« 2010年2月28日 - 2010年3月6日 | トップページ | 2010年3月14日 - 2010年3月20日 »

2010年3月7日 - 2010年3月13日の1件の記事

2010年3月 9日 (火)

成り行き格差

「市民ケースカンファレンス」というワークショップを、先週末に調布市で行われた「えんがわフェスタ」でやってきました。Image949

これは、ケースワーカーとか医療関係者、僕ら若者支援者なんかが日々行っている、利用者への支援が効果的に行われているか等々、支援(治療)方針をディスカッションしているのを、市民の方にも一般ピープル目線で参加てもらうというワークショップです。

ちなみにこれをコンテンツ化したのがハマトリアム・カフェの「ラウンジ・ミーティング」です。

今回は、事前にプロジェクターを使って若年者の雇用環境の変化をデータを中心に解説し、理解をしてもらい、その後にひきこもり経験者の体験談を僕との対談形式で聞いてもらいました。

これは弊社のハイパー非常勤inamyのデビューだったのですが、赤裸々に語ってくれたし、会場からの質問にも答えたりして、なかなかいい時間でした。

そういう経験をした人たちには、いろんな形の禊ぎというのか、オトシマエの形があると思うのですが、対象はともかく、話すということは、大切な行為だと僕は思います。

そして「市民ケースカンファレンス」では、アキラという、父親のリストラで大学進学断念→普通高校で技術なし→就職難→やりたいこともない→フリーター→正社員になれない…、という若者の架空のケースをグループに別れ語り合ってもらいました。

そう、これは一個前の記事で書いた後者のケースであり、僕が最近高校でよく出会う若者たちの象徴のようなキャラ設定です。

「市民ケースカンファレンス」では、支援者が対応に行き詰まったケースをフラットな生活ベースの市民の意見により打開策を見出だすという裏テーマがあり、まさにこれは、僕が相談を受けたら、ツライだろうなあというケースなんです。

定時制高校なんかは、こんなケースばかりですよね。先生方のご苦労をお察しいたします。

印象に残ったのは60代の女性がポツリと言った「成り行き」という言葉。

僕の人生なんてまさに「成り行き」だよなあ…。アキラも「成り行き」に身をゆだねてれば、なんとかなんのかなあ?

いや、ならないくさいですよ、御婦人。

「何気なく降りかかるモノの質的変化」が、減っちゃってるんですよ。(う〜、この“モノ”の中に言いたいことのすべてが含まれてる気がするぅ〜、そりゃなんだろなあ?)

その「成り行き」という非常に受け身な状態で起きるであろう転機の確率の差が世代とか時代の格差であり、ここの不公平の積み重ねが経済格差になり、教育格差につながり、人生そのものに影響を与えているんだと思います。

ああ、なんかまたデカイものにぶつかったなあ。

ちなみにアキラは最後に正社員になるというハッピーエンドな設定なんですが、参加者から「正社員がハッピーエンドだという設定自体がこの国のおかしいところである」なんていう、まさにベーシック・インカムという言葉が発せられたんですよ…。

ことがでかくなってますよ、皆さん。議論、対話が大切です。

Today's BGM is
真心ブラザース/Good Times
3199070466 なんとなくYo-Kingの声が聴きたくなる日があるのです。そんな日はどんな気分かというと、ちょっと青臭い駆け出したいような気分、とはいえスカッとした感じではなくモヤっとした感じ。でも走ると喘息出ちゃいそうだよなあ、なんて気分。まあ、真心でも聴くかあみたいな。桜井氏は嫌いじゃないが、そういう気分の時には邪魔だったりするんですけど(ファンのかたすみません)。シェアするココロ。「心」繋がりなのです。

| | コメント (0)

« 2010年2月28日 - 2010年3月6日 | トップページ | 2010年3月14日 - 2010年3月20日 »