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2012年2月の6件の記事

2012年2月29日 (水)

世帯の経済格差が、生徒の教育格差になっているga,

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勉強ができないこと。就活に身が入らないことを、自己責任論だけで、片付けるのではなく、彼らの所属する世帯、世帯が所属する社会の現象として捉え、地域で解決していかなければならないと思います。それがバイターンです。

目の前にいると、「おまえしっかりしろよ〜」って思うけど、ぐっと引くと「しっかりできない家」と「しっかりできる家」があるんだよなあ、と思うんです。「しっかりできない家支援」が先か、「しっかりしてない生徒支援」が先なのか。ここは非常に難しいなあと腕組みしちゃいます。

以前、足立区の生活保護世帯のニート状態にある若者の家庭訪問支援士支援という事業をやらせていただいていたのですが、そのときのことを大雑把に総括すると「就労支援よりも生活支援をしなきゃどうにもならない」ということです。言葉を言い換えれば「本人よりも世帯の支援をしなきゃどうにもならない」となります。ここに「怠け」では片付けられない根深い問題が潜んでいるわけですが、「おまえしっかりしろよ〜」で終わる、“理解のされにくさ”に、負の連鎖の恐ろしさがあるわけです。

当然、生活支援をするには世帯に踏みこまければならないわけですが、若年者就労支援をしている私たちにとって、世帯に踏み込んだ支援は相当ハードルが高いです。ひきこもりの家庭訪問支援の際の、家庭内の調整とか調停という“人間関係の整理”でさえ、できてる支援者は一握りと言っていいでしょうから、保護者の金銭管理や生活習慣の改善は、到底不可能だと言わざるを得ないのが現状です。

これ、生活保護世帯であればケースワーカーとの連携というものを突き詰めて制度化していけば、可能性はあるかもせれません。ていうかしてほしい!しかしここにも問題があって、「稼働年齢以前の子ども、若者については、基本保護者が指導をするべきで、ケースワーカーがするべきものではない」という考え方と、「いや、生活能力の著しく低い世帯に関しては、積極的に子どもたちにアプローチするべきだ」という考えが、ワーカー内でも議論が割れる部分だと聞いたことがあり、ワーカーが抱える世帯数の多さ及び、ワーカーが一般職の場合の専門性の低さ及び、情熱の不足等を考えると、この本人と世帯のセット支援は相当難しそうと言わざるを得ないのも現実です。

生保世帯というある種の強制力が発動できる状況にあるので可能性があるわけですが、これが一般世帯(この図から言えば「準保護世帯」)の場合、高校の保護者会に呼ぶのですら苦労するわけですから、介入は極めて困難でしょう。

ここまで書いてきて、本人と世帯とをセットで支援するべきというのは正直お手上げなわけです。モア・ベターを常に標榜する私たちはどうするべきか? 

どう考えても支援対象者捕まえることができるのは学校であり本人なんですよ。学校の一番のメリットは全数把握ができること。ここを逃すと大変なことになる。何が大変かというと、支援機関利用者の平均年齢がおよそ27歳だと考えると、卒業後10年しなければ支援の場に彼らは現れない(しかも現れれるのは極一部)。その年を取った彼らの支援には膨大な人と時間、即ちお金ががかかるわけです。だから変化性が高く、社会も受けれ入れやすい若いうちに予防的支援をする。これが今後の若者支援の鉄則です。このこととを考えれば「しっかりしてない生徒支援」が先なんです。これは自明だと思います。

しかし、その生徒たちが帰る場所が「しっかりできない家」。…改めて、これが負の連鎖です。ここをなんとかする議論をしなければ、日本は生保世帯の負の連鎖の渦に飲み込まれて沈没します。

最後に、この間エントリーした最近の僕の興味である、人はかけられた期待が大きいほどよい成果を上げる傾向があるという「ピグマリオン効果」ですが、この左上がりの図も、そういうことなんだと思うんです。

親からも(教育費をかけてもらえない)、先生からも(ラベリング)、社会からも(就職氷河期)期待されていると感じることができない若者たちが、どうなるのかというのを、示したのこの図だと僕は思います。

そして、就職希望高校生のための有給職業体験プグラム「バイターン」は「おまえに期待してる!」っていう社会からのはじめての表明になり、賃金をもらうことで承認欲求が満たされ、自尊感情だとか自己有用感が満たされ、一人前の市民に成長していく。そういう仕組みを目指してるんです。

親の経済力、学力左右 授業料免除率、福島県立高で最大10倍の差(朝日新聞)

Today's BGM is
Peter Gallway/Peter Gallway
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2012年2月25日 (土)

【告知】 多文化子ども支援ネットワークフォーラム 「外国につながる若者の進路サポート」

皆さん、こんにちは。以下のイベントでお話をさせていただく機会をいただきました。
僕自身、外国にルーツを持つ方の支援というのは、まだまだ経験が浅く、今後、知識として身につけたい領域でしたので、学習の機会として、大変ありがたいと思っています。
お志願の合う方は是非!

