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2010年6月27日 - 2010年7月3日の3件の記事

2010年6月30日 (水)

マイケル・ジャクソンの児童権利法案

以下は、2001年3月6日にマイケル・ジャクソンがイギリスのオックスフォード大学で特別講演したスピーチからの引用です。

このスピーチは、マイケルのすべてが詰まっていると思います。『This is it』でマイケルのファンになり、こんなにリスペクトされ世界中が熱狂したのが、彼の歌やダンスが飛び切りに上手いエンターテイナーだからだと思っている人は上のリンクをじっくり読んで欲しい。

もう一度『This is it』が観たくなるはずだ。

マイケルは、イギリスとアメリカが第3代大統領トーマス・ジェファーソンの起草した独立宣言の「譲渡されない権利」(生命・自由・幸福の追求)をめぐり争ったが、子どもたちにも「譲渡され得ない権利が」あることが議論されなかったと前置きし、すべての家庭の子どもたちが、以下の児童権利法案が取り入れられるべきだとスピーチした。

●愛される権利。自ら求めずとも。
●守られる権利。どんなことがあっても。
●かけがえのない存在だと感じられる権利。何も持たずにこの世に生を受けようとも。
●話を聞いてもらえる権利。大人には面白くない話でも。
●寝る前に読み聞かせをしてもらえる権利。夕方のニュースや「イーストエンダー」(イギリスの家族ドラマ)に時間を取られることなく。
●教育を受ける権利。学校で銃弾に怯えることなく。
●かわいがられる対象となる権利。例え平凡な外見だとしても。

ちょっと涙が出る。

5歳でスターとなり、子どもらしい時代を過ごせなかったマイケルからの言葉。でも、子どもらしくない幼児期を過ごしているのはハリウッドの子役たちだけではないとマイケルは訴えかける。

マイケルはこのスピーチの中で「私は比較的短い間に多くの経験をしてきたため、自分がまだ42歳であることが信じられません」と言う。

「自分の精神年齢は80歳に達していると思います」と言う。

なんという人生だろう…。

マイケルの音楽性やダンスを受け継ぐアーティストは、今後永遠に出続け、誰もMJを超える事ができないののは、ビートルズがそうであったように歴史が物語っている。

しかし、(イビツに歪んでしまった精神性も彼にはあるが)マイケルの精神性は、僕らも受け継げるかもしれない。本当にすべての家庭で、児童権利法案が守られますように。

Today's BGM is
Stevie Wonder/Where I'm Coming From
Steviewanderswheresimscomingsfromマイケルと同じように11歳でデビューしたスティービー。マイケルの死にはどんな思いを持ったのだろうか?MJとの比較は意味がないか、肌の色を黒から白に変え、整形手術を繰返したMJを、盲目のスティービーはどう思っていたのか…。MJの追悼式でスティービーが「マイケル、なぜあなたは夏の日に逝ってしまったの?」と歌った「Never Dreamed You'd Leave in Summer」が収録されているアルバム。

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2010年6月29日 (火)

『これから「働き方」はどうなるのか』南部靖之+竹中平蔵を読んだ。

立て続けに本の紹介ですみません。

僕は図書館派なんで本を基本的には所蔵しないんです。なので後から読み返せない、という脅迫観念を持ちながら常に読書しているんで、大事な箇所はすべてメモしたり、表をコピーしたりするんですが、その管理となると残念ながら自慢できるような状態ではありません。

最近、僕のメモはツイッターです。その方法をひょっとしたら役に立つLife Hackかもしれませんので、簡単に紹介すると。

1.電車のなかで気になる箇所があれば、携帯で「モバツイ」からツイートします。そのせいで読書のスピード感は落ちますが、心への落ち方は断然いいように思います。すごく意味を読み返しますので。

2.その際に、引用させてもらう感謝の気持ちとww、後から検索に引っかかるように著書名と著者名を入れる(長い場合は簡略化)。これは一度コピーしておくと、以後は大抵ペーストだけで済む。

3.twilogに登録する。これは検索があとでしやすいように。本家やBizzlyは検索が弱い気がする。

4.ブログに落としたい時に、twilogで著書名で検索してソースの【div/p】でコピペ。

というのが流れで、この下の引用部分ができあがります。まだ、これでいいのかわかりませんが。

結局、ブログに落とし込んでも後から見るかと言われたら見ません!

