ひきこもりへの情報支援について
「ハマトリアム・カフェ」という若者を応援しようというサイトを運営しています。
優秀なライターや、若年者就労支援でキャリアを積んだスタッフが記事を書いてくれていますので、物書きの好きな僕ですが、シャベリバリスタというスタッフ座談会のみをなんとなく担当し、他はほぼ書いてません。
1番の理由は、客観的に評価ができないほどこの業界に首を突っ込んでしまったから、ということもありますが、やはりライターという商売は特別なスキルがいるんですね。
僕もこうしてツラツラとブログを書き続けてるように、誰もが文字を書き、その気になれば誰もが誰にでもその文章を読んでもらえるステージに上がれるわけですが、いざ、それでお金を得ようとすると非常に難しいわけです。
なんでこんなこと書いてるかと言うと、今とある記事を僕が書いてまして…、けっこう大変なのよ、と言いたいみたいなw。
僕らシェアコロは若年者就労支援業界における当事者や保護者に対して、情報を届けるということを疎かにしてきてしまっているのではないかなあ、という反省に近い感情を抱いています。
本当に困っている人は藁をもすがる思いで、情報を集めるわけですが、自分たちはその最後の藁でいることが美徳のような言われ方をしているような気がしますが、そうじゃないと僕は思います。
有益な情報をわかりやすく食べやすい大きさにカットしてあげて、手の届くところに整理して置いておいてあげるというのは、重要な支援の要素なんじゃないか、いや、そこができていないから自立塾にしろサポステにしろ一部のユーザーのみが使っているんじゃないか、と考えています。
このまえ、内閣府がひきこもりの実態調査を実施し、推定70万人がひきこもりだというニュースが流れましたが、彼ら及びその保護者はいったい何人くらいがサポステや自立塾を知っているのだろう?(なぜこの質問をアンケートに加えなかったのかなあ?)
このニュースが引き金になったと僕は思っているその直後に起きた、30代の息子が「働け」と言った父を刺すという事件が起きた。こういうのも日常茶飯事になってきて嫌ですが、このニュースが出たあとに、そのひきこもりの人が「家族に申し訳ないと思っている7割」というのがあるわけです。
こんな自分で申し訳ないと思っている若者に対して、どうしてお前はそうなんだ、働けよ!と詰め寄る。グサ…なんか想像できますよね。
僕は常々言っているんだけど「働け」じゃなく「サポステとかで働く準備はじめたら?」にすれば、随分違うはず。
こういうことが情報支援の1番の効果だと思います。このことはここで喋ってますので、是非ついでにお読みください。
話しがそれましたが、ただ記事を書くのではなく、そういうものに貢献する記事を書く。すなわち、これを読んだ人が本当にアクションを起こすのか、ということを念頭に入れながら書く。それは書きながら支援しているということ。だから大変なんです。
改めて言いますが、こういう手間隙を疎かにしてきたんだと思うのですよ、これまで。これからはこういうことに「気持ち」と「お金」を払える時代にしていかないといけない、それの先行事例が「ハマトリアム・カフェ」なんだと僕は思います。
公開から一年が経ち、アーカイブズも充実してきました。皆さん、是非訪れてみて下さい。
ご助言やご協力頂ける方は是非ご連絡ください。
さて、記事に戻ろう。
Today's BGM is
憂歌団/Twin Best
僕の憂歌団はファーストと生聞なんですが、それらはレコードでしか持ってないのでCDではこれを聴きます。憂歌=ブルース、団=バンドということでブルース・バンドなんですわ(おっと関西弁w!)。憂歌団が飲みながらライブをやることがライナーに書いてあって、曲が終わるたびに一杯タイムが入り、「ほないきますか」と曲が始まると。いいなあ、吉本喜劇に通じる起承転結がこのバンドにはあるんだなあ。
このニキビヅラの木村さんの顔立ちとは想像がつかないような、この顔からしか出てこないようなこの声。内田勘太郎の奇跡的な出会い。「ぼかあ」がいいなあww。歳をとってからの木村さんも是非チェックしてください。