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2011年1月9日 - 2011年1月15日の3件の記事

2011年1月14日 (金)

横浜パーソナル・サポート・サービス「ナビだけでは辿り着けない人々」

横浜パーソナル・サポート・サービス(以下PS)という、NPO法人ユースポート横濱が横浜市からの委託事情として行っている相談機関で、毎週金曜日に相談員としてお仕事をしてます。

なんかちょっと、まだ説明しにくいのですが、ここに書いたこれが、先月の24日から動き出してるんですよ。

今、動画の編集作業してる湯浅誠さんのPS研修を観ると、よ〜くわかりますので、是非アップしたら観て下さいね。

こちらにアップしました。http://www.youtube.com/user/PSYokohama?feature=mhum

まだまだ湯浅さんの言ってる理想には追い付いてませんが、その一歩はもう出ている、僕はそういう認識ですし、この理想像は、湯浅さんに一任することではなく、業界全体で育んでいくものだと思います。

もう間もなく、K2インターナショナルもパーソナルサポートサービスを開始するようです。

情報共有しながら、お互いが補完しあえるサービス提供ができれば、横浜のセーフティーネットは、より強固なものになるでしょう。

僕もまだ、二回しか出勤していませんし、相談件数も多くないんですが、いろんなことを考えさせられる貴重な時間になっています。

今、一番強く感じていることが、タイトルにした「ナビだけでは辿り着けない(解決しない)人々」ということです。

PSには、この道数十年、専門的な支援をしてきた超ベテランな方や、弁護士、臨床心理士など、優れた職能をお持ちの方々がパーソナルサポーターズという相談員チームとして配置されています。

僕も含め、専門性という縦割りが生じないよう、専門性を超えたところまでをちょっと背伸びしながら支援し、最後に専門家にキラーパスが出せるような支援スタイルを模索しています。

そして肝心なところは、パスを出したら終わりではなく、定着ないし見守りの伴走支援を開始し、自立を最後まで見届ける。

これが横浜PSの目指している支援スタイルだと、僕は理解しています(今は擦り合わせの段階ですが)。

例えば、市民相談室みたいな総合相談窓口があります。相談者の主訴を聞き出し、しかるべき専門機関に繋ぐ。

例えば多重債務者には法テラスのような弁護士のとこへ行くようなアドバイスがされますが、債務処理というのは五箇所から借りてたら五箇所とのやり取りが生じるわけです。

ここのモチベーションを誰が支えるのか?果たしてそういうことを忍耐強くしていける方なのか?

また、なんでこの人はそんなにいっぱいお金を借りちゃったのか?

その背景を理解し、本人とともに、その問題に向き合い解決していかないと、借金はなくなっても、この人の問題は何も解決していないことになる。

これが僕の言いたい「ナビだけでは辿り着けない(解決しない)人々」ということなんです。

たらい回しの逆側にあるのがワンストップだとしたら、パーソナルサポートサービスは、ワンストップの次、その先の支援を横断的に支えていくことが使命なんだと思います。

その横断していくためのパスとして、行政から民間への権限委譲だとか、パーソナルサポーターが働き続けられる持続可能性を担保する対価やステータスだとか。

この辺がまだまだ追い付いてない湯浅さんの言ってる部分ですが、僕ら若年者就労支援業界のマイルストーンとしていくべきものだと、僕は感じています。

Today's BGM is The Beatles/1 31rysh26yxl_sl500_aa300__2いや、僕じゃなくて小六の長女が聴いてて。ここ最近ブームになったみたいです。物心ついた頃からDVDで「黄色い潜水艦」を観てて、車の中でもかけてるし、最近ではリードボーカリスト当てクイズをしていて。クイズをしてるとジョージがいるおかげで難しさ=幅・深さになってるんだなあ改めて思う。とりあえずはこれを聴けと「1」。昔なら「赤盤」「青盤」だったんでしょうね。「ペニーレイン」がいいみたい。「すごいのれる」とか「気持ちいい」とか、やたら感想を言って来る。親子で楽しめる時が来た!嬉しい。幸せだな。彼女はギターも弾いてるし楽しみ。馬鹿親トークになってしまいました(苦笑)

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2011年1月11日 (火)

【告知】iSB公共未来塾(横浜)オープニングシンポジウムのパネラーに参加します。

社会起業家として、はじめてお話をさせていただく機会をいただきました。
しかも、社会起業家を目指す方々の前でです。
もう、全然先輩面できるような立場ではありませんし、
輝かしい実績があるわけでもないので、リアリティある話をしていきたいと考えています。

興味ある方、是非、ご参加ください。
【転載歓迎】
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以下【コピペ転載大歓迎!!】

iSB公共未来塾・横浜事務局からのお知らせです。

1月22日から開始する第3期iSB公共未来塾・横浜地区に先立ち、
1月14日(金)18:00からオープニングシンポジウムを行います。

基調講演は、新しい公共推進会議のメンバーである早瀬昇さん
(大阪ボランティア協会常務理事)。

会場は、横浜・関内に新設する(仮称)関内フューチャーセンター
(運営会社:関内イノベーションイニシアティブ株式会社)。
この施設は、社会起業家とアーティスト、クリエイターなどの集積・
コラボレーションや海外ネットワークの構築を促進することで
関内地区のイノベーションを導出し、業務機能を再生していくことに力点を置く
新たなまちづくり拠点として、2011年3月14日に開設するものです。

当日は、第3期iSB公共未来塾・横浜のご案内とともに、
新施設への入居者募集などの詳細もご説明いたします。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