だけど、この作業を通じて大体頭に残りますし、この作業で消えて行くものは、去る者は追わずでいい情報と割り切りますww。

本当に自分は都合のイイ男だと思いますww。

56977417『これから「働き方」はどうなるのか』南部靖之+竹中平蔵+その他ですが、実はパソナさんにハマトリアム・カフェの取材でお邪魔して、シャドー・キャビネットについてお話を伺った帰りにプレゼントされたものなんです。

多分ですが、話が大分横道に逸れて、派遣とは?とか中間的労働のようなキーワードで脱線していたのでいただけたんだと思いますが、今の自分の疑問にドンピシャな内容でした。豊富なデータ、海外との比較で非常に客観的に語られていて、感情的じゃないところがいいです。

今、自分の回り、NPO関係者や研究者の方々の多くが「正社員だけがゴールじゃない」とか「意気方の多様性を認めるべきだ」なんて言う方が多いのですが、「じゃあどうやって生きていけばいいのか?」とか、「僕が高校生の前で説明するとしたら、なんて言えばいい?あなたが全校生徒の前でそれをなんて説明するの?」と聞き返したら、恐らく「それが問題だ!」で終わるレベルが現状だと思う。

しかも、一旦は派遣を敵に回しておいて…。

そこをしっかり言及しようとしているのが本書だと思う。「言及している」ではないのは政策の部分になるからしょうがないかな。むしろ、政策を決定していくプロセスの前段で、本書のような事実・実態を理解しておかないととんでもないことになるぞ、というのが本書の役割だと思う。

最後になりますが、南部さんはパソナの代表なわけですが、これまでの歩みを読むとまさに社会起業家です。そういうキーワードで若い学生が読んでも面白い本だと思います。お勧め。

以下、僕のツイートを古い順に時系列で転載します。

「派遣規制の強化が就労機会の現象につながる可能性もある。派遣の働き方で満足している約半分の労働者にとって迷惑である」朝日新聞『これからの働き方はどうなるのか』(南部靖之)

posted at 14:39:53

「人は誰でも、自分自身への誇りを、自分に課された仕事を果たしていくことで確実にしていく。だから、職を奪うということは、その人から自尊心を育む可能性さえも奪うことになるのです」作家ケン・フォーレット『これからの働き方はどうなるのか』(南部靖之)

posted at 15:39:09

絶対価値のリーダーは新しい価値やものを想像し、世の中になかった新しい仕組みを想像しイノベーションを起こす。相対価値のリーダーは、相手と比較し競争力を高めるリーダー。今あるものに付加価値をつけ、他社よりも多く販売する。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 09:11:58

リーダーの四つの要件。活力:人に共感や感動を与えるエネルギー。共有力:志しを仲間に共有する。影響力:情熱を伝染させる力。今を見る力:未来の兆しを掴む力。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 09:16:17

人生は80年を超える。企業の寿命より人間の寿命の方が長くなった。これからは企業に合わせた社会ではなく、個人の人生設計に合わせた働き方ができる社会にしていかなくてはならない。つまり「企業依存社会」から「個人自立社会」への移行である。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 09:25:42

(要約)正社員、非正社員の制度的不均衡をなくすには日本版オランダ革命が必要。簡単にいえば同一労働同一賃金にし、年収は短時間労働か長時間労働で決まる。そして多様な働き方を認めていく。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 22:29:14

今ある格差は競争が生み出した結果ではなく、制度が生み出した格差である。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 22:32:48

