベースもいいんだなあ。個人的にはデレクのバッキングに耳が行きますね。デレクはまだ遠慮しているのか、語彙が少ない感じもしますがデレクです!ウォーレンは我が強いなあ。派手なんですね。その裏で地道にバッキングするデレク。それもいい!お勧めします。

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『ひきこもれ』

毎朝、喉が痛い。風邪のひきかけみたいな状態が続いている。

目を覚ましている間は、風邪を追っ払っていられるけれど、寝てしまうとダメみたい。

吉本隆明の『ひきこもれ』を読んだ。

02年の発売当初、僕はこのてのひきこもり本に対して、活字的鎖国状態だったので、見て見ぬふりをしていた。

タイトルを見て「けしからんなあ」という思いと同時に、自分のしている仕事に対して、漠然とした説明のつかなさが襲いかかってくるような恐怖を感じたことを記憶している。

内容をつべこべ書くことが、この恐怖に近い面倒臭さがある。41zfa0bsrkl_sx230_

まあ、この人はそういうことを無遠慮に突き付け、そのことに自分的なケジメを付けながら生きている人だから、

このような文章に対峙するのは生半可な気分じゃいられないんですね。

何なんでしょうね?

この穏やかな凄みは。

しかし、吉本隆明本人も、この本を書きながら(正解にはインタビュー)、自身の価値観が揺らぐ瞬間を感じたと述べているように、

何か、これまでの価値観では語り切れない“よくわからないこと”が起きているんだと思う。

よくわからない不安なリアリティに対して、吉本隆明自身のひきこもり的感性の共鳴には、僕のような共鳴しない人間は、はっとさせらる部分が多い。

同時に支援者として首を傾げる部分もまた多いのも確か。

僕がぐっと来た言葉のシェア。

………………………

「引っ込み思案は駄目で、社交的なほうがいい」なんて嘘です。

確かに引っ込み思案で暗い人間は、まわりの人にとって欝陶しいでしょう。でもその人の中身は、一人で過ごしている間に豊かになっているかもしれない。

自分の尺度を他人に当てはめ、大きな声でものを言ったり善意の押し売りをするのは愚かなことです。

「正常」の範囲を決めてしまうから、つらくなる。

一般社会と自分を区切らない方がいい。

不登校の人だけでかたまらず、一般社会の中で不登校的な生き方を貫いていくことが大事。

この子たちは存外、自分に対してゆるいというか、自分を許す面で寛大になってしまっているんじゃないかと思いました。

経験を積んでいくことが必要ない職業は存在しません。ある日突然、何ものかになれるということはないということは、知っておいたほうがいい。

自分なりの「世界とのつながり方」をもっていればそれでいい。

その時々の社会を、総体としてのイメージとして自分なりに捉えていないと、とんでもない不意打ちを食らうことがあるぞ、と。

自分がその時代に生まれて経験してきたことを、白紙に戻すようなことをしてはいけない。

Today's BGM is
細野晴臣/クラウン・イヤーズ1974~1977
5975 とは言え、『泰安洋行』と『トロピカル・ダンディー』だけなんですよね、クラウンからは。この二枚のボーナスと、『中華街ライブ』。むしろお目当てはこっちにあるという盤で、お宝DVDのおまけつきって感じでしょうか。まあ、文句なしっす。所謂トロピカル三部作の前二枚ですが、ニューオリンズやレゲエ、エキゾチックに沖縄と、氏曰くチャンキー・サウンド。僕はしばらくこの沖縄が駄目だったけど、氏のマインドを知るうちに氷解したらもう最高のサウンドになった。

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2009年8月12日 (水)

マニフェスト入手

ごくごく平凡に暮らしている自分の手に、インターネット以外でどうやってマニフェストが手に入るのか?

デジタルデバイドの問題も気になるけど、政権交代という政治的一大事に有権者として関わるかもしれない。

その大きな判断材料が平凡な国民である僕にどう届くのか?

少し興味深く待っていた。

それは突然あざみ野駅のホームのベンチに座っていたら、その時がやって来た。

なにやら生命保険のパンフレットらしきものが薄でのビニールに包まれ、隣のシートの上にある。

当然、手を伸ばさない。

なんだろ?

