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2010年8月1日 - 2010年8月7日の2件の記事

2010年8月 7日 (土)

神奈川県教職員対象夏季講座の講師を勤めてきました。

二日に渡り、高校の先生方を対象に「働く」をテーマにした講義を受け持たせていただき、シェアするココロが学校で行っている、キャリアガイダンスやワークショップについて説明と指導をさせていただいた。NPO法人神奈川子ども未来ファンドの米田さんブログをアップしてくれました。

勝手に30〜40代若手、同年代の先生方をイメージしていたが、50〜60代の先生方だったので、ちょっと驚くとともに、ビビった。

正直に言うと「この世代の先生方には受け入れてもらえないのではないか」と勝手に思っていたのだ。

しかし、これは杞憂だった。やはり、こういうものに申し込んでくるだけあり、本当に志しが高い先生方だった。

あるベテランの先生が最後にこんな感想をみんなの前で話してくれた。

「長年、進路指導を受け持ち、爪を切れだのお辞儀の角度だのを指導し、企業の求める規格に生徒を圧し嵌めるようんな指導をしていて、こんなことは意味がないのではないかと、自己嫌悪に陥りながら指導してきたが、二日間講義を受け、ワークショップを体験し、生徒の気持ちに寄り添う、こんなやり方があるのかと知り、蟠りが溶けた気持ちです」とおっしゃっていただいた。

ちょっと美化し過ぎたかなw

このような言葉を頂き、シェアするココロとして葛藤や逡巡を繰り返しながら、ゴスペル・ハイウェイでぶっ飛ばしながら練り上げたカリキュラムが、先生方に受け入れられた瞬間だった。

ここに集まった先生は学校の中ではマイノリティーな方々だということは重々承知している。

それにしても僕は希望を感じた。恐らく、僕の人生に影響を与える二日間になったと思うし、シェアするココロのエピローグを飾る出来事になると思う。

そして同時に、先生方から学校内での組織経営的課題も多く伺わせていただいた。

山は険しく高い。

しかし、今回の会場となった神奈川県高等学校教育会館のように、近道するとジェットコースターのようなアップダウンになるが、ちょっと遠回りをすれば、実はあまり知られていない平淡な道もある。非常にローカルな例えで恐縮ですf^_^;

今回はそんな道の可能性の示唆も多く与えていただいた。

このことについては、その事実に何とか首を突っ込み、解決策を探っていきたいと思う。

今回の1番の収穫は、学校には金がないんじゃなく、先生がそれを知らないだけということがかなりある。ということ。

先生よりその情報に精通すれば、セミナー実施の道は拓ける。

Today's BGM is
キリンジ/オムニバス
Image_157これはいい企画アルバムである。一曲目はクイーンで一番大好きな「足の太い女」をカントリーチックに。個人的にはランディー・ニューマンの「サイモン・スミスと踊る熊」が珠玉で、なんとかこれをウクレレでカバーできないかともがいている。ベースになるコード進行はシンプルなのだがこの雰囲気はなかなか。でも、絶対モノにしたい。ランディー・ニューマンは、iPodのスライドショーのBGMにも使われている
し、トイ・ストーリーのエンディングもそうだし、ノスタルジックなあの感じが実年齢に近づいたんだろう、すごく油が乗ってきている。

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2010年8月 3日 (火)

【仮説】「サポステ利用の初動年齢を18歳まで下げると多少若年者就労問題は解決する」

シェアするココロのしている若者支援の、特に高校生への支援の目的として、常々考えていたことだけど、ちょっとステキな仮説に思いが辿り着いたので書いてみます。

恐らくこの仮説にはいろんな人がすでに気付き、実践をはじめているし、取り組みもはじまっているソレ。

そのソレってコレのことだよね、というわかりやすい仮説がコレ(わかりにくくしてしまったw)。じっくり検証しながら書いていきたいと思う。

正直、うちの職員に思い付きを話したら、またかよ的なイマイチな反応だったのであまり自信がないのですが…。

こういうことに屈してしまわぬ強いココロで頑張るですw。

横の図は、所謂一般的な地域若者サポートステーションの来所者の年齢別利用者数である。Image945

簡単に傾向をまとめると、対象年齢15〜40歳中、24歳頃から急激に利用数が増え、27歳から30代前半くらいが最もコアな利用年齢層になっている。

逆に言えば、15歳から23歳頃までの年齢層はあまりサポステを利用していないといえる。

よってグラフのような右肩上がりのグラフができる。

僕の仮説はコレ。Image946

「もしも、15〜23歳の年齢層の利用数が上がると、24〜35歳の利用者数が減り、右肩下がりのグラフになるんじゃないか」。ちょっと待てよ、総数は変わらないじゃないか、と思う方がいると思いますが、就労決定率は年齢が高齢になるにつれて難しくなっていくということと、困難事例も増加すると思いますので、総数が上がっても総数の平均年齢が下がることは支援がしやすく、効果の見込みが高くなると言えます。