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iSB公共未来塾(横浜)オープニングシンポジウム1/14 18:00~
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テーマ:「環境・福祉の現場を通して、持続可能な組織経営を考える」
開催日:2011年1月14日(金)18:00~21:00
会 場:関内フューチャーセンター(仮称)
横浜市中区北仲通3-33 神奈川県中小企業共済会館1階
対 象:社会的企業・NPOの経営者、これから経営者になろうとする方など
参加費:シンポジウム参加費無料(交流会の参加費500円)
定 員:80名

カリキュラム
第1部 基調講演
○早瀬昇氏 社会福祉法人大阪ボランティア協会 常務理事、新しい公共推進会議
構成員
『事業資金を、どう確保するか?
―― ボランティアや寄付も生かした「事業」と「組織」のあり方」』
第2部 パネルディスカッション『持続可能な組織運営とは』
パネリスト
○佐藤留美氏 NPO法人NPO birth 事務局長/東京都西東京市
「環境でメシが食えるのか、からの出発」
○石井正宏氏 株式会社シェアするココロ 代表取締役/横浜市 
「若者の働く・学ぶをみんなで創る、ハマトリアムカフェの実践」
○中村美穂氏 起業家支援財団奨学生
「参加型保育の実現の可能性について」
コーディネータ
○中島智人氏 産業能率大学准教授、NPO法人アリスセンター理事
▼詳細・参加申込はこちらから
https://www.isb-yokohama.org/symposium3/

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今年の抱負というより人生の抱負「ハッピーエンドで満足せず、オープンエンドで突き進め!」

テレビの人気者、脳科学者の茂木健一郎(以下モギケンと略)。僕は好意的にモギケンをテレビで観ていたけど、本とかは気になりつつも読んでいなかった。そんな時に、あきる野図書館でモギケンの講演を収録したCD『脳と人間』を見つけ、聴いてみることにした。

自分も講演依頼をいただくことがあるので、モギケンともなる人がいったいどんな調子で喋るのか、とても強い興味を持ち、早速電車の中で聴いた。

松本人志のプロ論から一気に話に引きこまれた。まるで想像していなかったのだが、モギケンの話は脳というファクターを通して人生だとかキャリアだとかを語っていた。

丁度その日の夜、僕は高津高校定時制という川崎の学校で講演する予定があり、「おっ!これは使えるぞ」というネタの宝庫だったので、早速メモりながら聴いた。パクるとかそういうのではなく、自分の話していることの裏付けや補強的な内容がすごく多かった。

僕が高校生たちに必ず話している、クルンボルツの「プランド・ハプスタンス・セオリー」の中の5つのスキルのうち「柔軟性」について、モギケンはこんなことを言っていた。

ドッグ・イヤーと言われるほどスピード感のある時代に柔軟性のある人間が求められるが、柔軟性のある人間は、必ず己という強い芯を持っている人である。芯をしっかり持っているから新たな価値観を受け入れることができる。頑固者というのは実は己という芯がない弱い人間だから、自分を守るために新し意見を頑なに受けれ入れられないのだ。

なるほど!強い芯を持った柔軟性が必要なんですね。早速「モギケンが講演で言っていたんだけど。ちなみにこういう新たな学習を模索することが好奇心」とその晩、早速使わせていただいた。

ファンになると一気に熱を帯びる僕は、モギケンの本も読みだした。まず手に取ったのは『ひらめきの導火線〜トヨタとノーベル賞〜』。
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今、日本という国が立ち行かなくなり、アイデンティティが揺らいでいるように感じている中、日本人というアイデンティティを、トヨタ社を例に取り、わかりやすく再構築するような内容で、非常に面白かった。省略するけど「部分最適化」の弊害は、組織を持ち仕事をしていると、すっごく感じること。目指せ「全体最適化」なんて話もタイムリーでした。

そしてこれもまた『脳と人間』に通じる、人生だとかキャリアへの多くの気づきがあった。例えば、キャリア・カウンセリングでいう「正の強化と負の強化」なんていう話も、人が正の強化=褒められるとドーパミンという報酬が脳の与えられるとか。

そんな中で、モギケンの講演にも出てきた言葉だがオープエンドという発想を持つことの大切さが、僕の価値観に大きな影響を与えた。まずオープエンドの意味を押させておくとこういうこと。

オープンエンド【open end】終わりが決められていないこと。中途で変更が可能であること。

この本を読んだ僕のツイートが以下。

  • オープンエンドとはなにか。高い目標を掲げ、必死に智恵を出し、改善を重ねて達成する。そこで「よくやった」とハッピーエンドにしてしまわないことだ。「もっと上がある」「さらにいい方法がある」と、新たな目標を設定する。『ひらめきの導火線』byモギケン posted at 18:35:29

そうだったのかあ。そうだったんだよなあ。という爽快な気づきがここにあるような気がする。これを元ネタに今年の抱負を「ハッピーエンドで満足せず、オープンエンドで突き進め!」にしたいと思う。そしてこれは、僕の人生の抱負としたいと思う。

Today's BGM is
茂木健一郎/脳と人間
C20802010講演をCDで聴く。しかもiPodに入れて通勤の電車で聴く、という行為をはじめてしてみたけど、とても特した気分だった。読書をするよりも入り込んでくるというか。自分自身も講演を頼まれることがあるので、言葉遣いやテンポ、起承転結のつけ方なんかも参考になった。本も読んでみて改めて感じたのは、モギケンの使う漱石やニュートンなどのメタファーの統一感が、今どこにいるのかというロードマップのような役割を果たし、ひいてはそれがモギケンのブランディングになっているということ。見習いたい人です。


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