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2010年5月の13件の記事

2010年5月30日 (日)

NPO法人苧麻倶楽部事務局長の尾崎嘉洋さんをゲストにユースワーカー研究会開催しました。

ご覧の通り今回はUstreamでの中継NPO法人苧麻倶楽部事務局長の尾崎嘉洋さんをゲストに迎へ行いました。初の外部公開=中継だったので参加者の方々も、運営スタッフもハラハラしながらで、一部音声が聞きにくいようなこともあったと思いますが、精進しながらこのテクノロジーを享受していきたいと思いました。

僕が今回、尾崎くんから学び、心に焼いついた言葉は、「本物のつながり」ってなんだという直球の問いかけ。

僕らは都会でWebを使って「本物のつながり」に近づくために日々ネット上で交流を続けている。

という気になっているだけなので、実はどんどん人との距離は離れていっているのではないかなあ、なんてことを感じた。

僕らは若者を支援し社会につなげている。

本当につながっているのか?

つながるって何だ?

手を伸ばせばそこに温もりがあり、手を握れば握り返してくれるような。

尾崎くんは「ゆい(結)の精神」という言葉を使っていたけど、「ゆい」の精神で、支援した若者と繋がり続けて行くことなんてできるのか?

彼らはきっとそれを望んでいるけど、それをしちゃいけないみたいになっていないのか?

ちょっとキリがないぐらいいろいろ考えてしまう。きっと尾崎くんが昭和村に移住した初期衝動はこんなことだったんじゃないかと想像する。

みなさんも是非、ご視聴下さい。

Today's BGM is
Cream/Disraeli Gears
Cream_disraeligearslpクリームの中で一番好きなのがこれ。ジャケのサイケデリック具合、クラプトンのギターのトーン、曲のポップさ、どれをとってもカッコいい。クリームはライブでのインプロに真髄有り的な評価をしている人が多いけど、やっぱスタジオの整理された音の方が僕は好き。たまに聴いてるからよりスタジオ感が好きなのかもしれない。


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2010年5月26日 (水)

非営利株式会社

聞き慣れない言葉だと思います。以下、まだ勉強不足ながら説明したいと思います。勘違い等あるかもです。

非営利株式会社。

多くの、非営利という言葉を「儲けてはならない」と勘違いをしている方々には矛盾を感じる言葉でしょう。

「儲けてはならない」は間違いです。「儲けてはいいが、分配してはならない」が正解です。

ですからNPO法人等の非営利活動法人はボランティア団体ではなく、利益をあげてかまわない団体なんです。

ただ、そのお金を、理事や出資者たちで分配するのではなく、その法人が行っている活動に還元しなければならないんです。

株式会社は株主や役員に分配しますよね。

営利と非営利の大きな違いは、その利益を分配するかしないかです。

ですから、非営利株式会社は非分配株式会社とも言えます。

ただググッてみると圧倒的に前者がヒットしますね。

非営利株式会社は定款上で余剰金を分配せずに、社会貢献活動に寄附等の形で還元することを定めます。

その他には理事会等の意志決定のプロセスがNPOと株式会社では違います。

とはいえ、理事会なんかシカトで、理事長のトップダウンで動いてるNPOや、逆に多くの収益が上がらず結果的に非分配な株式会社(イタタタ…)もあり、定款に書いてないだけで実質的には非営利株式会社といえると法人はあると言えます。

シェアコロも理念として非営利株式会社でありたいと考えていましたが、一年前は、普通に定款を作成するのにさえてこずってましたし、創業の相談窓口に行っても非営利株式会社と言っても理解されず、一般的な株式会社で登記しました。

ここらで、定款変更をし、正式に非営利株式会社にしたいなと考え、ただ今、鋭意情報収集中です。

内部的なコンセンサスも取りながら、シェアコロのコーポレイトサイトが立ち上がる七月末までにはなんとかしたいと考えてます。

どなたか情報お持ちの方、アドバイス等いただけると幸いでございます。何卒よろしくお願いいたします。

ちなみにはてなキーワードでは以下のように説明してあります。

社会的問題をビジネスの手法も用いて解決し、事業で得た利益を社会に還元する株式会社組織の団体のこと。役員賞与や株主への配当を行わず、社会貢献活動に携わる人や団体に対して事業で得た利益を寄付したりすることを定款で決めている。