まさかマニフェストだとは思わない。

民主党と書いてある文字を見つけようやく手を伸ばす。

まさか拾うとは…。

と、思うと同時に「やはり民主党か…」と合点がいく思い。

マニフェストが両党から発表され、自民党と民主党のウェブサイトを訪れてみた。

真っ先に目が行く場所に設置された民主党、結局見つからなかった自民党(今思えば−+++とかいうあれがそうだったのか?)。

この差は、如実に勢いだと思った。

攻めの民主党。守りの自民党。

そして僕の手に届いたマニフェストは民主党。

選挙日までに自民党のマニフェストが僕の手に、何らかの形で届くのか?

それとも政治というものは積極的にコミットしない人間を無視するのか?
まあ、マニフェストがすべてじゃないとは思いますが。

皆さんは、もう両党のマニフェストを比べたりしてるんでしょうか?

昨日のニュースで民主党が最終版のマニフェストが出たとか言ってたけど、わけわかんないことしないで欲しい。

選挙に二言はなしでいきましょう。

Today's BGM is
The Beach Boys/Good Vibrations
B_beachboysbox夏ですね。ビーチボーイズですね。今日は、こいつをシャッフルして一日中職場で聴いていました。キャリアが長いのにシャッフルが嫌じゃない。いや、むしろ新鮮なんですね。このボックスは、マニア向けの音源も多数収録なんで、ファンじゃなかった人たちごめんなさいなんですが、やっぱ初期の名曲がかかると、誘われますねえ。就労意欲、そがれますねえ。行きたいな海。

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2009年8月11日 (火)

家族的範囲設定〜「行ってらっしゃい」が言えない〜

毎朝、通勤で片道20分歩く。これを四年近く。

なんとなく健康的であることを依り所に頑張って歩き続けてきたが、体調(体型)管理は、食事だということを痛感する今日このごろ。

歩く依り所を失ったボクチンはもっぱらチャリです。

で、駅前の有料自転車置場を利用するわけですが、ここである変化が自分の中での“気になり”になってます。

まあ、指定管理なんでしょう。おじいちゃんおばあちゃんたちが運営してるんです。

チャリで置場に入ると「こっちこっち」と手招きされて、100円払います。その後に「はい、いってらっしゃい!」と送り出される。

この「はい、いってらっしゃい!」の不意打ちを食らっても、「…」声が喉に張り付いて出ないんです。

不意打ちと書きましたが、挨拶されることが不意打ちになってるという社会を痛感しました。

ちなみに僕は団地住まいですが、団地では基本誰彼となく挨拶しています。しかし、団地から駐車場に行く間にすれ違う人に挨拶することはありません。

これを考えると、ボクチンは家族的な範囲が相当狭いと言えます。

二回目以降、不意打ちじゃなくなるわけですが、どうも照れ臭くて「行ってきます」がなかなか言えない。

このことをかなり意識して、ようやく「行ってきます」が言えるようになってきたボクチン。

きっとボクチンのように「行ってきます」が言えない人はたくさんいるわけで。

それにもめげずに「行ってらっしゃい」を言い続けるいおじいちゃんおばあちゃんたちがいる。

彼らからすると、ある意味の接客なんだろうけど、そこには真心があって。感覚的には相当な範囲が「家族」なんだろうなあ、と思う。

これを書きながら徐々に感じはじめたことだけど、「家族的範囲設定」の許容範囲が、格段に違うんだなと思うんですよね。

ちょっとここは、地域SNSなんかの議論にも通用しそうな切り口なんで、咀嚼できたらまた書きたいと思います。

彼らからしたらボクチンなんか「クソガキ」ですよ。そんなボクチンに「行ってらっしゃいませ」何て言う先輩もいる。

あ、いいなあ「先輩」。これからは心の中で先輩と呼ぼう。

「行ってきます!」

最近は、ちゃんと言えるようになりました。

終電なんかで帰れば、当然、先輩たちはいないんだけど、「ただいま」なフィーリングがほっこりと顔を出すんですよね。

終戦記念日的なことに一切触れずに来たので軽く思いを馳せると、行った人間が帰ってくるのか、とても怪しい事態が戦争です。

そういう事態の中での「行ってらっしゃい」と「ただいま」の意味ということも考えました。

リスペクトです、先輩!