ということ。だから「みんなで力を合わせて初動年齢を18歳まで下げようよ!そうすれば、多少若年者就労問題は解決する」ということなんです。あくまで仮説ですが。

では、なぜ解決するのかの前に、まずは、利用者がなぜ24歳頃から急増するのかを考えたい。

これまで僕は、単純に「危機感の芽生え」だと思っていたし、多分これは当たりだと思う。現に「このままじゃヤバイと思い…」という当事者の言葉を嫌というほど聞いてきた。

なぜ24歳が危機感の芽生えの年齢なんだろう。高校を卒業して6年。大学なら2年のフリーターないしニート経験という年齢。新卒一社目が合わず退職後に次が決まらない…。多少なりとも結婚とか将来をより真実味を持って考える年齢だろう。

本人の危機感と合わせて考えなければならないのが保護者の危機感だろう。と、まあ24歳危機感説を検証していても埒が明かない気がするので、どうしたら、危機感の芽生えの年齢を18歳まで下がり、僕の仮説のようなグラフになるのか、ということを考えたい。

まず危機感の欠如は、怠惰、怠慢という側面を持ちつつも、情報の欠如という側面もあるのではないかと思う。想像力の欠如という言い方も結局は想像の種になる情報の不足だと思う。

しかし、高校生は一人で生きているわけではなく、家族の一員であり、学校では生徒でありクラスの一員である。そして当然地域社会の一員でもあり、情報を持つ他者との接点を持っているわけであり、携帯という端末からでもインターネットを通じて世界中の情報にアクセスすることができるデジタルネイティブ世代なのである。

だから、なんとなく「情報の欠場」という言葉がしっくりこない。

翻り、若い頃の、あのアホらしくも愛おしい全能感とはいったいなんだったのか、ということを感がてみると、無知としか言いようがないww。すべてを知ってしまった今、あの全能感を取り戻すことは残念ながら酒の力を借りても不可能だと思う。

若者は知らないのだ。知らないということが彼らの特権であり美しさなのだ。

なんにも知らなくても、なんとかOJTという社会の懐で帳尻合わせてきた時代があったんだと思う。僕はその恩恵に預かった最後の世代なのかもしれない。

それが知らないままではどうにもならない、基本スペックが、デフォルト設定が大幅に高度化した者しか生き残れないような世の中になってしまっているのだ。

なんとなく流れが変わってしまっているのだ…。どうしよう。

自分の思っていたことと違う結論を書かざる得なくなってきてしまったが、今、書きながら考えたことは「若者とは知らない生き物ではなく、納得できること(人)、しか聞かない生き物である」ということだと思う。

危機感ばかり煽り立てる大人、社会、テレビ。

誰も彼らの腑に落ちるような「納得感」のあることを言えてないのではないか?

最近、『Web進化論』の梅田さん言い方を拝借して、僕はこんな言い方をしている。「今の、超高齢化社会、経済成長の停滞、僕の若者だった90年代とはもはや別の国を今の若者は生きている」

別の国で育たった大人の経験に彼らは価値を見出すだろうか?

僕らはいったん古き良き時代のノスタルジアを捨てて、今を生きる彼らの時代に即したキャリア教育を実践していかなければならないのではないかと思う。まず変わるべきは教師であり学校だと思う。

野生の動物のように、生まれた瞬間に立てないと生存競争を勝ち抜けない時代である。職業教育の在り方を変えなくてはならないのに、まだボヤボヤとそれは学校で行うべきかという議論をしている。学校教育では間に合わない部分が当然あるんだと思う。そこで、他者の力を借りる勇気を学校は持ってもらいたい。

現状のサポステ等利用状況を見ていると、学校がNPOとの協力関係を構築できているとは思えない。今年度、厚生労働相はサポステの50団体に対して800万ぐらいで中退者のアウトリーチ事業というものに取り組ませている。

これの進捗は如何に?

僕の聞きかじるところでは、学校にガードの固さ、現場への浸透のし難さで停滞ムード。学校というのは校長の鶴の一声がききそうできかないみたいな。

休みで時間があるとは言え、どんどん脱線してしったなあ。「みんなで力を合わせて初動年齢を18歳まで下げようよ!そうすれば、多少若年者就労問題は解決する」です。

学校側の変化は必須です。ちょっと中途半端に長くなってしまい申し訳ありませんが、この仮説を証明させながら、実践していきたいと思います。

実は来週、神奈川の教員に対する職業教育について、二日間に及びお話をさせていただく機会をいただいております。

Today's BGM is
NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition
320202008482年のアルバム。僕は当時13歳だから、多分リアルタイムじゃなく聴いていたんでしょうね。ただ、「A面で恋をして」はリアルタイムでテレビから耳にしていたような。僕は大滝の「ロンバケ」から入ったのか、元春の「Someday」からこれに辿り着いたのか?記憶が定かではないが、今聞くと元春の才能とキャラがずば抜けてる印象。ちょっと贔屓かなw。杉のビートルズ感も当時の僕にはこんな日本人の音楽が初めてだったので刺激的だったな。このジャケもね!


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