Today's BGM is
Grateful Dead/Dead Set
401デッドが聴きたくなる時がある。スタジオかライブかと迷う。スタジオ盤で聴くのはお決まりのアメリカンビュティとワーキングマンなんだけど、ライブ盤だとどれにしようかなあと迷う。僕は後期のフュージョンぽい音が苦手でベストは「Europe '72」周辺。これは何年なんだろ、80年代っぽいけど好きな感じのゆるさ。「Friend of the Devil」のこの感じはデッドならではだろうなあ。レイドバックなんてもんじゃないもんなあ。これだけライブの音源があるけど、一度でいいから生で聴いてみたかったと思わせますよね。最近、会社の沿革を書いてて、デッドがチラつくんですよw。

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2010年5月25日 (火)

伝説ブレスト

さてさて、シェアするココロです。

(独りごちますんでマニア以外は素通りして下さいm(??)m

伝説を作りたいんです。

涙ぐましい努力をするんです。

10年後。「今やれと言われたらできないなあ」っつって頭をポリポリということを今したいんです。

多分、冒険とかいう感じの無茶。苦茶の方も重要な構成要素です。

若いっていいよね〜的な。

それは毎日もの。

欠かしちゃいけないもの。

走れメロス的な。

メロス…

メロースープ(MELLOW SOUP)ってかっこよくない?

メローなスープ。

メローっていいなあ、曖昧で。

意味に受け手の感性を注ぐ余地を残したメッセージが好きだ。

大きく外れなければいい。いや、外れてもその人が楽しいならいいね、僕は。

レジェンド・メイカー。

レジェンド・メイカーはレジェンドを意図的には創らない。結果的に創る。ゴッホのように。それは死んでからの場合も多い。

それは芸術だ。

俺のは商売だからそれじゃあ困るなあ。

だからチェンジ・メーカーかあ。

既存勢力の反対側から、ピースフルなカウンターパンチを繰り出したい。

虹がかかっちゃてるようなパンチ。小鳥も停るよ。

カウンター・カルチャーはいつも異分子から生まれる。

MELLOWでSLOWなGroovyなパンチ。

MSGP

よけようと思えば余裕でよけれるのに敢えて当たりにいっちゃう感じ。

あえてあえないのがボク流。

だって痛くないんだもんw。

心地いいぐらいの後だしジャンケン。

勝たせてもらうぜ。

死んでしまったのかしら?

そう思って放置しといたケイタイのお尻が、真夜中のダイニングテーブルの上で、呼吸をするように点滅している。

タカシはとっくに気付いてる。母のケイタイが視界の隅で蛍のように光るのを。

母はケイタイを持ってトイレに行った。それをタカシは無視し続けていた。

悪い気がしないのを不思議に思いながら、四角い画面の中の弱っちいベイスターズに気持ちを戻した。

なんの話しだ?

そうそう伝説。

語り継ぎ合わせ。

バトンを受け取ったら、後ろを気にせず前だけを向いて走れ~。

って先生が言ってた。

自分の敵は自分。

Today's BGM is
Brian Wilson/Smile
Brianwilsonsmileいいなあ、ブライアンのぶっ飛び具合。こりゃあおかしくなるわなあ、なのかおかしかったから出来ちゃったのか?僕は前者であって欲しいと願うファンである。見えてしまったんだと思う。この音の輪郭が。A面とB面の物語が。色を塗りながらブライアンは破綻してカリフォルニアのおバカなデブになってプールに浮かんだ。でも今、ここにブライアンは帰ってきた。おかえりブライアン。


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2010年5月24日 (月)

社会的お金儲け!?