「失業に関しては「助ける政策」と「解決する政策」は違う。企業内に失業者を抱えてもらう雇用調整助成金は典型的な前者である」『これからの働き方~』(南部靖之)まさに「ふるさと緊急」はこれ。三年経て抱えきれない企業がどれだけ出るのか…。

posted at 22:41:11

「同一労働・同一賃金」が望ましいと言われるが「同一価値労働・同一処遇条件」というべきであろう。『これからの働き方~』(鷲尾悦也)

posted at 11:33:42

今後は、正規か非正規かという区別をするのではなく、貧困に陥った人をどうするか、を基準にして政策対応を考えていく必要がある。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 09:43:42

製造派遣をやめれば格差問題が解決するというのは幻想だ。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 09:55:22

低賃金の派遣労働者がいるというだけで派遣を否定するのは間違いだ。派遣がなかった場合と比べてどちらが良い状態なのかを考える必要がある。派遣のままという人がいても、派遣がなかった場合に失業状態が続いて仕事の経験もないままでいたかもしれない。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 14:29:32

派遣を正社員に雇うことを義務付けても期待したとおりにならない。企業は雇用調整がしやすいから派遣を使うのであり、単にマッチングが良いから正社員にするということにはならない。正社員の雇用保障を緩めないことには派遣や非正規雇用問題は解決しない。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 14:42:27

非正社員の多くが既婚女性だったときは非正社員の雇用調整は貧困問題に直結しにくかったが、現在は非正社員男性が増えたため、社会不安が発生しやすくなる。男性が非正社員に就くのが普通になったことを前提に仕組み(社会保障)を補強する必要がある。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 14:52:33

(要約)正社員は解雇ができない。非正社員は長期雇用ができない。これが日本の雇用を正社員と非正社員に二極化した原因。その「中間的な雇用形態」を作ることが二極化解消策になる。『これからの働き方~』(大竹文雄)

posted at 15:01:00

06年、偽装請負を解消するためにメーカーが製造派遣に切替えた。改正労働者派遣法は3年以上「製造派遣」を活用できないため09年に派遣満了になる労働者が大量に出た。リーマンショックと重なり新しい職を見つけられなかった。「派遣切り」の事実。『これからの働き方~』(南部靖之)

posted at 17:09:57

派遣を打ち切られた人の相当数は三年以上製造派遣を活用してはならない法律の制約による。つまり自由に派遣を認めたからなったのではなく、自由に認めなかったからこのようになった。『これからの働き方~』(竹中平蔵)

posted at 17:16:53

もちろん契約に違反して派遣を打ち切った企業もあるでしょうから、これは問題にすべき。しかしこれは派遣の問題ではなく「契約違反」という法律問題です。『これからの働き方~』(竹中平蔵)

posted at 17:19:26

非正規労働者は労働者全体の1/3。そのうち70%以上がパート・アルバイト。派遣は非正規労働者の約10%、労働者全体では約3%に過ぎない。5%を超える失業率を派遣切りで説明するのは無理。『これからの働き方~』(竹中平蔵)

posted at 09:57:58

正規と非正規が同一労働・同一賃金であることが望ましいが現実にそうはなっていない。これを政策的にギャップを縮める努力をしなければならない。それなのにあらゆるギャップの全責任があたかも派遣という雇用形態にあるという議論がなされている。『これからの働き方~』(竹中平蔵)

posted at 10:05:21

『これからの働き方はどうなるのか』(南部靖之+竹中平蔵)読了。若年者支援の方々と話していて働き方の多様性というテーマになることが多いが、NPOの真逆、企業の、それも派遣会社のトップの考えに相当シンパシーを感じれた。労働系データ満載、視野を広げるいい一冊でした。

posted at 10:48:24

『これからの働き方~』を弊社スタッフに貸したら、代わりに『正社員が没落する』(湯浅誠・堤末果)を貸してくれた。この流れはちょっと面白いぞと思う。

posted at 20:05:01

Today's BGM is
The Jacksons/Destiny
13336201758846一昨日MJの一周忌でしたね。特番は見逃しましたが「This is it」は酔っぱらうと観だす一枚になってます。これはジャクソンズの最高傑作の誉れ高い78年のアルバム。この年、ダイアナとの映画「ウィズ」でクインシーと出会い、翌年に傑作「Off the wall」が生まれるその一歩前。マイケルは19歳。しかし変声期を終え、歌い方はすでに完成してます。これが一番好きというコアファンがいるのは納得。

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2010年6月28日 (月)

シェアコロ・クレドを作りたい!!

