究極の4つの幸せ
これ、何度か書いていますが、高校内でのパネルディスカッションで就職分野の専門家としてパネラーで参加するわけですが。
毎回、口火を切らされるんです(笑)
しかもその時の質問が「働くとはどのようなことか?」
意地悪問題みたいじゃないですか?
毎回僕はのっけから歯切れが悪く、忸怩たる思いをしているわけです。
思えば、この就労支援業界に10年。社会で働きだして単純に20年以上が経つわけで、もうそれなりに働いているんで、答えられて当然なんですけど…
酒の席ならねえ〜、おじさん止まらないぐらい語ると思いますよ(笑)。或いは、目の前にひとりの若者がいて「なんで働くんでしょうか?」なんて言われれば、「そりゃあおまえ…」と始まるでしょう。
それは僕個人の仕事観なんですよね〜。就職分野の専門家として、無垢な高校一年生が何百人か体育館で体育座りしているんですよ。けっこうなもんですよこれは。
でも今回はようやく、胸を張って語れるネタが仕入れられた。それがタイトルの「究極の4つの幸せ」です。ちなみにそれは、
- 人に愛されること
- 人に褒められること
- 人に必要とされること
- 人の役に立つこと
だそうです(成さんコレコレww)。でもって、「愛されること」以外は仕事で得られる幸せだと。誰が言ったんでしょうね?なるほどです。
最近、高校のキャリアガイダンスの一番最初にこの話しをしているんですが、今日もこの話しをしてきたいと思います。
フリーターには多少あるかもしれませんが、フリーターやニートと呼ばれる若者たちの不幸は、まさに2〜4を仕事から得られない点にあると思います。高齢フリーターになると、「愛される」という結婚とか家族という問題が満たしにくくなるでしょう。
僕は自殺してしまう人たちの多くはは、この4つが満たさせなかった人たちなのかと想像します。逆に満たされていたら死ぬという壮絶な選択をする理由が見つかりません。
98年以降年間自殺者が三万人を超え続けていますが、グラフを見ると一目瞭然なんですが、雇用が喪失しているんですよ。
そう考えると、仕事、働くというのは究極の自己実現なんじゃないかと思うのです。
今日はそんな話しを校長先生みたいじゃなくリアリティを持って語ってきたいと思います。
Today's BGM is
Roger Nichols & The Small Circle Of Friends/Same
昨日、国立でライブを観た帰りの電車でY氏に「ロジャニコとママス&パパスは何が違うのか?」という考察を酔っ払ってしましたが、ちょっと面白いのではないかと思うのです、それ。ついでにいえば「スライと5thディメンション」でも面白いような気がします。ロジャニコでいえば、デカロなんだろうけどアンサンブルなんですよ。ママパパはバンドなんですね。同じくビートルズを取り上げてますがそのアプローチの違いなんか楽しむのはおつですよ!
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