Today's BGM is
Leon Russell/Leon Russell & The Shelter People
6117 またこれかよって感じですが好きなんで。聴いてたんで。書きたいんで…。レオンのピアノが聴きたいならファーストとかこの後の方が良かったりしますが、アルバム全体としてはこれだなあ。マッドドッグと一緒に楽しめるとなおいいけど。ディランが好きなのねえ。バングラディシュの映像観たい!(求む!)

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2009年8月10日 (月)

幸福を産む苦しみ

どうも。前回のポエジィな感じはシャブのせいではありませんf^_^;

世の中、幸福から幸福が産まれることもあるかとは思いますが、断然、痛みや苦しみから産まれることの方が多いように思います。

他人と働く、ということはまさにこのようなことの連続だと思います。って唐突でしょうか?(苦笑)

子供の頃から、集団行動が苦手というより嫌いだった僕は、他人の顔色を伺いながら自らの行動を決定することが苦痛でしょうがなかったです。

こういうフィーリングを背景に、誰の目も気にしない我が道を行くロケンローラーたちに憧れていったんだと思います。

しかし、社会に放り出されて、自分一人でできることがいかに少ないか。また、一人でやり切っても味も素っ気もないことを身を持ってしるわけです。

そうなると誰かに助けを求めることが急にポジティブな行動になっていくわけですが、ガキの頃からの気質ってのは残っているもんで、ついつい億劫で一人仕事をはじめてしまい…。

幸い自爆なんてことはないわけですが、なんだったんだろ的なほろ苦い残滓が机の回りに転がっていると…。

でもって他人とやったミラクル感。よく言う「自分一人では決してできなかったです」的なあれ。

あれを知らないと、この億劫さを期待感にはかえれない、或いは上回れないと思うんです。相当エネルギーを使いますからね(この辺は若者支援の本質にも繋がる話ですね)。

特に自分の場合、ここへの期待感をどこまで高められるかと、僕の理解者がプロジェクト内外にどれだけいるのかという、ホントにヨワッチイ環境設定が必要で。

で、最近プロジェクト内に理解者がいないケースが多く、また、外の連中には説明するのがしんどいほど複雑になっちゃって、結局溜め込むという悪循環にありました。

こりゃあいかん。

ということで、外部理解者を機能させるという一番手っ取り早いことから着手。

とにかく自分が今何をしていて、どうしたいのかを説明するだけ。

特に何に不満があって、なんで不満を感じるのかを話すことに、様々な解決の糸口を見出だしているような気がします。これは効果あるなあ。

愚痴や弱音を吐かない的なマッチョな信条にも憧れますが、僕は建設的にしんどさをシェアしていく方がいいと思うのです。バーンアウトとかあるし、こういうことを組織的にできてかないとね。

Today's BGM is
Free Soul×3
41vvyga670l まあ、この辺を三枚ぐらいまとめてシャッフルにして聴いています。はじめ、やっぱ気持ち良く出来ているので、う~んとか唸るんですが、飽きてしまいましたねえ。変えるのが億劫でかかり続けているような。貴重なレアグルーブが、DJ垂涎の必殺盤が垂れ流しですよ。消費者というのはホント贅沢ですねえ。

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2009年8月 7日 (金)

人生はへルタースケルターだ。

人生はへルタースケルターだ。

もしもへルタースケルターをおまえが知らなければ、

まだおまえの人生ははじまっていないってこと。

人生はへルタースケルターだ。

昇るのには二種類あって、

ひとつはぐんぐんと昇って行く簡単なパターン。

もう一つは、一度堕ちたところから昇って行く大変な方のパターン。

人生はへルタースケルターだ。

上からすっと堕ちて、勢いでふわっと上がって限界が来て堕ちる。

その堕ちる手前の死にも似た瞬間の無重力。

痛みも快楽もない

どちらが海だかわからないメビウスの波打ち際。

3分40秒のフェードアウトから3分46秒のフェードインまでの美しき静寂を、

まるでレコードが終わった後の無音のブランクから不意に針が上がるようにぶち壊す。

あれを永遠にモノにすることがロックロールの命題ではなかったのか?

