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2010年4月25日 - 2010年5月1日の1件の記事

2010年4月27日 (火)

引きこもりの子を持つ保護者の支援について

現場を離れ一年。いろいろなことを考え、多少フラットにものが見えてきたように思う。

僕の息子が中二になり、小一から見てきた同級生の女の子が不登校になっていたり、非行に走りそうな感じの男の子がいたり、自分の中の親目線が強くなったせいか、引きこもりやニートの子どもをもつ保護者たちのことが強く気になりだした。

そもそも保護者は支援対象としては見られていないような気がする。下手すれば「アンタが悪い」なんて説教されたりして。

この間、ツイッターに以下のつぶやきをした。

今更だけど、ひきこもり支援の第一歩は保護者のエンパワメントだと思う。ITリテラシーを向上させ保護者同士が情報をシェアできる環境を作り、オフラインでお茶を飲む。出口情報をしっかり持った上で今を考えることが大事。

もともと、営業マン時代から主婦の方々とは相性がよかったw。なぜか気に入られる。

前職でも周囲の評価は知らぬが保護者相談は自分がもっとも得意とするやり甲斐のある領域だった。

今、すごく彼らの役に立ちたいと感じている。

それはほんの少しの勇気と、ちょっとしたITリテラシーがあれば、保護者たちが変われるという強い確信に満ちた期待感があるからだ。

僕はこれまで、引きこもりの子どもを持つ親の会に、何度か講演とか相談で関わりをもってきた。

そのたびに僕は、なんともやり切れない違和感を覚える。

なんか、みなさんちょっと違くない、と。

じゃあ、理想的な親の会ってどんなの、と、最近自分に問い続けていた。そこで浮かんできた思いをツイートしてきた。

これを僕なりに定義づけながら、今後シェアするココロができることを探ってみたいと思う。

まず引きこもって部屋ないし家から出ない子どもが同じ屋根の下にいるというのは異常事態なのですよ。

これ、超非日常。

この超非日常の中で生活をするのはかなりしんどい。おまけに口はきいてくれないし、下手すれば暴力だってある。耐えられないですよ普通。

想像を絶します。

こういう極限状態の中で事件が起こるんだろうと思います。

しかし、引きこもりが100万人いるといわれる現代社会で100万もの極限世帯があるかといえばそうではない。

これは人間の凄いところなんだと思いますが、超非日常を徐々に日常化させる順応性があるんです。

このバランス感覚は家族ならではの奇跡だと思うんです。知らない人に自分の家に引きこもられたらどうですか?

慣れないですよね?

あれは奇跡なんです。

ただし、奇跡はいつまでも起き続けてはならないのです。奇跡的なバランスを保つ限界点は人それぞれで、三ヶ月の人もいれば三年の人もいるでしょう。

そしてそれは親にも子にも来ます。その際に適切な対応がなされ、引きこもりを脱出した人は相当いるはずです。

どうですか、心当たりがあったりしないでしょうか?

それが親父のビンタの場合もあれば、母の何気ない一言かもしれないし、誰かのインタビューとかインターネットかもしれない。

何が言いたいか。この奇跡に延命措置は必要ないということです。

僕の知る引きこもりの子どもを持つ親の会は、どんなに言葉巧みに話をしていても、結局は奇跡の日常を維持させるごまかしの技術の鍛練に過ぎないような気がしてならない。

「自分のタイミングで動き出してくれることが一番いい」

そんなの嘘だ。

彼らはあなたのアクションを待っている。

ではその時、親はどうすればいいのか?その時の話をしましょうよ。練習しましょうよ。情報集めましょうよ。

そのイメージを捨てないでほしい。子どものサインを見逃さないでほしい。

支え合おうよ、一人じゃ怖いから。

励まし合おうよ、くじけそうになるから。

こんな例え話は間違ってるかもしれないけど、僕は知的障害の子どもを持つ親たちが「この子がいろんなことを教えてくれた」という強くて優しい言葉をいっぱい聞いてきた。

自分の子どもが引きこもりになってはじめてわかる大切なことがあるはずだ。

それを一生の糧にして生きていけるような大切なことがあるはずだ。

それを同じような状況にある親同士、みんなでシェアして、今この瞬間を生きる糧にして欲しい。

キレイごと言ってるな俺って少し思います。

でも、最初に書いたように「ほんの少しの勇気と、ちょっとしたITリテラシー」があれば、僕はそういうことができると思ってます。勇気を出して一緒にイノベーションを起こしましょう!

そんな親のネットワークと語り合えるプラットフォームを創りたいと考えている。

Today's BGM is
Harry Nilsson/Aerial Ballet
Album_harrynilssonaerialballetなんなんでしょうかこの男。今調べたらもう死んじゃったんだ…。この人は病んでたんじゃないかな。このジャケもそういう印象に加担してる。なんだろ。セロニアス・モンクみたいな。ある種のパラノイアだと思う。で、アルコールにドラッグ。声を潰して。僕はこのころの美しい声のニルソンが好き。天才なんだと思う。断片的にしか語れないけど好き。「うわさの男」はニルソンにしてニルソンに非ずと言いたい。

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