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2012年10月28日 - 2012年11月3日の1件の記事

2012年11月 3日 (土)

俺が会社を始めた理由

Chapter.4 魂を転がせ!最終章

いい加減今日でこの話は終わりにするぜ。さて諸君、その前に何をすればいいか、もうわかってるよな? そうだ、その通り。YoutubeでMusuic Start だよ、ガハハハ。今日は俺の好きな、シェアするココロの社名の由来にもなっているグレイトフル・デッドの曲を聴きながら読んでくれ。さて、俺が会社を始めた理由を話そう。

俺はNPO法人で本当にいろいろな仕事をさせてもらっていた。全国でセミナーや講演なんかも、指名してもらえるようになっていた。そして、そこで出会う、日本中の支援者が同じような想いや悩みを抱えながら、若者たちを支援していることを知った。

ネットワークという言葉がもてはやされていた時代だし、俺も本当に必要だと思っていたよ。そして俺には、全国の支援者と語り合い、そのネットワークが広がっている手応えもあった。ひとつの団体でできることなんて限られてる、みんなで力を合わせないとな。俺が会社の名前を「シェアするココロ」としたのもそういう想いなんだ。

ある日、調子に乗ってた俺にボスがこんなことを言って釘を刺したんだ。「お前に仕事が来てんじゃないからな、うちの看板に仕事が来てんだ、勘違いするんじゃないぞ」ってさ。まあ、どこかで聞いたことあるような、生意気な部下に上司がよくいう常套句さ、ガハハハ。しかし、俺はその言葉を真に受けて、その通りだと思ってしまった。そしてこの言葉は俺に恐怖心としてずっと残ったんだ。

俺が辞めたら誰も俺を相手にしてくれなくなる。そう思うと本当に怖くなったんだ。想像してみてくれよ、夜の街に出て馴染みのパブに入って仲間を見つけて声を掛けても、みんなが俺を無視する…。ぞっとするよな。俺はストーンズのキース・リチャーズなんだぜ!おっと、俺はキースじゃなかった、キース風の俺だった、ガハハハ。

この一件以来、俺が仕事を辞めることで一番不安になったのは、給料がなくなるとか生活だとか、そんなことではなく、この10年で築き上げたネットワークが崩れ去り、誰にも相手にされなくなることになった。

俺はネットワークは大切だと思ってたから、どんな仕事も引き受けるべきだと思ってたし、多少、相手に不安があっても、自分がそこに行けば何かが起きるという自分自身に対する期待感もあった。しかし、いわゆる大人の事情ってヤツで、俺に来た仕事がすべて仕事になるといことでもなかったんだよ。

そうこうしているうちに、としか言いようがないんだが、この看板がなくなったら、もっといろいろな人とつながれる、つながって来てくれる人がいるんじゃないかと考えられるようになっていったんだ。そして、俺には俺をを支えてくれる仲間も出来た。俺は仲間たちと毎週末に集まって、起業のプランを練っていた。これまたそうこうしているうちになんだが、いつの間にか恐怖心は消えていたんだ。そして俺は辞めると言った。

繰り返しになるが「シェアするココロ」っていうネーミングは、日本中の支援者たちと、喜びや悲しみ、ノウハウやスキル、ありとあらゆるものをシェアして、共に成長することで、ひとりでも多くの若者が自立することを願ってつけた社名だ。そんな名前を付けたのには、ココロがつながっていない現実への不満と、それをつなげたいという想いがあったからなんだよ。

そして俺は2009年の3月31日に、10年務めたNPO法人をひっそりと辞め、5月18日に株式会社シェアするココロを設立したんだ。ピンと来てるヤツもいるだろうが、2009年といえばリーマンショックの起きた後の最悪の年さ。なんでこんな最悪のタイミングで俺は仕事を辞め会社を立ち上げたと思う?

辞める、起業するって随分前から言っちまってたから、引くに引けなくなってしまったんだよ、ガハハハ…笑えるだろ?。結婚式の日に無職だったことや、訪問販売の時もそうだが、俺が何かをやろうと思うと、なんの因果か出鼻をくじく出来事が起こるんだ。今度のは世界的金融危機だぜ。まあ、俺はもともとカネとは縁がないから関係ないんだがな、ガハハハ。おい、笑い過ぎだぞ。

さすがの俺も心細かったよ。とりあえず俺は立川のパソナに行って派遣登録することにした。バイトしながらでも自分の考えてたことをやろうと思ってたんだ。しかし、すぐに横浜市と「ハマトリアム・カフェ」をやることになったから、結局パソナの世話にはならなかったんだけど、そのパソナが今のバイターンの事業パートナーなんだぜ、ガハハハ。ほんと、人生とは何が起るかわからんよなあ。

ではまたな、いつかどこかで会おうぜ!ガハハハ…。

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ガハハのブログあとがき

僕がこのシリーズを書き始めたきっかけは、このシリーズの最初のブログ「俺がこの仕事をはじめた理由」の冒頭に書いた通りです。書きながら、不意にキースの自伝を思い出し、キースの口ぶりを真似て書いてみることを思いつきました。

これが当たって、書いていてもとても楽しい作業になりましたし、読んでくれた皆さんも、楽しんでくれているようです。ただ、これを僕のキャラだと勘違いされていらっしゃる方もいるようなので、ここで、これが“そういう遊び”だったということをお伝えしておきます。しかし、この文体、なんとも大胆になれるし、これだから許されるような許容範囲が拡大される自由さが気持ち良く、また、こんな風に書くことがあるかもしれません。

ある日、突然「よお、元気にしてたかい?また、あの頃の話を聞かせてやるよ、ガハハハ」と現れるかもしれません。では、また、その時まで。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

株式会社シェアするココロ
石井正宏

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