死にもの狂いで見つけた空白から下降を始めようとする裏切りの身体を止めろ!

人生はへルタースケルターだ。

もしもへルタースケルターをおまえが知らなければ、

まだおまえの人生ははじまっていないってこと。

Today's BGM is
The Beatles/The Beatles (White Album)
M_whitealbumなんだか疲れてしまった。ボーダレスになったオンとオフの間にブランクなんかない。まるでiTunesが二秒のブランクをしかとして12秒前から曲を鳴り響かせるように矢継ぎ早に課題が押し寄せる。ポールとジョンには跡づけ神ジョージ・マーティンがいた。このアルバムが破綻せず、美しさをモノにしたのはマーティンのおかげだ。ブライアンが逝ってしまったのはマーティンがいなかったからだ。おれはブライアンにはなりたくない。

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ハムパ

昨夜の8月6日が何の日かは、皆さんおわかりですよね?

はい、正解!ハム(86)の日です。ということで我々もご多分に漏れずやりましたよハムパ。

もはや国民行事みたいですね。

お隣りの俊輔君ちから送られてきたお中元のハムを切ったら、めちゃくちゃ美味そうで、まだ明るかったですが「やっちゃいますか?」ってムードに(僕じゃなく)お隣りの社長がしちゃって。

「も〜しょうがないなぁ、忙しいんすから」と言って一気に終電まで呑んだ。

こういうお裾分けという、まさにシェアするココロな振る舞いには乗らないとね。

いやあ、楽しかった楽しかった。久しぶりに楽しかった。

音楽とソーシャルなマインドが溢れ、ついでにハムとビールのある職場!

言うことないっす!ってさっきから喋りっぱなしだって。みたいな。

お蔭さまで、トランペットと横浜に対するリテラシーが飛躍的に上がりましたよ。

トランペットやりたい。

「まあ、しがないラッパ吹きでやんすから…」と、去り際に僕も言ってみたい。ちなみにこれは「せめてお名前だけでも」パターン。

こういう呑みながら、昨日話した10うちの1しか覚えてないけど、大切な1の積み重ねで築くコンセンサスって揺るぎない原動力になるんですよね。

なんて、「呑み」を仕事行為だとする自己正当化スキルがやけに長けていく。

今日の空は青いっす。

Today's BGM is
MarvinGaye/What's Going On
51gssiytwsl_sl500_aa240_ 今日発見したのだが、冒頭のパーティー風のSEからイントロが流れ出す瞬間に、ターンテーブルで頭出しがちょい遅れてギュワンとなる感じになっっちゃていますね。なんかモータウンのスタジオワークが垣間見られるようで楽しい。それにしてもマスタリングの際に、もう一度やり直せば良かったのにしないおおらかさ!それにしてもこのアルバム、ジェームズ・ジェマーソンのベースだけを追っかけ聴きするのも乙。

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2009年8月 4日 (火)

元祖!『アル活』復活

昨日、NPO法人ユースポート横濱の運営する『よこはま若者サポートステーション』で、セミナー講師を勤めて来ました。

見学するスタッフが6名。ちょっと緊張しましたが、はじまれば目の前の若者のことしか考えませんから、がむしゃらに集中しました。

やったのは「アル活(アルバイト探し活動)」っていう、僕のオリジナルのセミナーで、前職で散々やってきたセミナーです(ここに写ってるのは僕です)。

ある意味、手垢まみれのセミナーなわけですが、毎回、緊張するし、毎回新しいんです。

それは、間に挟んだワークショップのせいなんですよね。それに毎回参加する若者は違うから、毎回違う課題でセミナーがつっかえる。

言い放つだけじゃなく、この向き合う瞬間を仕込んでるところに、めちゃくちゃ手前みそですが、いいんですねえ、アル活。大好きです。

昨日、サポステに行ったらヤンジョブ時代から活躍されている大ベテランのOさんがいらっしゃって、少しお話できたんで「アル活」のコンセプトを説明させていただいたら、すごく共感して下さり、嬉しかったです。