***********************
多文化子ども支援ネットワークフォーラム
「外国につながる若者の進路サポート」
************************

かながわでは、NGOの活発な取組により、高校に進学する
外国につながりのある若者が増えていますが、彼らの入学後、
そして進路のサポートはどのようになっているのでしょうか。
高校入学を果たす若者たちがいる一方で、困難な進路選択を
迫られているケースもあり、現場では高校以降の進路サポート
に関する情報が求められています。

今年の多文化子ども支援ネットワークフォーラムでは、
「まんが クラスメイトは外国人」の制作に関わられた、
山田泉先生と、大谷千晴さん、また長年にわたり南米系の
子どもたちをサポートして来られ、成人した彼らと今でも
関わりを持ち、個人的に就労支援などをされている
高橋悦子さん他を講師にお迎えします。
過去に国際教室に通っていた若者たちの現在についてお話し
いただきます。進路保障のためには、中学校・高校・高校
卒業後などのそれぞれの時期でどんな課題があり、どのような
サポートが必要なのかについて話し合います。
ぜひご参加ください!

■日時:2012年3月3日(土) 13:00~16:00

■場所:JICA横浜4Fかもめ(横浜市中区新港2-3-1/桜木町駅徒歩15分他)
http://www.jica.go.jp/yokohama/office/access.html

■対象:一般 定員70名(先着順)

■申込み方法:1)お名前 2)ご所属 3)電話番号
電話、メール、FAXまたは往復葉書でお知らせください。
※メールでのお申し込みの際は、
「3月3日多文化子ども支援ネットワークフォーラム参加申込」と件名に
ご記入のうえ、お申し込みください。

■問合せ・お申し込み:
(財)かながわ国際交流財団 
多文化共生・協働推進課(担当:みやがさこ)
TEL:045-620-0011/FAX:045-620-0025
E-mail: tabunka@k-i-a.or.jp
ホームページ:http://www.k-i-a.or.jp/?p=1771


■■フォーラム「外国につながる若者の進路サポート」■■

(発題1)国際教室に在籍していた若者たちの進路 
大谷千晴さん(中学校教諭)

(発題2)南米系の若者への進路サポート 
高橋悦子さん(NPO法人日本ペルー共生協会副会長)

(発題3)困難を抱える若者の進路サポートの取組み 
石井正宏さん((株)シェアするココロ代表取締役/
  横浜パーソナルサポートサービス パーソナルサポーター


■■パネルディスカッション■■
 
コーディネーター 山田泉先生(法政大学教授)

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♪♪♪多文化子ども支援ネットワークフォーラムとは?♪♪♪
県内で増加傾向にある「外国につながりのある子どもたち」の
教育面での現状や課題、サポート体制などについて、県内外の
取組みの紹介や調査結果の報告を通して、参加者の皆さんと
一緒に考えていくフォーラムです。
過去のテーマ ↓↓↓ 
http://www.k-i-a.or.jp/tabunka/shien_network.html

************************************************

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2012年2月21日 (火)

「ピグマリオン効果」(ピグマシオン効果)

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『アメリカ・インディアンの教え』という本を読んでいて、大変興味深い、タイトルの「ピグマリオン効果」というものを知りました。

「ピグマリオン効果」とは、バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』に由来する心理学の言葉で、簡単にいうと「人はそのように扱うとそのようになる」ということだそうです。ここで紹介されているマックギニスの『ベストを引き出す』という本に出ている実験というのが衝撃的でした。

この実験は、以下の仮説からはじまります。

「生徒の学業成績が悪いのは、教師がそのように予測することに影響さているのはないか?」

逆いいえば、「教師の期待や信頼が高まれば、それにつれて生徒の成績も上がるのではないか?」。これが「ピグマリオン効果」です。

実験の内容はこうです。

新しく担任になった教師たちに、各クラス5〜6人の生徒の名前を教え、「この子たちは目ざましく伸びる子どもたちですよ、テストで学習能力がずば抜けていることがわかったんです」と根拠のない嘘を伝え学年末テストでの変化を見る。