このところは、よくお金儲けについて考えている。

なんていう語り口だと非難されるような業界なんですが、経営者ですからね。そりゃあ考えますよ四六時中。

よく起業する前に、「社会的じゃない企業なんて存在しない」とか、「あなたがしようとしていることは特別じゃない」とか、相談に行ったのに説教されることがあったけど、あの時わかったような気がした浮ついたフィーリングが、ようやく実感になってきたように思う。

お客さんが満足する便利なサービス、質の高い製品、画期的じゃなくても課題解決しちゃうソリューションな知恵や技術。安くて美味い料理を出す店。高級料理に満たされる精神とか、トンネル掘って人の暮らしを楽チンにするとか。

きりないですが、これ全部、社会的なことですよね。

今、ウェブ制作の案件がいくつかあるけど、自分の研究成果を活かしてほしいのでウェブで公開したいというクライアントや、人と人がつながるきっかけの仕掛けが欲しいクライアントとか。

めちゃめちゃソーシャルだと思います。

今、ハマトリアム・カフェで連載している座談会で、企業の方が「お金儲けって悪いことなんですか!?」という至極真っ当な発言をされて、ドキッとしたことがあります。

知らずしらず、NPO法人で働いて染み付いたんでしょう。いかんともしがたいお金儲けへの後ろめたさって、案外あるんですよ。

これは経営的なものと支援者的なスペシャリスト性なものの両方からサンドイッチされた後ろめたさだから厄介なんです。

まあ、そういうものからの開放のプロセスを一年かけてリハビリしたのかもしれません。

最終的には収益がどこへ行くかです。

社長の懐にがっぽり入るのか、株主に分配されるのか、従業員で平たく分けるのか。そのうちの事業に再投入される資金がどれくらいなのか。

営利と非営利、労協なんかの違いは結局儲けたお金の行方であって、儲け方じゃないんです。

今、営利と非営利の間の法人格が議論されています。また営利が非営利に限りなく近づいた非分配型株式会社、或は非営利株式会社なんていう考え方も、ちらほら聞くようになってきてます。

シェアするココロもそういう方向に向いてます。

僕がそうしようと思い相談に行って説教されたんですが、時代が追い付いてないんですよね。

ということで、このところは、よくお金儲けについて考えています。

あなたのもとに営業に伺いますので、その節はよろしくお願いいたします。

Today's BGM is
Charlie Parker/Now's The Time
Parker_nows僕はハードバップからジャズに入ったのでビバップという音楽をちょっと馬鹿にしていたというか、軽んじていた節がある。それはマイルスのインテリジェンスが美しいという美徳に囚われていたんだと思うのだが、その勢いビバップ、それもパーカーは駄目だという思いが強く、そんな耳で聴いても言い訳なくて、音的=録音的にも駄目だなあなんて思ってた。でも、こないだの教授と山下洋輔なんかのスコラを観てちょっと変わった。あのコード或いはスケールの呪縛の中で針の穴に糸をするりと通すがごときアドリブに自由を感じた。ちょっとはまりそう。


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2010年5月19日 (水)

先天性社会起業家と後天性社会起業家

がいると思うんですよ。

先天性社会起業家っていうのは大学の時にはすでに燻る思いがあり、学部やゼミ、ボランティアやインターンなんかでなんらかのアクションを起こし、卒業と同時に始めちゃう人たち。

僕の回りには理事長とかじゃなくても、こういう人たちが非常に多くなってる。

いいことだと思いますよ。

飲みの席でこういう志しの人だらけになることも多く、飯の種としてはじめた後天性の僕は肩身狭いんですよ、実は。

気付かなかったでしょ?

気付かってないからだよ。

いやいや、変に拗ねたくなるんですよw。

この間のイベントでは、大学生がバングラデシュの貧困をなくすんだと熱く語ってました。

偉いなあ。

なあんて思いながらビール呑んでた。

これ、驚かれるんですけど、僕がこの業界に入ったのって、たまったまなんですよ。

ひきこもりなんて言葉をはじめて知ったのが求人票ですから。

だんだん引かれてきてるような気がしてますこのエピソード。

前職は悪徳セールスマンだなんて言うと、そんな人がやっていい仕事なのかと…。

やれやれです。

そもそもハローワークに求人が出される類の仕事ではなく、志しの高い連中が勝手に集まってくるようなクローズドな求人のこの業界に、オープンの王道ハローワークからですから。