「就労支援施設でゴールを不安定なアルバイトに設定するのはタブー」というのが、うっすらとあるんですよ。

なのでスタッフが「とりあえずバイトからでもやんなよ」なんて促しが以外とされず、いきなり『就活セミナー』なんですね。

でも、正社員で仕事したことないならまだしも、アルバイトもままならない利用者が『就活セミナー』を受けても、職務経歴書で凹むだけだし、面接に受かるのは難しいんです。

特に正社員希望の利用者に「とりあえずバイトからでもやんなよ」ってのが言いにくい(僕は平気で言いますが)。

でもって、正社員を落ち続けて二年。その間バイト経験なし。なんて利用者が結構いるんです。

その間、二年バイトで汗流してたら、履歴書には書けないけど、確実に人間力はアップしたたろうに…。

そんな利用者に対してと、ホントに家からやっと出て来て、社会参加の第一歩はバイトから、という自覚的な利用者に対して、基礎的なお約束ごとと、なんとなく自己理解を深めてもらうのが『アル活』です。

一時間半を二日に分け、前半は「履歴書の右側作成講座」です。

まあ、内容は置いといて。

ああ、俺はこういうことがしたい人なんだなあ、と再確認しました。

自分の知識や経験、パーソナリティでそっと背中を押してあげる役割。

会社として、この分野をもう少し意識したいと思いました。

次回は31日。また、彼らに会えることが嬉しいな。

Today's BGM is
Stevie Wonder/Songs in the Key of Life
Songs_in_the_key_of_life 職場で聴いてノリノリになった。デューク・エリントンを歌った「Sir Duke」と、必殺のシャッフルナンバー「Isn't She Lovely」など、このアルバムには名曲が多いし、完成度が非常に高い。僕がこの前上げたスティービーの一群の中にあり、このアルバムは非常に整理整頓された、或は理路整然としていて、全三作ぐらいまでのカオス感がない。故に聴きやすいのだが、ここが微かにマイナス評価。ポリュラー過ぎると嫌われるのである。でもいいなあ。アナログには変なおまけ盤が付いてたっけ。

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2009年8月 3日 (月)

オフィシャルなものとアン・オフィシャルなものがボーダレス化しているように思いませんか?

ツイッターを本格的に使い始めた。

オフィシャルなものとアン・オフィシャルなものの二つアカウントがあって、前者はハマトリアム・カフェへの呟き、後者は、まあ適当な呟き。

二枚舌と言われようが使い分けていきたいと思いますが、これがナンセンスな時代になってきているような、怪しげな状態にあるように感じるのは僕だけでしょうか?

整理すると「近頃、オフィシャルなものとアン・オフィシャルなものがボーダレス化しているように思いませんか?」と。

これは、ウェブによって仕事とプライベートが、或いは日常と非日常が、繋がったことが大きく影響してるんだと思います。

ツイッターも、オフィシャルなものが僕をフォローした途端に、ボーダレスになるでしょう。

それはそれでありなんですが(この感覚がまさにボーダレス)、これにより、何らかのモラルが決壊していくような気がします。

その“何らか”がひょっとしたら、「昔からなかった方がいいもの」なのか、「昔はなかったのに今は邪魔っケなもの」なのか?

ここの議論は面白いと思います。

この決壊をポジティブな力、運動に変えていく動きが、「ソーシャルメディアは政治を変えれるか」や、地域SNSへの源流なんじゃないかなあ、なんて思ってるわけですが…。

相変わらず、「何らかにより〜な気がする」話法、名付けて「ホニャララ話法」により肝心の論点を語っていないわけですが、いいんです、アン・オフィシャルなんだから。

でも、オフィシャルなものとアン・オフィシャルなものがボーダレス化すると、どうなるかっていうと、すべてがオフィシャルになるんですよ。

そもそも、すべてに開かれたウェブ上にアップした時点で、オフィシャルだということも言えそうですね。

何が言いたいかと言うと、相俟やテキトーが許されない、相互監視のせちがらい世の中なんじゃないかなあと。

このしがらみを抜けるために新たなメディアが誕生する。

人の感情がしがらみを感じなくなることはないから、ウェブの世界はいつも常に新しいメディアを追い求める。

違うかな?

