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2009年2月22日 - 2009年2月28日の3件の記事

2009年2月27日 (金)

「ちゃんと考える」こそ。

『市場破壊戦略』という本を読んだ。どうやら僕は、破壊という言葉の語感に惹かれる。447837516x01_scmzzzzzzz_1

もっと言及すると、破壊は僕にとってロックンロールの初期衝動を喚起させる言葉なのだ。

この本はタイトルほど破壊的ではなく、ロックンロールに程遠い。かといってイージーリスニングのような耳心地の良さもないので、読むのがしんどかったが、アメリカのビジネス書に頻出するシニシズムが唯一擽り所で、最後は事例集だけ読んだ。

この手の本を読むと思うのは「ちゃんと考えれば読まなくてもわかりそうなこと」が書かれているということ。

ちゃんと考えたかどうか、或は、ちゃんと考えた人の意見に経営者がちゃんと耳を傾けたか?

ビジネスの奥義とは詰まるとこそこなんじゃないかと、ビジネスを始める前に悟りを開いた気分である。

大切な理念は「ちゃんと」という誠実さであり、コアなコンピタンスは「考える」なのではないか。

ちゃんと考えた者だけが生き残り、テキトーに夢だけ語っている輩が離脱していく。

ちゃんと考えれる組織を創りたい。「ちゃんと」にも「考える」にもセオリーと実体化するシステムを持ちたい。

今朝はこれからβ版の打ち合わせ。個人知を捨て集合知を導くことが、僕の裏コンセプト。

Today's BGM is
Bruce Springsteen/Live at Hammersmith Odeon, London '75
B000e97x6601_aa240_sclzzzzzzz_1「明日なき暴走」 高校生のときにタイトルのかっこよさを含めはまったアルバム。そのデラックス・エディションにボーナスDVDで入っているのがこれ。第一声のボスの声に含まれる感情の情報の量の多さに圧倒される。そしてEストリートバンドがボスとともに全国各地を回る旅芸人一座だったということを思い知らせされる阿吽の呼吸。K・クラモンズのサックスの図太さの中に垣間見れる切なさがまた泣ける。

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2009年2月25日 (水)

科学ですよ!

文部科学省系の独立行政法人に、シェアコロのエバンジェリストのT氏が僕を連れていってくれた。

なんとも縁遠いネーミングの法人様で、HPでの予習にすら手を付けれなかった。

そもそもT氏がなんでこんなセッティングをしたのかがよく理解できていなかった。

応対してくれた初老の男性は、T氏が前職のプロジェクトでお世話になった方とのこと。

この日は、この後T氏の同窓の方が経営するアフガニスタン料理とバーをハシゴすることになるのだが、T氏の人脈の作り方と、それを維持していくスキルと純粋な人間愛のようなものには舌を巻く。

世の中には、こういうタイプの方が時々いらっしゃるが、人に会うこと自体が億劫な僕はとてもそうはいかない。

ところで、初老の担当者が僕に教えてくれたことは「研究開発費」という名の投資を受ける方法だった(多分語弊あり)。

「研究開発」という言葉に気圧されながら説明に耳を傾けつつ、例えばこんなことでもいいのかと言った僕のアイデアがポテンヒット。

なんとも場違いな場所に連れて来られ、借りてきた猫だったが、徐々にそのからくりが見えてきた。

帰りのエレベーターでT氏が「なんで俺が連れて来たかわかっただろ」と一言。

科学ですよ!

ちょっと前にソーシャルビジネスを神聖なベールに包むのを止めようと提言したけど、僕の中ではそこと繋がるキーワードが、この「科学」という言葉な気がした。

要は使い方、バランスなんだよ、と予想される反論に軽く牽制しつつ、僕は「集合知による社会的課題解決のメソッド」について研究開発してみたいと強く思っている。

そして集合知のプラットホームにこそ企業の社会的責任(CSR)が果たされることを僕は期待している。

夜。東京の曇った夜景がオツだったので、バーのソファーに呑まれ、久しぶりにタバコを吸ってしまった。

先ずは、大学の先生を捕まえなくては。

Today's BGM is
Bob Dylan/The Bootleg Series, Vol. 7: No Direction Home - The Soundtrack
B000a7klf202lzzzzzzz1司馬のエッセイを読みながら、歴史好きと音楽好きは似ているなあと思う。これを聴くとまさに歴史探訪である。唯一残された土方歳三の写真を食い入るごとく、デビュー前のディランの演奏に耳を傾けると、やはり変わらぬディランことジーママンがいる。ディランは、既存のフォーマットを使って自分自身を切り開いていった。そのリスペクトが愛すべきである。

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2009年2月22日 (日)

第1回「市民ケースカンファレンス」終了報告

温かい麦茶を飲みながら、個人的なまとめをしておきます。麦茶はホットとアイスで別モンになりますよね。

まずは、協力してくれた方、参加してくれた方、応援してくれた方、ユースワーカー研究会の皆さん、ありがとうございました!

