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2011年12月の2件の記事

2011年12月25日 (日)

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』を読みました。

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『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』を読了しました。僕には社会起業家の入門書のようなものとして読めましたし、自分がデッドのマインドを意識してつけた社名「シェアするココロ」が模索しているスタイルの解答がここにあったような気がします。

それにしてもデッドです。デッドを知らない人がどれぐらいこの本を楽しめるんだろう?そんな危惧を感じた滝沢哲夫さんという方が『Don't worry, be Hippie !』という副読本を無料で公開されていますw。

この展開もデッドヘッズっぽくて素敵ですね。是非、本をご購入された方はこちらも一読下さい。或いは購入を考えてる人もいいかもです。ちなみに、デッドヘッズは熱狂的なデッドのファンたちの呼び名です。

僕が本書で一番惹かれた一文はここ「グレイトフル・デッドは既存の熱狂的な顧客に対して最適化を行った」。結局デッドはこれに尽きるなと思う。逆に言うと未知の顧客には不親切なわけだけど。そこがミソな気がする。この不親切さを埋め合わせるものが『Don't worry, be Hippie !』のような形であらわれ、次なるファン(顧客)を生んでいく。

熱狂的なファンにしかわからない文化が、差別化を生み、特別視されてる優越感が、未知のファンへのキュレーターになっていく。緩やかだが大きなうねりを創りだすこの感じ。僕がデッドに学んだことは、こういうことだと思う。

無料で大量にシェアされたものの一部が有料のプレミアムへと繋がるビジネスモデルを解説した『フリー』。この本では、大量にシェアされるものがほぼ無料であり、そこから有料に繋がることをフリーミアムと呼んでいた。

デッドの場合は、テーパーたちが録音した音源が無料でデッドヘッズたちの間でやり取りされるが、結局、ダビングのダビングで音が劣化した音源に満足できなくなった一部のファンが、オフィシャルなプレミアム音源を購入するという、ビジネスモデルになってて、まさにフリーミアム。しかもその最初のフリーはファンが勝手にやってくれているというのが面白い。

僕はこれを若者の自立支援の中でやっていきたいと思って「シェアするココロ」という社名の会社を立ち上げた。まだまだシェアして大量に世間に広まるものはないんだけど、大量に世間に広まったものが若者の自立に貢献するもので、その広がりからシェアコロを知った人たちがプレミアムな仕事を依頼してきて、シェアコロが成り立つという姿を初めから強く意識していました。

なんとなく。なんとなく、もうそろそろそういう風になるんじゃないかなあ、なんて感じているんですよ。それが『バイターン』の運営マニュアルであり、『大学生の生活満足度調査QOUL(クォール)~Quality Of University Life~』のデータと提言になるんじゃないかと。もう少々お待ち下さいませ。

Today's BGM is
Grateful Dead/What a Long Strange Trip It's Been
Refdp_image_0さて、この本を読んだ人がデッドのCDに手を出すわけですよ。その昔、デッドベアががかわいいところや骸骨からデッドのレコードを買って(確かワーキングマンデッド)、これっぽっちも面白いと思えずしばらく放置したようにみんなが、がっかりするんじゃないかと心配なわけです(苦笑)。この2枚組のCDも恐らく、「ああ、この曲がデッドだったんだあ〜」とはならないわけですよw。なので、僕は本を読み終えてからCDを買うのではなく、この出会いはなんかいいぞ、と思っていたら先にCD買って、聴くでもなくBGMにしちゃって下さい。デッドはハマるもんじゃなく馴染むものだと思うんです。


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2011年12月11日 (日)

「バイターン」がついに始動します!(Facebookページができました)

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このブログで取り上げ続けてきたバイターン。ちょっと調べてみたら5月12日のツイートが始めての発信でした。

バイターンというネーミングのダサさが慣れちゃって、周囲の高反応も手伝いどんどん好きになっていき、周囲を巻き込んでいくうちに、とうとう以下に紹介している5団体で協議体を作り、『神奈川県新しい公共支援事業』にエントリーしたところ、この度受託することができました!

本事業のプレゼンでは、ビビりまくってた審査員の質疑応答が開口一番「この度は素晴らしいご提案いただき誠にありがとうございます、実はうちの娘が高校生でして…」というまさかの展開から、審査員の皆さまから他界後評価をいただき、手応えを感じてましたが、やりました!!

主な役割分担は、神奈川県立田奈高等学校は、実施校として企業と生徒のマッチングや実施後のコーディネート機能を担い、NPO法人ユースポート横濱は、事務局の運営と、卒業した生徒のフォローアップを担い、横浜市こども青少年局は広報と企業開拓の後方支援を行い、株式会社パソナは企業開拓と事前研修を担い、株式会社シェアするココロでは、ビジョンや理念を形にする仕組み作りとコーディネートを担当します。

また、本事業には様ざなサジェスチョンを行う会議体も同時に組織され、ここには中小企業3200社が加盟している社団法人緑法人会様や、株式会社パソナ・シャドーキャビネット若者未来省が参加してくださっています。

昨日、Facebookページもオープン致しました。これまでは、私の非公式な発言をこのブログで語って来ましたが、今後はFacebookの方で公式に進捗を皆さま方にご報告していきたいと思いますので、是非「いいね!」ボタンをポチッとしていただき、バイターン・サポーターになって下さい。
http://www.facebook.com/byturn.project

Facebookデビューがまだな方はこの機会に是非デビューしてみてはいかがでしょう?

Today's BGM is
The Beatles/John Lennnon Best 20(ノージャケット)
いま、ジョンのビートルズにおけるベストボーカルトラックを20曲選び、今後5年は言い張れるようなものをiTunes曲順いじりながら作成中ですwこういうのがいくつになっても面白いんですよねえ〜。とりあえず第一位だけ明確に決まってて「Happiness Is A Warm Gun」。これは最後の裏声で昇天なんですが、ジョンのボーカリストのとしても魅力のすべてが詰まっていると思うんですよね。できたら、Facebookで発表致します。現在、選曲中です。

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