Today's BGM is
Neil Young/Tonight'846d46f9s the Night
ニールヤングの最高傑作だいうことと同時に最高のドキュメントだと思う。誰々が死んで云々という枕は不要だし、英語が理解できる必要もなく突き刺さるものがある。「Mellow My Mind」の高音のハーモニカの音の入りで、イメージ通りの世界に誘われる。「許してあげたくなる」アルバムである。ここに改めて宣言する。俺のギターヒーローはクラプトンでもジミヘンでもなくニールヤングなんだ!

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2009年8月 1日 (土)

モノ作りの前にコト作りがないとモノは作れない

ココログでブログを書き始めてもうすぐ二年。いつか、そんな日が来るのかな?なんて思っていたら、こないだついにその日が来た。

ココログニュースに僕のこのブログの記事が引用されていたのです!

しかもそのニュースが「横浜市長辞任ネットの評価は」です。辛口で書いたから、中田市長ファンの逆襲にあって炎上ってヤツになったらココログは責任を取ってくれるのか?なんてことを瞬間考えましたが、それよりも「Today's BGM is 」がスティービー・ワンダーだったことにホッとしました(*^-^)

それにしても、なんのご連絡もないんですね。許可取れよって話じゃなくて「載りましたよ!」みたいな。気づかないところだったし、ひょっとして知らないうちにこれまでも何度か出てたのか、なんて考えちゃいました(笑)あまり時事ネタは書かないのでないか。

ちなみにアクセス数にあまり変化なし。

ウェブサイトを作っている人間としては、なるほどねえ、う〜む…という感じです。

横浜繋がりでひとつ。昨日は、石川町のころんぶすのお好み焼きで腹ごしらえして、imajgin yokohama主催のワールドカフェに参加してきました。ハイパー非常勤イナミーの古巣でもあり、デスクワークに明け暮れたこの一瞬間の反動もあり、話が盛り上がり、もうこのままお好み焼きで晩餐といきたいところでしたね。

ヨコハマホ・ステル・ビレッジを運営しているコトラボの岡部代表と僕がゲストということで、少しハマトリアム・カフェのお話をさせていただきました。

僕の話はともかく、岡部さんのお話はもっと聞きたかったです。

「モノ作りの前にコト作りがないとモノは作れないと思って、コトを作ってる」的なお話だったんだけど、岡部さんはもともと建築家で、建物のデザインをする専門家なわけだけど、建物じゃなく人の流れ(コト)のデザインの方がやりたいとコトラボを立ち上げたんですって。

若者と農業とか製造業とか、無理にくっつけようとする動きに懐疑的でしたが、「これだ!」って思いましたね。岡部さんにもっとコトについて聞きたかったです。まあ、今後ご一緒する機会が結構ありそうな予感がしていますんで、よろしくです。

ホステルビレッジの無数の写真が岡部さんのいい仕事を物語っていました。

ワークショップの企画・ファシリテーターをする立場として、ワールドカフェは仕組みそのものの完成度が高いので、そこに甘えてしまうという落とし穴があると感じました。また、ワールドカフェはどこまでも導入であることを全体認識として、次のアクションポリシーをどのように組み立てていくか。なんてことを思いました。

Today's BGM is
Maceo Parker/Life On Planet Groove
1229999393 最高である。イントロのベースに続くドラムのフィルインでこの盤に保証書がべたりと貼られる気分である。肝心のサックスが鳴るまでに3分弱。ここが至福なんだからサックスが鳴ったらどうなるのか!ジャケの右上にご丁寧に書いてありますが98%のファンクと2%のジャズ。このマインドがいい。フレッドのトロンボーンもやっぱいいし、メイシオがぶっ飛んでる。これにJBがのっかてたんだかんなあ、嘆息してしまうよ。

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