ユースワーカー研究会の初イベント『ユースーワーカーと共に考える市民ケースカンファレンス@横浜開港150周年協会』が、平成21年2月20日、昨日無事終了した。

これまで、保護者を対象としたワークショップを企画したことがありましたが、市民向けというのは今回初めてで、またユースワーカー研究会というゆるい繋がり、方向性を反映させる企画ということで、ちょっと職業っぽい感=ソーシャル・プランナーとして、自分自身が社会的に位置づけられるようになることをひとつの方向性にして行きたいと思いながら、この企画を考えてみました。

でも、企画を決定して行く初期段階でのシェアコロ・スタッフとの議論。リハーサルでの某大学講師と生徒、ユースワーカー研究会メンバーの意見。当日の細部の持って生き方でのアイコンタクトなどなど、みんながいてできることだとつくづく思った。

昔は、そんな自分に非力を感じていたけど、今は仲間に甘えられるようになってきている。共同作業の中での自分の立ち位置が、自分相応になってきているようでストレスが少なくなってきている気がする。

今回は、少し冒険していた部分があった。正直、期待していたような結果は顕在化しなかったけど、なにかモヤモヤした気持ちを持ち帰り、顕在化する日まで気持ちの中に潜伏していてもらえていたらうれしい。

具体的に書くと、今回のカンファレンスでは「ヒト・モノ・カネ」という僕が散々ビジネス・プラン・コンテストで取り組んで来たテーマで考えてもらったのだが、この中の「カネ」がそれだ。

冒険は、欲張りとも言い換えれる。欲張りだったのかなあ?

懇親会でフィードバックをいただきながら、いくつかの反省が浮かび上がった。大きく趣旨を改めてまとめると、「困難を抱える若者のことを真剣に考えながら、そんな若者を支えてもらっているユースワーカーについて知ってもらう」となる。

もっと大雑把に言えば、「若年者問題への啓蒙活動」ということになるだろう。

マズローの欲求理論ではないが、人々の注意関心がレベルを上げて行くにはある程度の満たされた感がなければならない。若年者支援にそれを当てはめるとこうなる。この場合は危機感レベルが上がらないと次の欲求は現れないということが言えそうだ。

第一段階:困った若者がいることを知る。
第二段階:困った若者を支援する施設の必要性を知る。
第三段階:そこで働く人(ユースワーカー)について考える。

世間的には第二段階が満たされないまま相当な時間が経過したような気分なのではないか?

そんな状態で、市民の関心が第三段階に突入するのは無理があるのだが、これを実感するためのワークショップが後付けだが「市民ケースカンファレンス」なんだと思う。

第一段階:ヒト
第二段階:モノ
第三段階:カネ

本当はカネがなければすべては始まらない。なのに始めている無理がそこにある。その先走った「いてもたってもいられない」フィーリングや、「やりたくてもやってあげれない」継続性の問題について、「カネ」から考えてもらえればと思っていた。

少しプロダクトアウトに走ったか?

何かデータ的な見せ方が必要だったのか?

まあ、反省はこれだけではないが、それを上回る可能性を感じている。この可能性はユースワーカーの資格化なんかの対極に位置しつつ、相乗効果を生むひとつのムーブメントにしていけるのではないか?

この辺は、また。

それにしても!いやあ、ファシリテーターというのは孤独な仕事であると感じちゃいましたねえ(^-^;

みんなが熱く語って、どっと笑いが起きて。こっちはタイムキープと、繋ぎ・まとめに必死で。次は事例発表者やらせて!

Today's BGM is
矢野顕子/ピヤノアキコ。~the best of solo piano songs~ (SACD-Hybrid)
Yamano_3203080356_2 天才なのか?僕は正直聴かない。興味を惹かれつつ、近づき切れないでいる。最新アルバムのT-ボーン・バーネットがプロデュースなんてのはジャケもいいし、涎が出そうになる。そんな僕が取っ付きやすく、あっこちゃんのサウンドに浸れるのがこれである。ザ・ブームの名曲「中央線」。とはいえオリジナルを聴いたことがない。ハナレのフリーコンサートでカバーしていたのが初耳で泣けた曲。ここでも秀逸。音楽で涙腺が滲んだのは久しぶりである。「矢野が歌えば矢野の曲」と言われるように、そんな曲が世界が充溢している。

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