« 2010年4月11日 - 2010年4月17日 | トップページ | 2010年4月25日 - 2010年5月1日 »

2010年4月18日 - 2010年4月24日の2件の記事

2010年4月22日 (木)

人在りきではなくミッション在りき

初めての年度末を乗り越え、ようやく経営のことを考える時間ができてきました。

年度を越えてからだと受け身にならざるを得ないのでかなり反省です。

本年度は『年度内に次を仕掛ける』を目標にしたいです。いろいろと。

経営を考えるとき、次の考えに必ずぶつかります。

恐らく商売の根源的な課題なので、ドラッカー先生がいい格言を残しているだろうと思いますが。

それは、自分を含めた今のスタッフの最大稼動化と、人材の補充のどちらをするべきか。

商売のセオリィ的には限界ぎりぎり、或いは超えちゃうぐらいまで使ってなんてことなんでしょうが。

最大稼動化は、単純に儲けは多くなるけど、最適化や効率化からは掛け離れていくから怖い。僕はそんな職場を多く経験してきたから、それはしたくないと思ってます。

ただもう少し踏ん張れそうだぞ、その時に自分たちの組織のキャパが広がるんだろうな、なんて思っていますし、その限界点はちゃんと見極めないとまずいぞと思うのです。

この辺の限界点の設定ポイントが営利と非営利組織の違いであると僕は思うし、この限界点の設定をどこに置くかは、組織の理念と直結しているように思います。

どこまでも利益よりクオリティ側に限界点が設定されているのが非営利組織だという僕の思いはどうやら幻想なのか、という思いがあります。

非営利組織というのは、利益を大前提に考えるのではなく、課題を抱えた人々の課題解決のためにクオリティやサービスを追求する。その燃料となるのが寄附や会費や受益者の負担金、そして収益事業。

だからこそ非営利が成り立つということなんだろうけど、実際日本では、寄附や会費が集まりにくく、行政サービスの充実により受益者負担ゼロが当たり前になっているので収益事業が作りにくい。また、そういうことが苦手な方が活動しているような気もする。

一部の上手く経営しているNPOを除き、一般的なNPOはクオリティやサービスの追求ができないでいるんじゃないかと思います。

ボランティアに毛の生えた、なんて揶揄や自嘲をよく聞きますが、それは日本にNPOが成熟する土壌がないからなんじゃないかと思います。

これを回避するために委託事業を受ける。或いは善意に頼り切るしかない。最悪クオリティを下げる。

これじゃ持続可能な支援とは言えないし、NPO法人でいる理由が委託事業が受けやすいからというだけになってしまう。

理念や理想の高い人間の集団では非常にストレスフルな状態だろうと想像します。

エラソーに書いてますが、そんな業界でどう舵取していくか頭を悩ませています。

僕的にはその際の舟がNPOじゃなく小さな株式会社の方が舵取がしやすくなるんじゃないかと思い、株式会社シェアするココロにしたんですけどね。

ちょっと話がアウト気味ですが、だから人を増やさず、今の人数でがんばろうなんて思うと、新しいことが考えられんのですよ。

長い遠回りになりましたが、こういうことを書きたかったんです。

人在りきではなくミッション在りき。面白いとみんなの身体が動くようなこと在りき。

ミッションに賛同した連中がシェアコロという舟を漕いでいく。

そう考えないとなにも考えられない。考えついたことを今のスタッフで全力でぶつかり、しかるべき限界設定に到達しそうなら人員の補充を考える。

最近ちょっとふっ切れてきました。

Today's BGM is
Crosby, Stills & Nash/Crosby, Stills & Nash
Cdcover大好きなアルバムです。化学変化という意味のケミストリーという言葉がありありますが、CSNを聴いていると奇跡のケミストリーを感じます。それはコーラスワークだけではなく、聴き落としがちなアコギのプレイまですべてが神がかっています。「Helplessly Hoping」とかいいなあ。ここに「Y」を投入するという実験がこの後行われ攻撃的になるという恐ろしい結果が…。


| | コメント (0)

2010年4月18日 (日)

ユースワーカー研究会開催しました!