そりゃあ馴染まない部分ありますよ。

でもやってみたら、なんかはまっちゃって上手く機能しちゃった。こりゃありかもなあ、みたいな。

そんなタイプが後天性社会起業家です。

普通のサラリーマンでももっと自分の力を試したいとか、もっと社会の役に立ちたいなんてモチベーションで独立する人っていますよね。

それですよそれ。

まったく一緒だ。

で、先天性社会起業家と後天性社会起業家には埋めがたい溝があるんじゃないかと、僕は思うんです。

でも僕みたいな後天性の連中に役割があるんじゃないかなと、確信してます。

それが何なのかはまだわからないけど。

ひょっとしたら先天性の人たちを助ける役なんじゃないかなあとか。

Today's BGM is
桜井秀俊/INTERIOR
3199020445説明がいると思うんです、真心ブラザースの歌ってない方って。目立たないんですが真心の重要曲は実は全部桜井さんという、真心の魂をYO-KINGだとしたら頭脳が桜井さん。そんなポップクリエイターが敬愛するChokkakuとか冨田ラボを起用して作った贅沢なソロ・アルバム。いやあ極上です。極上の上に乗る桜井さんのおとぼけ声。このSWS感が魅力の一枚。キリンジ辺りを狙っているんですがまがい物になっちゃう、そのオリジナリティを聴け!


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2010年5月17日 (月)

会社設立して一年が経ちました。

明日で会社設立から一年になる。

早い。まったく早過ぎる一年だった。

いろいろなお話、企画があるが、あの時のままみたいな感じだ。

やばいやばい。

どんどん時間だけが過ぎていくようだ。

たった一度の人生を賭けたのに、このままじゃ後悔しそうだ。

明日はふんどしの締め直しの日だ。

最後になりましたが、この一年さまざまな形で支えて下さった皆さま。本当にありがとうございました。まだまだやれてないことだらけですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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2010年5月15日 (土)

Don't Think Twice, It's All Right

Bob Dylanの名曲「くよくよするなよ」を意訳カバーし、けっこう前ですがYoutubeにアップしてみましたこれ。さっき見たらアクセス数の割にかなりご好評いただいけてるようなのでw、こちらに歌詞をアップしておきます。

「Don't Think Twice, It's All Right」Bob Dylan 日本語意訳:石井正宏

腰を下ろして考え込んでもどうにもならねえ
どうしようもないことさ
腰を下ろして考え込んでもどうにもならねえ
ここまで来てしまったら
始発電車のベルが聴こえる
俺はそいつに乗って旅を続ける
お互いがお互いをわかってくれないという
そんな恋に疲れた

明かりを点けて考え込んでもどうにもならねえ
目に見えるものじゃない
明かりを点けて覗き込んでも何にも見えねえ
まだ訪れていない未来
不安を言葉には出来ずに
気持ちとは裏腹に傷つけ合う
だけど「行かないで」って言葉は言ってくれると
信じてたIt's All Right

おまえの名前を叫んだところでどうにもならねえ
俺はもう道の上
おまえの名前をわめいたところでどうにもならねえ
おまえにはもう聴こえない
俺はおまえのすべてが欲しかった
おまえも俺のすべてを求めた
お互いの愛を捧げ合ってもまだ足りない
それほど二人の孤独はでかいのか…

駅へと続くバス通りを俺は歩いてる
行くあてなんかない
駅へと続くバス通りを俺は歩いてる
言い訳を探しながら
おまえの泣き腫らした目が浮かぶ
おまえに吐き捨てた言葉が俺を責める
俺はディランのように女を捨てて旅は続けられない
頭を下げて謝ろう
くよくよしたってはじまらない
Don't Think Twice, It's All Right

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【告知】ユースワーカー研究会初のUstream中継やります!

こんにちは。
今日は僕が運営委員で参加しているユースワーカー研究会の告知です。
同業の方で興味ある方、是非メッセージ下さい。
参加はミクシー形式ですが、
友人等がいなくても一声いただければどなたでも参加できます。
今回は初のUst中継ですので、参加出来ない方はPCから参加して下さい。

また、関係者以外の方も今回のユースワーカーである尾崎くんの活動は興味深いと思いますのでお勧めで~す。

キーワードは「若者問題、過疎化問題、国際ボランティア、ワークキャンプ、農業体験、NPO、コミュニティ再生、地域通貨、国際結婚!?などなど」
-------------------------------------------------------------------------------
ユースワーカー研究会事務局よりお知らせです。