その結果、子どもたちの能力の差には明らかな違いがあったわけではないのに、学年末テストでこの5〜6人の成績が素晴らしく伸びた。ただひとつの違いは、名前を教えられた子どもたちへの教師たちの態度だけ。仮説が見事に証明されましたとさ、ということです。

「ピグマリオン効果」は、教師だけではなく、大人たちの態度がいかに子どもたちに影響を与えているかという証明ですね。

今、ウィキペディアを参照したら、この逆をゴーレム効果というそうです。

定時制高校などの教育底辺校にお邪魔すると「うちの生徒(家庭なら「うちの子」)は頭悪いんで、そんなワークショップにはついてこれない、もっと単純なものにして下さい」と、よく言われます。ほんとによく!

そうやって子どもたちの可能性の芽を教師や親が摘んでしまう。ちゃんと調べてませんが、これを「ゴーレム効果」というのではないでしょうか?


Today's BGM is
Deodato/Prelude
Deodatopreデオタードをご存知だろうか?b僕はクリード・テイラーのCTIレーベルにどっぷりハマっていた時期に出会いました。ボサノバとかブラジル音楽周辺で見かける人ですが、これがかっこいい!↓を是非お聴き下さい。アレンジャーでしょうかね。アレンジもさることながらこの演奏がファンキー。この曲以外も秀逸なファンキー・ナンバーが詰まってますので、未聴の方は是非!


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2012年2月13日 (月)

「ゼロリスク社会の落とし穴」No pain, no gain

今朝、こんなニュースを読んだ。

【ビジネスの裏側】日本の家電各社が「ルンバ」を作れない理由 国内製造業の弱点はそこだ!!

「技術はある」。パナソニックの担当者はこう強い口調で話しながらも、商品化しない理由について「100%の安全性を確保できない」と説明する。
 例えば、掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる▽階段から落下し、下にいる人にあたる▽よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる-などだという。

このような、起きるか起こらないかわからない理由で、日本企業はビジネスチャンスを逃している。もっとアグレッシブになるべきではないか。その足を引っ張っているのが「ゼロリスク問題」である。というのがこの記事の要約になるだろう。

100%の安全が約束されなければ動くことができない。言い方を変えれば、1%の失敗のために、99%の成功を放棄するということだ。このことをゼロリスク問題という。

日本は硬直化したゼロリスク社会になっているのではないか?

大阪の橋本市長への批判への声の根底も、このゼロリスク問題があると僕は思う。

このまえ書いた、「先付けの人、後付けの人」という、自己効力感の問題に勝手にダブらせてる。日本は完全に「先付けの人」状態だ。

「先付けの人」は、多くの選択肢を吟味することに明け暮れてはいるものの、自己効力感が低く、ポジティブな結果期待をイメージできないために、最終決定から行動に移すことができないため、決定事項の明確化からやり直す。

政権を交代し、総理大臣がコロコロと変わる我が国のようではないか。

海外のベンチャー企業がアグレッシブなイノベーションで市場を席巻していく。ちなみに「ルンバ」もアメリカのアイロボットという会社の商品だ。僕はてっきり日本製かと思っていたので、ちょっとがっかりした。

しかし、アメリカのような控訴社会で、このようなアグレッシブな商品が現れ、日本のような控訴社会ではない国が、自分で自分の首を絞めるようなゼロリスク問題を前に地団駄を踏んでいる。どういうことなんだろう?

日本は、外的な批判を強く意識する「恥の文化」だと言われているように、よくも悪くも日本は村社会なんだと思う。村社会は失敗に対して寛容ではなく排除的だ。

〜ふわっとここから話が浮く気がするかも〜

小学校では、うんちがしたくなって授業中にトイレに行っただけで失敗になる。学校とはみんなが同じであることを強要され、みんなと違うことが否定される場所だ。一番失敗が許されない場所、それが学校だと思う。この感覚が僕らの足を一生引っ張り続ける。僕が数年前にウンコができる学校作り推進委員会なるものを提唱していたのはこういう理由だ。

日本で起業家が少ないのは、失敗に対する社会の寛容さがないからだし、ひきこもりも70万人もいるのも同じ理由だと僕は思う。失敗したもの、乗り遅れた者をこの国の国民は許さない。だから、日本から「ルンバ」は生まれない。赤ちゃんが躓くかもしれないから。