自分の中に、どうやらインプットとアウトプットの周期があるみたいだ。

今はインプットの時期にあるみたいで、いろいろと本を読み、人の話に耳を傾けている。

そういえば昨日、ちょっと余談になるがこんな話をしてた。

「外部で情報や刺激をばんばん浴びインプットしているのに、内部でそれを吐き出す仕組みがない組織、或いはそういう声にすら耳を傾けてあげなければ、その職員はアウトプットできずに自家中毒を起こし、すべてを吐き出せるステージを求めて組織を出ていくだろう」

まさに、前職の僕がこの状態だった。

僕を救ってくれていたのは、毎週末集まっていた創業前のシェアコロ・メンバーたちであり、このブログだった。

インプットとアウトプットの大切さについて、僕はいろんな思いがある。

僕が好きな言葉は、自分でアレンジしちゃって誰の言葉かは忘れたけど「インプットするだけでアウトプットしなければ、それは知的消費に過ぎない。インプットしたものをアウトプットして、はじめて知的生産なのだ」というのがある。

人はみな知的生産をしたがる生き物ではないだろうか?

知的生産に制限がかかるような職場で、クリエイティブは生まれるのだろうか?

或いは、自分自身に制限をかける、手を抜くような人に知的な生産なんてできるだろうか?

僕はそんな風に考えてる。理想的なことをいえば、社員一人ひとりがばんばんインプットするタイプの人間で、そのアウトプットする場として彼らがシェアするココロを選んでいる状態に会社があることがベスト。

それが僕の理念のひとつ「会社は社員一人ひとりの自己実現プラットフォームである」ことにつながる。

様々な才野を持つ社員たちは、オンオフ関係なく、テレビを観ながらでもいろんなものをインプットしているわけで、それをアウトプットする場が会社であればこれほど幸せなことはないということだ。

創業から三年は、こういう体質に会社が染まって、シェアコロ文化になっていくことに力を注ぎたいと考えてる。そういう理念や約束事を、自分の気持だけではなく、社員全員の気持ちをミックスして形にしたい、と思っていたところ、NPO法人育て上げネットの工藤理事長が「育て上げクレドを作ってるんです」と言ってて、ちょっと話を聞かかせてもらった。

76126628_2いいところはどんどん取り入れていきたいので、早速弊社も「シェアコロ・クレド」を作ろうと思い、とりあえず『マイ・クレド』という本を読んでみた。

クレドとは、名刺サイズのカードに自社のルールを書いておき、ことあるごとに、それが守られているかを個人や数人のチームで振り返るというもの。

例えば著者たちは、興味関心を持ったことは72時間以内に行動に移す「72時間ルール」というのをクレドにしている。

「三日ルール」にしないあたりがセンスがいいw。

本の余白、広めの行間・改行、文体、すべてに頭のいい人たちなんだなあと思う戦略が滲んでて、個人的にはあまり好きではないタイプの本だけど(ビジネスよりも女性向き)、シェアコロ・クレドのために最後まで読んだw。

クレドとは、要するにライフハックのひとつで「言行一致ハック」なんだということがわかりました。早くシェアコロ・クレドを作り、手垢まみれのボロボロになるよう活用したいと思う。

作らなきゃ知的消費で終わるからね。

Today's BGM is
Donavon Frankenreiter/Donavon Frankenreiter
Albumdonavonfrankenreiterこのアルバムが我が家的にリバイバルヒット中。ジャック・ジョンソンとのデュエット・ナンバーでありドノヴァンのデビュー・シングルである「FREE」で子どもたちがウクレレの練習をしてるの。かなり上達してきてて、CDに合わせて弾きたくなってきていたのでこれ。中間のブレイクもマスターしてますよ。長男にはPVも観せ、プロサーファーの一面とか、ジャックとの関係とか、ちょっと広がりや繋がりを感じてもらったり。

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