16日(金)の夜七時から代々木オリンピックセンターで、本年度一発目、三年目に突入したユースワーカー研究会を12名の参加者で開催しました。

今回は、就労支援をしている方が多かったので、自然とそういう方向に話しが進みましたが、この業界も成熟してきているんだなあと感じることが凄く多かったです。なというか小手先の技術論ではなく、生き方論というか、僕には難しいのですが哲学的な領域に片足突っ込みながら、目の前の現状を語り合うみたいな。

今回は進行をさせていただきましたが(すみません、喋りすぎちゃいました)、誰かの話しと、誰かの話しがバシバシとリンクしていく線が見えるような濃厚なトークが展開していて、つながりを発見することが楽しかったです。

でもって、精神領域のプロの方の就労支援へのアプローチに唸ることと、この仕事を始めたばかりの若い女の子の同世代的な感覚に唸ることが、同時並行で行き交う!すごい!!目から鱗というのではなく、古い角質がボロボロと落ちていくような蘇生していく感覚。

脱線しますが。終了後の飲み会に向かう途中で「若い支援者に読ませたい本は何か?」と質問され、僕はほとんど本で勉強ということをしてこなかったんだけど、マイケル・ギルモア(村上春樹訳)の『心臓を貫かれて』だけは、家族を絆を信じるというイマジネーションをもらった気がしていて、お勧めしました。

壊れた家庭に介入したときの、あんたらがそんなんじゃ俺はなんもできねえぞ、とくじけそうになる気持ちをこの本が支えててくれたように思います。と伝えました。

なにが言いたいかと言うと、僕は支援者の一番の資質は「豊かなイマジネーションがあるかないか」だと思っていて、このユースワーカー研究会は僕のイマジネーションをより深いところへ引っ張ってくれるようなワンコインの知の泉(100円)なんですよ。ということを言いたかったんです。

ユースワーカー研究会は、とにかく参加者のピュアさがとにかく魅力です。今より少しでもいい支援がしたい、現場とそれらを囲む地域や行政を変えていきたい、そしてそのための今をしっかりと知りたい、そんな情熱を持った様々な分野の方々が集まりフラットに語り合っていますw。ほぼ二部構成で呑みが目的の方もいらっしゃいます。なんか御殿場方面が盛り上がってましたねえww。

僕は去年から運営委員の一人に入れていただいてますが、あんまりというかほとんど何もしていなかったんですが、今年は個人的に自由度が広がってますんで、いろいろと企画もしていきたいと思っています。

今年のユースワーカー研究会は、自由な意見・情報交換し、“つながる”をキーワードにした「オープントーク」の偶数月と、ゲストをお招きして“学ぶ”をキーワードにした「ゲスト・デイ」を奇数月に開催していこうと思っています。ご興味のある方は是非ご連絡ください。

次回は5月29日(土)「ゲスト・デイ」です。お招きするゲストは、このブログにもリンクを貼らせていただいてます、ユースワーカー研究会の生みの親の一人、尾崎よし君を福島県昭和村から招き、過疎化の村と若者支援及び、誰よりも早く消防団に入隊する7つのソーシャル・スキル(嘘)の実践について伺います。詳細が決まったらまた報告しますね〜。

Today's BGM is
The Isley Brothers/Brother, Brother, Brother
Brotherbrotherbrother会いずれー兄弟にはまってます。これは一曲目がCK(キャロル・キング)の名曲でタイトルにも引っ掛けてる「Brother, Brother」からぐいっと持ってかれます。CKナンバーをもう一曲取り上げてて、それが僕のマイ・フェイヴァリットソング「It's Too Late」。エロエロです。この人たちところどころグッチ裕三的ファルセットかましてくるんで(逆か)、気を抜くとニヤけちゃいます。御同輩におかれましては気を抜かぬよう願います。


| | コメント (0)

« 2010年4月11日 - 2010年4月17日 | トップページ | 2010年4月25日 - 2010年5月1日 »