リスクや失敗に対してもっと僕らは寛容になるべきだ。そしてチャレンジャーに優しい国にならなければならない。No pain, no gain

Today's BGM is
Carla Bruni/No Promises
61lgemhpotl僕の今の恋人はカーラだ。いや、サルコジの奥さんだから愛人になるのか?スーパーモデルから歌手へ転身、これはその二枚目。一枚目はフランス語で、そっち系だった。これは英語でジャック・ジョンソンのようなサーフ系あり、ブルースありのアメリカのマーケットを意識した作り。それがいい!フランス語が聴きたいファンも多いようだが、この人が喋れば何語だって全部息の抜けたフランス語に聴こえるんだから。

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「QOUL|大学生の生活満足度調査」進捗報告とシンポジウム開催のお知らせ

以下は、本日発行のシェアコロ・メルマガからの転載になります。メルマガ購読ご希望の方はinfo@sharecoro.comへ「メルマガ購読希望」というメールを下さい。

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シェアするココロがミッションのひとつとしている、
「若者が当たり前に自己実現を果たし、自立していける社会創り」
その達成のためには、若者が社会とのはじめての接点となる、
高校・大学在学中に、社会に対する“構え”をどのように育み、
今抱えている課題を、在学中に克服・改善し、
必要に応じ、専門的なサポートをどのように受けていくのかが、
とても重要な取り組みとなります。

シェアするココロでは、高校生の就職希望者を支援する
「有給職業体験プログラム・バイターン」及び、
大学生の抱えている課題の把握と学生支援の在り方を提案する
「QOUL|大学生の生活満足度調査(クォール)」に、
多くの方々の協力を得て取り組んでいます。

本日は、アンケート回収が大詰めになっている、
「QOUL|大学生の生活満足度調査(クォール)」の進捗報告と、
ご協力いただいた多くの大学関係者の方々へ
社員を代表致しまして、お礼をさせていただきたいと思います。

紙媒体アンケート回収数:1,758人
ウェブサイト・アンケート回収数:380人
合計:2,138人(2月13日現在)

年末年始の慌ただしい中、突然のご依頼にも関わらず、
本事業の趣旨に共感していただき、
アンケート実施を快くお引受け下さり、誠にありがとうございました。
お陰さまで、目標の2,000人を上回る回答を得ることができました。

また、1月12日オープ致しましたウェブ・サイトも、
Twitterからの拡散が奏効し、380人の解答が寄せられています。
こちらは、まだまだアンケートを回収し続けています。
大学生や大学関係者と関わりの深い方がいらっしゃれば、
是非、大学生への参加促しにご協力いただければ幸いです。
回答者から抽選で5名の方にiPad2をプレゼント致します。
https://qoul.net

尚、本事業の今後の予定ですが、3月いっぱいデータ解析及び、
報告書の作成を行い、全国の大学に発送し、
4月21日(土)は神奈川大学内でシンポジウムを開催します。
結果のご報告及び、支援策についての議論や、
有識者らの講演を予定しておりますので、
皆さま、是非、足をお運び下さい。
詳細が決まり次第、またご連絡させていただきます。

株式会社シェアするココロ
代表取締役 石井正宏

港北経済新聞にQOULが掲載されました。
http://kohoku.keizai.biz/headline/494/

「有給職業体験プログラム・バイターン」Facebookファンページ
http://www.facebook.com/byturn.project

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2012年2月 4日 (土)

『7つの習慣』読了。感想ツイートをまとめました。

結局、借りてから5ヶ月かかってしまいました。その間に『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』やら、『なぜうつ病の人は増えたのか』とか、『自分らしい生き方』とか、いろいろと寄り道してしまった。それは若干この『7つの習慣』に苦手な部分というか、入りきれない感じがあったせいだと思う。

しかし、そんなナナメ読みした部分もありながら、この本との出会いは僕にとってとても大きな体験となった。きっと、今後の人生で何度もページ開くことになりそうだ。そのインデックスに以下のツイートをまとめてみた。

この本の内容をまとめると「刺激と反応の間にはスペースがあり、そのスペースをどう生かすかが、私たちの成長と幸福の鍵を握っている」ということに尽きると、僕は思う。

自分の若者支援という立場で解釈し直してみると、「刺激(相談者の言動)に対して、刺激と反応の間にあるスペースに僕らは立ち止まって、職業的経験としてのスキルと、個人的経験としての感性というファクターを通して反応する。僕らのその反応によってで、相談者は幸福にもなるし、崖の下に突き落とすことにもなる」。そんなことを考えた。

