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2009年9月27日 - 2009年10月3日の2件の記事

2009年10月 1日 (木)

定時制高校改革!?

昨日は戸塚高校定時制で、ちょっと画期的な瞬間に立ち会わせていただいた。

瞬間で終わるものではないので、今後も何らかの関わりを是非持ちたいと思うものだった。

今、放送大学の宮本みち子先生を座長とした研究会(?実は詳細よくわからずお招きいただいた)が戸塚高校定時制を学術研究しているんです。

で、これだけでも画期的なのですが、これを学術研究で終わらせることなく、この人たちは政策レベルにまで引き上げていこうという意気込みです。

この日も、横浜市の政策課の方々がいました。

中退者へのサポートがまったくない現状において、教育的と実学的の狭間の学習機会を彼らに保証することが、国家レベルでの課題だと宮本先生はお話しされていました。宮本先生の声高にならない感じって、なんかいいです(笑)

また、NPO法人K2インターナショナルの岩本真実さんもこの研究会のメンバーで、日頃から戸塚高校定時制にも深く関わっているので、実効性も期待が持てます。

非常に期待感の持てますが、法政大学の樋口さんや、静岡大学の津富先生など、親近感の持てるメンバーが嬉しい感じです。

昨日は、一年生と四年生に実施したアンケート調査の結果を、30名の先生方に聞いていただき、数値化されない実感値との擦り合わせが行われていました。

デリカシーな問題を抱えた生徒たちに実施する非常に難しいアンケートだったと思います。

また、宮本先生もおっしゃっていましたが、重い課題を持った生徒が中退した後の四年生と、一年生の比較調査にどの程度の意味を抽出できるのか?

まあ、そこのギャップを埋めるために設けられた会であり、今後、生徒と教師にヒアリング調査が行われていくとのことでした。

話された内容に関しては諸々大変なんで割愛しますが、僕の感想を。

定時制高校はもはや昼間働く若者の受け皿ではなくなく、昼間の高校に行けなかった若者のセーフティーネットである。

このことをポジティブに受け止めるところから、定時制高校改革が始まるのじゃないかな?

恐らく、定時制高校否定派の方々は、前者を指して用無しとしており、肯定派の方々は、後者を受け入れ、その方向にしっかり舵を切ることを望んでいるのではないかな?

実際、相当数の生徒が中退していくので、セーフティーネットとしては、随分と目が粗いと言わざる得ないわけで。

この辺り、今回の調査、研究から方向性が立ち、定時制高校の先生が身につけるべきスキルとか、NPOとの連携体制とかが浮かび上がると、いいなあ。

今の戸塚高校定時制の先生たちと、この研究チームならいけそうかもって、僕は期待しています。

ちなみに、ハマトリアム・カフェでも戸塚高校定時制を追っていますので、興味を持たれた方はこちらをどうぞ。

Today's BGM is
Sketch Show/Audio Sponge
Img_199252_20015026_0 言わずもがな、なのか、言わなきゃわからないのか、世間的には微妙なお二人なのでしょうか?僕は小学生の頃からのお付き合いで、最近、特にユキヒロさんがよくて。YMOも今聴くとかなり深くて。変な言い方ですが、アコースティックに疲れると、こいつを聴いてます。「Wilson」というブライアン・ウィルソンをオマージュした歌が大好きです。いつまでも尖ってますねえ!こんなお馬鹿もしてくれてるし(笑)目指します!!

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2009年9月29日 (火)

教師の情報格差が、結果的に教育格差になっている!?

この間、とある打ち合わせ終了後の立ち話で、教育委員会の方にこんな質問をしてみました。

会議の流れから、暗に総合的な学習の時間や、地域連携について、という含みがあったと思いますが、

なぜ、学校間で成熟した指導が行えている学校と、そうでない学校が生まれるのか?

また、教師間のスキルやモチベーションの差はどうして生まれるのか?

その方は、割と確信に満ちた様子で「情報があるかないかです」と言った。

なんとも拍子抜けするような他愛のない理由のようにも思えたし、非常に難しい深刻な問題のようにも思えました。

あれから、僕の中でこのことの検証と、解決策と、事業化ということを同時に進行させている気がします。

検証。本当に情報がスキルやモチベーションの格差を生むのか?

生む。あることに思い当たりました。

僕の勤めていたNPO法人では、本来事業(内部)を担当するスタッフと、外部の委託事業を担当するスタッフに分かれれていました。

単純なことですが、内部の仕事は、外部という情報に出会いません。逆に、外部の仕事は常に外部という情報にさらされて仕事をしています。

僕は、退職するまでの最後の五年間、この情報にさらされていたわけです(情報を刺激という言葉に置き換えても有りだと今思いました)。

外部の担当者も、内部の仕事を週一で行うというシステムだったのですが、たまに内部の仕事をすると、どうも歯痒い。

朴訥として見えるというか…。きっと比較や評価という緊張のない牧歌的なムードの中で、これでいい、ということが内部にはあり、外部の比較や評価の中にいた自分からは、甘っちょろく見えたのかもしれません。

僕は、どこどこではこんな取り組みが成果を上げているとか、こんな委託事業があるぞ、とかを知っているし、世間並みのスキルを獲得したいという欲求も現れ、自費で資格取得をするという、高いモチベーションを得ることができました。

この経験を振り返ると、情報が、スキルやモチベーションを生むのだという話が納得できるし、デジタル・デバイドの問題に直結すると思います。

ついでに得た確信は、教師だけではなく、若者支援施設で働くすべての人々に当て嵌まると言える、ということに気付いた。

解決策と事業化については、いずれお伝えしていきたいと思います。

現状では、なぜ情報が入らないのか、また、どのような情報が必要とされているのか、引き続き検証をしていきたいと思いますし、できることなら、研究会を立ち上げたいと考えています。

で、自分たちシェアするココロが、ある輪の外に出た、ということを確か前回書いたけど、本文からの流れで言えば、内部の外である外部、その外部のまた外に出たという感覚が僕らにはあります。

情報の入り方やジャンルの幅が全然違うんです。まあ、毎日が異業種交流会ですからね(笑)

また、立ち位置の縛りが薄いので、非常に客観視できるんです。

そういう位置から、内部の人々に、ある種のプロパガンダを擦り抜け、逆に言えば、なんのフィルターや思想も通過していない自動抽出的な情報提供をしていく。

当然ここには、ウェブの力が入るわけだけど、ウェブの力でなんとかなるとは言わない。ただウェブが絡んだ方がモアベターよ、とつぶやく。

ウェブは、リアルを補うツールに過ぎない。

なんてことをしてみたい。実は実験は進んでいるんですよ。

また、これから立ち上がるハマトリアム・カフェ内のコンテンツに、ここで書いたような理念が、反映されているんです。

本来事業では、さらにグローバルに発信していきたいと考えています。

ソーシャルなイノベーションを生み出したい。それにより、最大の恩恵を受ける若者たちが、街を闊歩して欲しい。

う〜ん、久しぶりにイノベーションなんて言葉を使ったけど、ここのところ、ずっとそんな気分なのです。

Today's BGM is
The Latin Jazz Quintet/Caribé
54829 なんか謎な人たちです。初期のエリック・ドルフィーが参加していますが、あまりそこをフューチャーして聴かなくてもいいのかなあと。逆に期待しちゃうとどうなんだろうなアルバム。それよりもコンガとビブラフォンにドルフィーのフルートという構成美というか、こういう音楽が好きな人にとってぐっと来る楽器のラインナップを楽しむのが快適なアルバムです。コンガがいい音で録れてます。

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