次回5月29日(土)のユースワーカー研究会ですが、
当日参加することができない方へ向けて、インターネット生中継を行います!
動画配信は、事業仕分けの生中継等にも使用された今話題のサイト「Ustream」で行います。

http://www.ustream.tv/channel/ユースワーカー研究会

上のURLに当日の開催時間(18:30~20:30)にアクセスして頂ければ、生中継を見ることができます。登録などは必要なく、アクセスするだけで無料で見ることができます。

また、Ustreamでは生中継されている映像に対して、twitterを使ってコメントを寄せることができます。

動画の右側に「ソーシャルストリーム」というボタンがありますが、ここをクリックして、twitterにログインした状態でコメントを入力すれば、みなさんの感想や質問などがここに並んでいきます。

twitterを使ったことがない方は、この機会にぜひ登録しておいて頂けたら幸いです。

twitterの登録の仕方参照→http://www.designcross.net/twitter/twitter.html

※ハッシュタグは「#youthworker」となります。

当日会場に来ることができない方も、生中継を見ながらぜひコメントや質問を書き込んで下さい!

以下詳細になります↓

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

場所:代々木オリンピックセンター

日時:5月29日(土)18:30~20:30

参加費:100円

ゲスト:NPO法人苧麻倶楽部 事務局長 尾崎嘉洋さん

生中継URL:http://www.ustream.tv/channel/ユースワーカー研究会

福島県奥会津地方にある人口1600人あまりの昭和村で

都市農村交流を基盤とした交流人口の増加、住みやすい村づくり、

地域産業の振興を目指し活動に取り組みについて紹介していただきます。

NPO法人苧麻倶楽部 http://karamushi.blogspot.com/

尾崎嘉洋さん http://ameblo.jp/nativemind/entry-10314926042.html    

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

尚、ユースワーカー研究会は現在HPの立ち上げを計画しています。
オープントークの議事録(匿名あり)と、ゲストのUstreamのオンデマンドを中心に、
さまざなな交流が可能なHPになる予定です。お楽しみに!

Today's BGM is
Saigenji/Music Eater

09069018小林旭ではありません。ケンコバさんでもありません。Saigenjiです。このラテン男はいいですよね。ダサカッコいいというか、けっこうギリギリのところのキワドイ良さがあります。それはやはり技術がしっかりしてるからあっち側には落ちないのでしょう。素晴らしいアーティストだと思います。田島貴男が切り開いた獣道なんでしょうかね、この路線。好きです。


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2010年5月14日 (金)

農業とは自己実現の手段なり

昨夜は、以前「Hamatorium Cafe」のイベントでトークセッションさせていただいた、農業法人OFFICEまごのての石井理事長とお食事。

あの時は若き農業家の村田さんの話も楽しかったしで、イベントでは喋り足りなかったんです僕は。

もっと農業の話だけではない起業家としての石井さんの話も聞きたい、話たいとずっと消化不良に思ってて、やっと念願が叶い消化しました。

いやあ楽しかった!

いろんなことが知れたし、いろんなことが確認できた。

確認ていうのも変なもんだなと思うけど、なんか確かめ合いがあった感触ありw。

そもそも、農水省の打ち出してる農業の魅力の芯がズレてるんだなと、石井さんの語る農業の魅力との落差に驚きました。

記憶を要約すると。農業は自分の行いが100%余すことなく自分に返ってくる仕事。ストイックに自分を高めたいと思っているならこれほどいい職業はない。

農業をすることを、結果ではなく自己実現の手段として捉えているんだなあ。結果として野菜が出来てる!すみません、ここは飛躍させました。

ストイックに自分を高めたい人はけっこういるだろう。そんな人の職業選択のひとつに農業を考えてほしいと石井さんは考えてる。

故に(そういう部分もあるが)大自然の中で汗をかき自然の恵みを的なスローライフとは違う。さらに言えば、ファストライフについていけないニートや引きこもりのセーフティーネットに農業はなりえない。