ついに『7つの習慣』を読みはじめた。読みたかったけど、果てしなさそうで気が引けてたけど、今はいいタイミングな気がした。早速、個人主義と人格主義の話。これは、僕が言ってる対処療法的支援から、予防療法的支援へと考えてる流れそのものだと思った。ハマりそう。
posted at 09:26:05


成功するためのイメージの作り方、テクニックや殺し文句など手っ取り早い手法を個性主義。誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制など原理原則を人格主義と呼ぶ。長期的な人間関係においては、個人主義では何ら永続的な価値を生み出すことはできない。『7つの習慣』よりまとめ。
posted at 18:58:30


生活の中で大きな変革を遂げようとすれば、行動や態度という「葉っぱ」に心を奪われることなく、その行動や態度の源であるパラダイムという「根っこ」に働きかけなければならないのだ。『7つの習慣』より。これは個人主義とではなく人格主義の延長の話。
posted at 17:42:13


手法は具体的な活動、あるいは行動である。したがってある状況で使える手法が必ずしも別の状況で使えるとは限らない。手法はある特定の状況においてしか適用できないが、原則は深い基礎的な心理であり、不変の応用がある。『7つの習慣』より。
posted at 17:57:45


インサイドアウトの考え方では、私的成功が公的成功に先に立つ。つまり他人に対して約束をし、それを守る前に、まず自分自身に対する約束をし、その約束を守らなければならないということなのだ。『7つの習慣』より。自分との約束がクレドだろうな。シェアコロ合宿のメニュー入れて結局やってないや。
posted at 09:55:13


「我々は探求をやめてはならない。そして、我々の探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである」T・Sエリオット。『7つの習慣』より。自分たちが先入観や規制概念にいかに縛られ、可能性を失っていたかに気づくことの重要性のこと。パラダイム転換。
posted at 19:56:47


P/PCバランス:目標達成能力のP(performance)と、それを可能にする資源のPC(performance capability)。短期的な結果を追求するあまりPにばかり気を取られPCを疎かにすると結果的に損するよ、という話。『7つの習慣』より、まとめ。
posted at 09:09:06


反応的なネガティブな言葉は「自己達成予言」となり、自分のパラダイムから抜けられなくなる。その結果、被害妄想に陥り、生活のコントロールを失い、自分の人生を自分で作り出す能力を失ってしまう。そして、自分の状況を外的な要因のせいにするのである。『7つの習慣』より、まとめ。
posted at 09:13:19


たいていの場合は、自分の理論を展開することで始まり、それがうまくいかないとなると、喧嘩か逃避かのどちらかになる。『7つの習慣』より。これは痛いなあ、まるで俺のことだ…。さえ、そのためにはどうすりゃいいのさ、教えてくれ。
posted at 16:07:14


自分の反応を選択することで、自分のおかれた状況に多大な影響を及ぼすことができるということは、心強い事実である。それは、化学式の一部を変えれば、全体がまるで変わってしまうのと同じである。『7つの習慣』より。ほんとそうだよね。自分の影響力にもっと自覚的になろう。
posted at 13:16:59


本当にその状況を改善したいのであれば、コントロールできる唯一のもの「自分自身」に働きかけることである。『7つの習慣』より。自分を無力な被害者に仕立て上げるのはもうやめよう。
posted at 08:44:58


裁く人ではなく光を与える人に、批判者より模範者に、問題を作り出す人ではなく、問題解決に貢献する人に!『7つの習慣』よりの学び。僕は模範=お手本ではなく、良くも悪くも見本でやってきたけど、少し模範になれるよう頑張ってみようかな。
posted at 09:16:47


人は人生の意味は何であるかを問うべきではない。むしろ自分が人生に問われていると理解すべきである。(中略)自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。『7つの習慣』より。うまく言えないが自分探しってやつへの落とし前みたいな気がする。
posted at 16:19:13


良いミッションステートメント(自己宣言)には、五つの基本的要素が含まれている。1個人的であり、2積極的であり、3現在形のものであり、4イメージできるものであり、5感情を表したものであること。『7つの習慣』より。照れ臭いが作ってみようかなあ。
posted at 16:33:29


成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。(中略)自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ。『7つの習慣』より、E.Mグレー引用。自分の意思を何に服従させるか?そこには選択の自由がある。
posted at 08:13:40


