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2012年3月4日 - 2012年3月10日の1件の記事

2012年3月 4日 (日)

多文化子ども支援ネットワークフォーラム 「外国につながる若者の進路サポート」私的報告

多文化子ども支援ネットワークフォーラム 「外国につながる若者の進路サポート」に参加してきました。

参加前から、自分がこれまで点として打ってきたものの一部分が線でつながり、おぼろにでも今後していかなければならないことの輪郭が浮かび上がるのではないか、という期待感というか、使命感のようなものを感じての参加だったのですが、予感は的中です。新たなネットワークというよりもコミュニティの中にクビを突っ込んだという感覚がありました。

まとめて、この問題はこういうこと、とは言えないので、気になった言葉や現象をTwitterのようにここに短く書き上げて行きますので、僕の仲間である若年者就労支援者たちにシェアしたいと思います。発言については、誰がということは省略させていただきます。また、複数の発言を編集したりもしています。

(外国の子どもたちに)日本人より2倍3倍頑張れと言ってきたが、段々それはおかしいこと何じゃないかと思うようになった。マジョリティーの変容が求められていると思う。しかし、マイノリティー自らが立ち上がらなければそれは始まらない。
大学中退した若者のを話を聞くと、高校までは先生のいう言葉がわかっていたのに、大学になったら急にわからなくなったという。アカデミックな日本語についていけないのが退学の理由になっている。また、親が4年間を待てずに、早く働いて欲しいと中退させ、自分と同じ工場に勤めさせる。何のための大学進学だったのか?長い目で見て積み上がらない。
中学に上がって、そこで小学校の基礎学習のフォローを行う。(以下私見)このズレが高校進学を難しくしているし、入っても勉強についていけない。なんとか高校も中学校のフォローをするが、社会が高校のフォローをしてくれるはずはなく、ここでドロップアウトする。
(進学等)子どもたちのライフステージが変わったら、支援者も変わっていかなければならないのに、何時まで経っても、中学校に戻ってきて「先生〜」と言ってる。(以下私見)私たちと、外国にルーツを持つ子どもたちを支援している支援者側がネットワーキングされていない証でもあるのではないか。
本当に大変な子どもたちは中学校が最後の砦。その割に中学校の教師のスキルが課題に対して追いついていない。教員研修の中に多文化について単位としていれるべき。
教育とは良い親を育てること。(以下私見)彼らが日本に永住する以上、いずれ親になる。その際に日本語が不十分で、経済的に困窮していれば必ず、子どもたちも負の連鎖に飲み込まれる。ここを断ち切るためにも、中学高校での彼らへの教育体制をもっと強化するべき。
外国人の保護者は経験値に偏りがあり、大人たちには情報支援が重要。また、子どもたちには親以外の大人の価値観に触れる機会を提供してあげなければならない。
日本語の部分で親を追い越した子どもたちは、親を下に見る。これは親に母語で情報が渡らず、親がアドバイスできない状況が更に追い打ちをかける。母語で情報を伝え、親からのアドバイスに子が感謝の気持ちを持てることで、家庭ないのでパワーバランスが保たれるので、親への母語での情報提供は重要。
実は母語がしっかりできているのに、日本語はヘタという生徒がいるが、日本の教師が母語はしっかりできているということに気づいていないケースもある。(以下私見)母語でのボキャブラリーや表現力の豊かさを知ったら、教師の期待値は変わるだろう。期待された子は伸びる「ピグマリオン効果」だ。
中卒で立派にやってる子たちもいる。しかし、学歴なんて関係ないと言っているのは、高校、大学出た子よりも頑張った子たちである。
情報量が圧倒的に少なく、一人の成功者、例えば何ナニ高校出て就職が決まったというと、外国籍の子たちが押し寄せるという現象がある。
学校を離れるということは、日本語と離れると同じこと。小学校二年生レベルの漢字が卒後書けなくなり、資格取得もできなくなる。
外国にルーツを持つ子たちを学校は手間がかかるの受け入れたがっていない。もっとこうしたらいいとアドバイスしたら「そんなことしたらいっぱい集まってきちゃう」と言われた。
(石井)若者支援は発見・誘導・参加・出口で成り立っているが、外国にルーツを持つ若者と若年者就労支援者が出会わないのは、発見・誘導ができていないから。発見・誘導で連携が必要。ただし、僕らはティーンの外国籍の若者は不慣れなので同席して欲しい。「行ってきな」じゃなく「一緒に行こう」が大事。
以上

これは、最後のまとめでも言ったことだけど、僕は困難を抱えた若者たちを、ひと手間かければなんとでもなる子たちなので、大人たちがひと手間けけていないのが問題と言ってきた、しかし、昨日話を聞いて、すでにふた手間以上手間をかけている方々がいるのに、それでも限界がきているという事実。

そこで行き着くのが冒頭にまとめた「マジョリティーの変容が求められていると思う。しかし、マイノリティー自らが立ち上がらなければそれは始まらない」という言葉。これは高齢ひきこもりの問題にも共通する言葉だと思う。

とりあえず、今回は多くの宿題をいただいたということで、ここまでにしたいと思います。

Today's BGM is
Yellow Magic Orchestra/UC YMO
7c6031e29fa0201f22d09110YMOが好きなんです。僕の音楽との出会いは5年生の時に友人宅で聴いた「テクノポリス」の「トキオ」のボコーダーの声に心底興奮しちゃって扉が開いたんです。けっこうどっぷり浸かって聴いてた時期を超えて、今は不意に聴きたくなる程度ですが、やっぱいいなあと唸るわけです。テクノと言ってもYMOの場合は案外生弾き、或いは生打ちテクノなんで、意外と揺れがあるというのがいいのかな。東風とか細野さんの生ベースですよね?それがめっちゃファンキーで。そういうことに未だに気づいて興奮できる。凄いです。この3人が好きなんですね、僕は。


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