そして、日本の農業業界の制度的及び慣習的ないびつさ。

僕はここで、経済的支援が起こす弊害について考えてしまった。

善により踏み固められた道が地獄に通じる的な…。

とにかくもの凄くソーシャルな課題を農業は抱え込んでいる。

石井さんのミッションは美味しい野菜を作ることよりもこっちの解決だ。

スゲーなあ。である。

しかし農業界に新風を巻き起こすイノベーターたちが圧倒的に不足している。

現在の農業経営者は超高齢世代。いうならば4〜5年先にはみないなくなる人材だ。

このまま既存の既得権益の内側しか考えてない人々に農業を委ねていてはならない。

新しい経営センスを持った若い人たちが新しい農業を、新しい視点ではじめなければならない。

石井さんは和民で培った人材開発の経験をより発展させ、農業経営者の育成をしていきたいと言ってた。

今、巷では社会的起業家ということばが注目され、イベントを開けばいい目の色をした大学生が集まってくる。

そんな彼らに石井さんの話を聞かせたくてしょうがなくなってきた。

多くの「ストイックに自分を高めたい」若者が石井さんの考えに共感するだろう。ひょっとして自分の中でもやもやしている感情の矛先が農業“経営”による農業改革なのではないかと考える若者はいるだろう。是非イノベーターとして農業業界に参入して欲しいと思った。

そして石井さんをはじめとした彼らが農業インフラ整備をした上で、ファストライフに馴染まない若者がフォロワーとして追従していく。

それはありだなあと思う。

そんな熱い話でした。

ちなみに農業経営のリスクについての石井さんの持論は極めて明快だ。

「寒い日にアイスは売れない」

Today's BGM is
No Music No Life
7087987700434d329d36b9eae0725f88_60 iPodのヘッドフォンの接触が逝かれちゃって修理に出しました。Appleは保証期間内なら直さず新品交換なんですよ。これで二回目。その代わりデータすべて消えますが(120MB=18000曲ぐらい…)。でも新品交換とは甘味な響き。てなわけでNo Music No Lifeな一日でした。たまにはいいですね。

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2010年5月12日 (水)

伴走支援の距離感

伴走支援という言葉をこのところよく聞く。けっこう前からあった言葉だろう、僕にもしきりに使っていた時期がある。

しきりに使っていたのは、我こそは伴走支援者という自負があったし、所属していたNPO法人のもっとも素晴らしいマインドの現れが、伴走支援だと思っていたからだ。

昨日とある会議で、ほぼ生涯に渡る伴走支援ということを話していた。

「接続」したらもうずっと。

縦割りの制度をサバイバルしていく力のない情報弱者や読み書きが苦手な人はサバイバルできずに野垂れ死にしてしまう。そんな社会じゃだめだよね。

縦割りに横串刺して、横断的に付き合い続けられる支援者とその支援者を制度的及び経済的に支援する仕組みが必要だよね。

そんな話し。

モヤイの湯浅誠さんは「路上から墓場まで」と言ってるけど、まぁそれです。

うん、いいね!と思う。けど膝をポンと叩く力が心なしか弱い。考えれば考えるほど途方もなく、浪漫を感じちゃうようなスケールなのだ。

距離感掴めませんが、やれることはやりたいと思ってます。

その会議中、あるエピソードを思い出した。以下、いろんな誤解や反論がありそうだが、自分の個人史を振り返っても妥当性はあると思うので注釈入れずに書きたいと思う(ほんとは入れてたけどぼやけるのでカットした)。

僕が若者自立塾をかなり真剣に楽しみながらやってた当時。二期目が終わった頃に同窓会が行われた。

懐かしい面々が集まり思い出話に花を咲かせ酒を呑んでいた。

慣れない手つきでお酌をし、お酌をされつつ、嬉しい報告を聞かせてくれる。先生という職業はこんなものなのかなあと思い、悪くないなあと、多分思った。

呑ながら、来ていない連中が気になりだし、あいつはどうしてる?なんて話しになる。

そういうことに頓着しないタイプもいたが、よくよく見渡すと、手土産がわりの「いい報告」を持ってる連中だけが集まってて、手土産のない連中は来ていないことがわかった。

支援者として、来れなかった連中にこそ参加してもらい、弱音の一つでも吐かせてやりたいところなのになあ、と急に白けた。

相手の気持ちをおもんぱかりすぎる彼らは、世話になった恩を仇で返すような人たちではない。

きっと手ぶらは彼らにとっては仇なんだろう。

ただ、そう何年も思ってた。

でも昨日気がついたのは、同じ釜の飯を食ったとはいえ、自分は恩を売ってしまっていたということ。

ここムズイっす。

一晩飲み明かせるテーマだと思いますが敢えていい切ってくと。

伴走支援という継続を途切れさせないための信頼関係と「恩」とかいうことではない距離感。

ここを成立させるのはどういうことなのか?