人の問題に対しては、短絡的に能率を考えることはできない。人に対しては効果性を考え、物に対しては能率を考えるべきである。(要約)人に能率的接すれば、むしろ新たな問題を作り出すだけである。『7つの習慣』より。アイタタタ…。
posted at 18:08:26


完全なデレゲーション(人に仕事を任せるコト)は、手段ではなく結果に焦点を合わせている。手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせるのである。『7つの習慣』より。人材育成の基本だと思う。使いパシリじゃダメなんだ。
posted at 18:21:51


人間関係におけるほとんどの問題は、役割と目標を取り巻く曖昧な期待、或いはお互いの期待後の相違に端を発している。『7つの習慣』より。僕は人に期待しすぎる。期待レベルを超えてないとガッカリしたり、怒ったり。大概その時は俺はここまでやったのにだ。向こうもそう思ってるんだよね。
posted at 09:15:47


期待を明確にすることは、とても勇気のいることである。なぜなら、お互いの相違点を直視し、双方が納得できる期待像を打ち出すよりも、まるで相違点がないかのような振りをし、最終的に何とかなるだろうと思い込む方が楽だからである。『7つの習慣』より。イタタタ…
posted at 09:24:43


>04:28:56


『静岡方式で行こう』を読了したので、『7つの習慣』に戻る。夕べ僕の鞄の中を漁ってた長女(この子は僕の鞄の中が大好き)がこの本はどんな本か聞いてきたので、上っ面のテクじゃなく、内面的な心構えが書いてあると言ったら「パパの参考書なんだね」と言ってた。人生の参考書。まあ、あくまで参考。
posted at 09:04:17


成熟した人とは、自分の気持ちや信念を表現する勇気と、相手の気持ちや信念を尊重する思いやりのバランスの取れた人のことである。『7つの習慣』より。まだ、青いな〜俺。極端にボキャブラリーが少ない人たちや信念の浅い人は、この勇気を削がれて沈黙する。ダーリンいわくそこにも言葉はある、か…。
posted at 09:13:54


勇気あり思いやりなし=Win-Lose 勇気なし思いやりあり=Lose-Win 勇気あり思いやりあり=Win-Win(成熟)『7つの習慣』より。Win-Winという言葉を使う時って経済的に双方に利がある時にしか考えてなかったけど人間関係にこそWin-Winを考えるべきなんですね。
posted at 09:23:37


WinWinへの4ステップ。1.相手の立場からニーズや心配、関心事を表現する。2.対処するべき課題と感心事を明確にする。3.完全に納得できる解決にはどういう結果を確保するべきかを明確にする。4.その結果を達成するための新しい案や選択肢を打ち出す。『7つの習慣』より。想像力だな。
posted at 08:54:10


欠乏マインドとは、人生を一個のパイと見て、他の人が大きなひと切れを取ると、自分の取り分が減ると考える。それは、人生をゼロサムゲームとみるパラダイムである。他人の成功は自分の失敗を意味すると考えてしまう。『7つの習慣』より。ああ、嫌な自分を突きつけられたような気分^^;
posted at 09:08:10


豊かさマインドは、深い内的価値観や安定、自尊心から生まれるものである。すべての人を十分に満足させることが可能であるというパラダイム。その結果、威信、名誉、利益、権限などを容易に人と分かち合うことができる。『7つの習慣』より。シェアするココロの理想だが、まだ程遠いな〜。
posted at 09:16:32


人の考えや立場の相違に向けられるマイナスのエネルギーを排除し、その代わりに積極的かつ協力的なエネルギーを生み出し、課題を理解することと相互の利益になる解決策を確保することにそのエネルギーを向かわせる。『7つの習慣』より。日本は今こういう時にあるのに、なかなかこうはならないですね。
posted at 10:16:40


優秀な営業マンは、まず顧客のニーズや関心、あるいは状況を理解しようとする。つまり、素人は商品を売り、プロはニーズや問題に対する解決を売るのだ。『7つの習慣』より。起業後、僕は名刺に社会課題を解決する仕組みを考えるソーシャルプランナーという肩書き入れた。まさにこういうこと。頑張る!
posted at 09:08:59


優秀な営業マンは、まず顧客のニーズや関心、あるいは状況を理解しようとする。つまり、素人は商品を売り、プロはニーズや問題に対する解決を売るのだ。『7つの習慣』より。起業後、僕は名刺に社会課題を解決する仕組みを考えるソーシャルプランナーという肩書き入れた。まさにこういうこと。頑張る!
posted at 09:08:59

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