僕のような(それでも距離感はあった方だと思うが)密着型支援者と、ハローワークの窓口職員のような会いに行かなきゃ会えない支援者の間ぐらい。

それでいて…と、注文は留まらない。

この会議はそんな臭い物の蓋を開け、こそぎ出すような話しで疲れる。

疲れるが、翌日こうしてブログにしたためておくような気付きも多く、やらねばと思うのです。

リハビリと記憶の価値を高めるために、現場時代を振り返る記事を少しずつ書いていきたいと思う。

せっかくだから書いておくと、共に走る伴走支援よりも、後ろから鼓舞するようなリズムを送り続ける伴奏支援の方がいいと思うのです。

Today's BGM is
YUKI/Joy
20091129_578794YUKIはジュディマリ時代から気になるボーカリストだけど、バンドを離れソロになり一気に開放されアーティスティックになった彼女は非常に魅力的だ。バンドというフォーマットのワンパターン性から一気にエレクトリックに走りつつ、アナログ、アコースティックのバランス、特にストーンズライクなギターの入り方が好き(ここはデリコにも通じる。ていうかデフォルメしやすいんだなキース=オープンG)。歌詞の内容もドキリとしたり。気持ちよく聴けます。


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2010年5月11日 (火)

「透明なルーザー」

昨日は一日YUKIのアルバムをシャッフルして聴いてました。エレクトリック具合とギター具合が絶妙なんで好きなんです。

その後にJPOPつながりでラブサイケデリコをシャッフルしてたらよく昔聴いた1stの「LAST SMILE」が流れ「透明なルーザー」という言葉からイメージがグワッと広がった。

昔、僕が小説を夢中で書いていたときに架空のサウンドトラックを勝手に作ってて、テーマソングがずばり「LAST SMILE」だったせいだと思うけど。

「透明なルーザー」

目に見えない、人前に出てこない、或いは実在しない、架空の、或いは勝負してないくせに負け犬に成り下がったやつ…。雨宮処凜の書いた『生きさせろ!』にも通じていき、その他矢継ぎ早に透りすぎるフレーズと相俟って強烈なメタファとなって覆いかぶさってくる。

「♪ただ見守っているような君のスタイル」

自分のような自己表現することが自己実現とイコールで直結してきたように生きてきた独りの人間
として、それはあまりにも切ないイメージだ。

「♪ただ戸惑っているような君のスタイル」

インターネットは、時間や距離、年齢性別人種など、ありとあらゆるものをぶっ飛ばし情報にアクセスができるピースフルなテクノロジーだ。

ある種のマイノリティ(=透明なルーザー)たちにとってこそマストな技術なわけだが、デジタル・デバイドやアレルギー、経済的事情等によりマイノリティとしての輪郭をより濃くしてしまっているのが現実のような気がする。

光り通信の当たり前化は@masason氏の健闘をただ祈るばかりだが、デバイドがないのに繋がっていない人について、ちょっと考えたいと思う。

つながる、実在する、感触を持つ、色づく…。

出会う、知る、学ぶ、語る、動く…。

取り留めもなく車窓に流れる景色のようにイメージが溢れ出しては消えていく。

「透明なルーザー」たちの心の中を想像する。

勝手に負け犬呼ばわりしてんじゃねえよ、とうそぶく声を風の中で聴いた。

Today's BGM is
Love Phychedelico/The Greatste Hits
Lovepsychedelico_b00005hrrm当時相模原のユニオンでかかってて入れ食いで食いついたアルバム。はっぴいえんど→矢沢永吉→サザン→デリコというのが日本語ロックの系譜なんじゃないかと思う。昨日気付いたんだけどクラッシュを一切使ってないんですよ2ndまで。独特の無駄の無い無機質感はそういうアレンジから印象を受けていたのかな。やる。ロック・リサイクル工場などとも思いますが、これはこれで来ます。


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2010年5月 6日 (木)

もう、戻るってやめにしませんか?

去年から1年間、社会教育委員というものを任され生涯学習についての企画立案のような委員会に毎月顔を出している。その中のひとつのテーマに「団塊世代の地域再デビュー」というテーマがあるのだが、ここでもまた「再」なのかあと思うのである。

地域再生とか。ふるさと再生とか。

自分は、地域が本当に生き生きとしていた時代を生きたことがあるのか?

自分も使っていたが、輝かしいあの頃に戻ろうよ的なキーワードが胡散臭くてしょうがない。それよりも、自分たちの知らない新しい地域を作ろうよ!の方がグッと来る。

団塊の世代の方々は地域にずっぽりな時期があったのだろうか?

三丁目の夕日のあの時代が素晴らしい時代なのか?

いったいいつの時代を日本のピークとして戻ろうと言うのか?

もう、戻るってやめにしませんか?

うんそうしよう、だから「新しい公共」なんだよ。

そうですか…。

話しが逸れました。それはそれとして、団塊世代が仕事を定年退職し家にいる時間が増えたものの、地域に仲間がいないからひきこもりがちになる。孤独死や無縁社会ってやつです。

孤独でも無縁でもなく家にひきこもりの大人がいる団塊世代がいます。恐らく子どもの年齢は30代後半から50歳近い…。親子で孤立。夫婦のうちのどちらかが認知症になってしまったり、家族のうちの誰かが精神疾患になっている…。

大変だなあ。

いったん支援者という立場を離れるとただそう思う。

そこからもう一度自分に出来ること、誰かが出来そうなこと、誰かと組めば出来そうなこと、シェアするココロがやるべきことを考えていく。

彼らが乗ってきてくれそうな優しいステップを用意したい。

ゆっくりと、誰かに助けてもらいながら自分に合うツールを見つけながら、「群衆の叡智」の泉へ足を踏み入れて欲しい。もちろんそこにシェアするココロはいる。一歩を踏み出す際にエスコートすることができればいいと思う。

今はまだ迷っていますが、そんなことを考えている。

Today's BGM is
Bob Dylan/Bringing It All Back Home
79e2da0bGW中にディランの
オリジナル日本語訳によるカバー
第二弾をYoutubeにアップするのが実は僕の目標だった。で、選んだのがこのアルバムの「Mr. Tambourine Man」。サビというかはいいんだけど、その後の片桐ユズル氏(ディラン)のがもう難しいったらありゃしない。それにしてもよく聴いたなあこれ。フォークロック時代のディラン。ジャケがイカす!


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GWの前と間のこと

・GW中は保護者のエンバワメントについてずっと考え、事業化との折り合いを考えていた。

折り合いをつけることと、効果の最大化を考えると、我社のような駆け出しの資本金のない会社はどうしても行政の委託事業を活用したくなるわけだけど…。

いろいろ思考を巡らし、入口の部分を委託事業、中間の部分は独自の無料サービス、出口部分を有料サービスにするビジネスモデルに行き着いた。

スタッフ全員でブラッシュアップして、早く動き出したい。

・ハマトリアム・カフェのチラシがようやくGWに上がってきました。みんな出来にはすこぶる満足してるし、評判も上々。

一般行政施設での配布からカラオケ、ゲーセン、ネットカフェ等、アウトリーチされていない若者の手にどのように届けるかがポイントである。

・GWの頭、横浜でPS(パーソナル・アドバイザー)についての会議に出席した。

先頭をきるのは内閣府参与になっているモヤイの湯浅誠さん。横浜ではユースポート横濱の理事長の岩永さんが中心に動いている。

考えれば考えるほど途方もない計画だが、やらねばならんよなあと思う。

ちょっとネガティブな言い方だけど、これがダメでもしっかり膿を出せれば必ず次につながると思うので、関われる範囲で頑張りたいと思う。

・その他ちらほら動いてま〜す。

Today's BGM is
PUPA/Flothing Pupa
Floating_pupa原田知世、高橋幸宏、高田漣、高野寛というのが僕のプライオリティで堀江博久、権藤知彦は今回明確に名前を意識したのが初です。ここのところの裏方的な高野寛の動きが「じゃあ表ではなにやってんの?」と気になっていて、これと『おやすみ』を聴いたらもう聴かずにはいられない感じです。これはいいっすよ!思ったより知世ちゃんが少なくてがっかりしたのははじめだけww。

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